【海外駐在】自炊用持ち物。キッチンアイテムと調味料は何が必要?

駐在生活
Photo by Maarten van den Heuvel on Unsplash
ねこ
ねこ

海外に駐在するんだけど、キッチンアイテムって持っていかなくても大丈夫?

こんな方向けの記事です。


私は今まで東ヨーロッパ2年、バルカン半島1年、アメリカで6年、今はオーストラリアに住んでいて、数年に一回お引越しをする人生を歩んでいます。


そんな私は日本食が大好き。なので自炊が大切です。そうすると、大事なのが、キッチン用品。


基本的に将来どこに行くか分からないので、最低限なキッチンツールを、カトラリーケースごとサランラップでぐるぐる巻きにして運んでいます。


そんな私が引越の時に必ず持って行く物、ヨーロッパ、アメリカで比較的購入できるもの、何が代替品になるか、食に関する情報を記事にしておこうと思います。


2022年、オーストラリアに引っ越したので、シドニーについても追記します。


【海外駐在・赴任】自炊の持ち物。何のアイテムと調味料が必要?

キッチンツール

Photo by Creatv Eight on Unsplash

日本から絶対持ってきた方がいいもの

この項で記載のあるものは、私はすべて持って歩いています。アメリカでは、全部持って来てよかったと感じました。かんたんに入手できないものばかりです。


セットを持ってくればすぐ調理できるのが嬉しいです。


ちなみに、オーストラリアのシドニーではダイソーがあります。なので、ダイソーに行けばほとんど必須なものは買えます。一方で、店舗は少なく、到着後すぐ行けるとも限らない場所にあります。


すぐに調理を開始したい方は、全部まるっとセットで持ってくるのがおすすめです。


菜箸

菜箸になるものが購入できない地域もあるので、1セットは持っていきましょう。


オーストラリアに来るとき菜箸を忘れ、本当に困りました。中国製のが現地で売ってるんですが、超大きくて、日本人には使いにくい…。


折れちゃうこともあるので、数セット持ってくると安心です。


レンゲ

アメリカなら見つからないわけではないんですが、見つかってもプラスチックであることが多いです。買うと高いので日本で買うことをおすすめします。


醤油差し

醤油差しは、最近寿司が流行っているので海外でも購入可能です。


ただ、自分が欲しいタイプの物が簡単に見つかるかというとそうではないので、こだわりのある方は日本からご持参されるのをおすすめします。


カトラリーケース

カトラリーケースは本当に重要で、私は2つ持ち歩いています。なぜなら、カトラリーケースに必要な物を全部入れたまま、ラップに包めばさくっと他の場所に引越が可能だから。


ヨーロッパではカトラリーケースを売っているお店が見つからないこともありました。どうってこと無いものが入手できなくて、本当に困るんですよね…。


アメリカで購入すると、高額だったりもします。そしてダラーツリー(アメリカの100円ショップ)などの安物を購入するとぺらぺらですぐ壊れる…。


必要なのは、しっかりしていてこういう細かく分かれているタイプ。キッチンの引き出しの大きさはどこの国もそんなに変わらないので、大抵きちんとすっぽり入ります。


計量スプーン

これも、アメリカだと日本の計量と違うので、持参されることをおすすめします。何セットかあってもいいくらいです。


計量カップ

mlの計量をしない国はアメリカくらいだと思いますが、計量カップ等は発展途上国では入手がなかな困難な場合もあります。そして、電子レンジ調理が多くなるので、耐熱ガラス製をおすすめします。


これも私はいつも2つ持って歩いています。


計り

計り、結構盲点なんですよね。アメリカだと、パウンドなので。


日本のレシピを作ろうと思うと困ってしまうんです。計りは絶対に持ってくることをおすすめします。


味噌マドラー

これ、すごく便利です。みそ汁作るのが本当に楽になります。


1人分だったら小さい方、二人分だったら大きい方でぐりっと味噌を取れば、丁度いい量を取ることができます。そして、そのまま鍋に突っ込んで混ぜれる。


ちょっとなにか撹拌しなくちゃいけないときにも使えます。


トング

こういう使い勝手の良いキッチンツールを外国で見つけるのは難しいです。これがあると肉を料理する時にとてもはかどります。


巻きす

巻きすがあれば、ちょっと日本っぽい物を振る舞いたい時に便利です。


かにかま、ツナ、キュウリ、卵、アボカド等は結構どこでも入手できるので、入手さえできれば巻き寿司ができます。


国によっては持って行くと便利かもしれないもの

スライサーセット

アメリカならAmazonで買えます。


ヨーロッパでは、気に入るような物を見つけるのが難しい地域もあるかもしれません。


保温サーモス

私はお弁当でスープを入れる用の小さなサーモス水筒が欲しくて、日本から持ってきたんですが、これ、アメリカで普通に売ってました。


サーモス水筒と、お弁当用の小さなサーモス水筒はアメリカで買えます。欧州では、殆どの地域でネットで購入することになります。


ちなみに、やはり少しデザインの凝った物になると、米国でも欧州でも入手は困難になるので、自分の気に入ったデザインがあれば、日本から持ってくることをおすすめします。


高速充電器 エネループ

電池利用してるものって、色々な国で電池補充しようと思っても、どこで購入すればいいのか、どの型が合うのかわからない時があるんですよね。


日本からエネループを持って行けば、どこの国でも電池切れが起こることが無いので安心です。


私は単3形と単4形を4本ずつ持って歩いています。


ラップ

ラップがだめな国は多いです…。東ヨーロッパは、本当にラップの質が良くなかったです。剥がれなくて本当にイライラします。


アメリカも相当酷かったんですが、最近は業務用の物を購入すれば日本の物のような質感で全く問題ありません。


調味料

Photo by Tom Hermans on Unsplash

調味料は、地域によって、持って行くべきかどうか異なります。


最近は、ヨーロッパとアメリカであれば、大抵のものが入手可能になってきています。


オーストラリアでは、都市部なら日本の調味料はぜんぶ揃うので、持ってくる必要はありません。オーストラリアは食品の持ち込み検査が大変厳しいので、なにか持ってきたいなら、注意が必要です。


ほんだし

アメリカでは入手可能です。

ヨーロッパは、東ヨーロッパでは入手困難でした。持って行くことをおすすめします。


片栗粉

アメリカだったら日本の物が販売されています。


もし、片栗粉の入手が難しければ、potato starch(ポテトスターチ)かcorn starch(コーンスターチ)で代用可能です。


私はアメリカにいますが、ポテトスターチが手に入りやすくて安いので、ポテトスターチで代用しています。


醤油・海苔・酢

寿司が世界中で人気なので、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなら大抵入手可能です。リンクはアメリカのアマゾンです。


これらの商品は、ボスニア・ヘルツェゴビナのスーパーですら売っていました。


酒・みりん

ヨーロッパ、アメリカ共に入手可能です。ヨーロッパではアジア系のマーケットに行けば売っています。


コンソメ

コンソメはクセモノです。


アメリカでは、最近アマゾンで入手可能になったので、私はアマゾンから購入しています。他方で、やはり何日かかかってしまうので、最初は日本から一箱くらい持ってくることをおすすめします。


ヨーロッパの場合は、入手が難しいです。私は入手できる土地で貯め買いして、荷物に忍ばせていました…。それぞれの地域のクノール、マギー等のコンソメスープを購入しても味が違うんですよね。とても違うんです悲。


オーストラリアは地域によりますが、店舗で売ってる場合もあるし、アマゾンでも入手可能です。


ウェイパー/中華の元

アメリカでは、これらもアマゾンで購入可能です。ヨーロッパでは中華調味料は見つからなくて、私はこの香味ペーストを持っていってました。


味噌

味噌は、アメリカではスーパーでも見られるようになりました。ヨーロッパへは、私は数パック持っていって、冷凍していました。


唐辛子

アメリカでは、こういう唐辛子↓は売ってます。ヨーロッパでは地域によります。


でも、こういう唐辛子↑は無いです。


ちょっと特殊だと無いので、お気に入りの調味料があれば持ってくることをおすすめします。


昆布

昆布はアメリカでは、入手可能です。


私のいたヨーロッパ地域では入手困難でした。


これらの商品の他、ウスターソース、中農ソース、お好み焼きソース辺りは結構必要な人がいると思いますが、アメリカで入手可能です。ヨーロッパでは国と地域によりますので、行く先の方にあるかどうか上のリストを見つつ聞いてみて下さい。


炊飯器は不要

私は持ち歩くものはなるべく減らしたく、炊飯器は不要だと思っています。


ある国から他の国への引越だと、引っ越し代金も一箱増えるごとに結構な負担なので、特に電化製品は持たないようにしています。


下の白ごはんさんのレシピを使えば、炊飯器よりもおいしいご飯が、鍋さえ入手できればどこの国でも炊けますよ。

白ごはん.comさんの鍋炊きご飯の炊き方/レシピ ↗


ちなみに、これ、厳密に温度調節しなくても、お湯が沸騰したら大体5分くらいそのままの火加減で放置して、その後適当に数回に分けて温度を20分程で弱火まで下げ切り、水分がなくなったら10分蒸らせば炊けます。


キッチンで料理してる間に20分で炊けますよ。適当でも、失敗したこと一回もありません。


一度できるようになれば、炊飯器は本当に不要です。


【海外駐在・赴任】自炊の持ち物。何のアイテムと調味料が必要? まとめ

昔アメリカに留学していた頃は、ピザとか美味しくない中華とかばかり食べていました。最近アメリカでは日本の物が簡単に手に入るようになり、本当にありがたい限りです。


特に中華三昧とマルちゃん正麺がスーパー等でも出回るようになったことは、本当にうれしいです。


あと、納豆と豆腐も結構入手可能ですね。ラーメンと納豆で、QOLが各段に上がりました。アメリカにの都市部なら、日本の食事を毎日作ることにまったく問題はありません。


さすがにヨーロッパでは、豆腐と納豆にお目にかかれる地域が限られ、滅多に食べれません。現地にいる方々には、自分で作っているという人々もいました…。分かります。作りたくなる気持ち。


でも、作ったってちょっとしか食べられないわけで。日本食が本当に恋しくなります。


ボストン周辺では、「日本で入手できるお肉とお魚は、日本人好みに処理されて販売されているんだなぁ」と実感させてくれる、固い肉と新鮮じゃない魚しか手に入りません。


肉、不思議な臭いがすることがあるんですよね…。薄切りも滅多にないし。


シドニーでは、日本食はかんたんに手に入ります。一方で、新鮮なシーフードを入手するのは高額だし、難しいですね。日本のスーパーの魚屋さんが恋しいです。


アメリカ駐在準備なら、こちらもどうぞ。↓

写真:Photo by Maarten van den Heuvel on Unsplash