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中南米のスーパーで見つけた「chayote(ハヤトウリ)」って何?日本人が試してみたら意外なおいしさ!

chayote ハヤトウリ 食生活・買い物

中南米のスーパーでよく見かける、緑色でしわのある不思議な野菜——「chayote(チャジョテ)」。



れと
れと

なんというか…黄緑のおしりみたいでかわいい笑




私はコスタリカに住んでいて、この野菜を見たとき「なんだこれ?」と思いました。
値段が安くあちこちで見かけるけど、日本では見たことも聞いたこともありません。



思い切って買ってみて、まずは味噌汁に入れてみたところ……おいしい!
淡白でやさしい味わいは、まるで「冬瓜を少し硬くした感じ」。
出汁を吸って、口の中でじんわり広がる旨味に感動しました!




その後、浅漬けにも挑戦してみたら、シャキシャキサクサクとした食感がクセになる!
「これは中南米暮らしの日本人におすすめしたい!」と思い、この記事を書いています。



この記事では、

  • chayote(ハヤトウリ)ってどんな野菜?
  • 皮付きで食べても大丈夫?
  • 日本人にも合うおすすめの食べ方(味噌汁・漬物・ポテトサラダ風)
  • コスタリカ現地での食べ方

など、中南米に滞在する日本人の目線から、chayoteの魅力と楽しみ方を紹介します。



初めて出会ったchayote─中南米のスーパーでの出会い

チャジョテゴロゴロ
▲一個 USD1くらい

コスタリカのスーパーに行くと、必ずといっていいほど山のように積まれている、「熟れてなさそうな緑の野菜」があります。




表面にしわがあり、形は梨のお尻に、深く刻まれたシワあるような感じ。手に取るとずっしり重い。最初は「これ、果物?それとも瓜?」と首をかしげました。




パッケージには 「chayote(チャジョテ)」 と書かれていて、値段はとても手ごろ。地元の人たちがヒョイヒョイ買っていくのを見て、「そんなに皆食べるの?」と興味がわきました。



調べてみると、chayote はウリ科の野菜で、中南米原産。最初日本の野菜で検索ヒットしなかったのですが、日本では「ハヤトウリ」と呼ばれていて、鹿児島から広まったようです。知らなかった!




私は関東出身で、これまで見かけたことも食べたこともありませんでした。
「この未知の食材をどうやって料理しようか」とさっそくわくわく。



外側の印象としては、ちょっとゴーヤを想像していて、「ちょっと苦かったりして?」という感じ。
実際はどうだったか、レポートします。



chayote(ハヤトウリ)はどんな野菜?味・食感・特徴

chayote ハヤトウリ。割ったところ
▲割ると梨っぽい。みずみずしい白いウリ。

chayote(チャジョテ)はウリ科の野菜で、原産は中南米。




スペイン語でも英語でも “chayote” と呼ばれ、コスタリカをはじめとするラテンアメリカ各国では日常的に食卓にのぼる定番食材です。




日本では「ハヤトウリ」や「チャーテ」として知られているそう。関東ではあまり馴染みがなく、私もコスタリカに来るまで一度も見たことがありませんでした。



味をひとことで言うなら、「冬瓜を少し硬くした感じ」。クセがなく、ほのかに甘みがあり、サクサクしてみずみずしい食感です。




生のまま薄くスライスして食べるとサクサクとした歯ごたえ。少しきゅうりっぽくもある…。加熱するとやわらかくなって、出汁やスープの味を冬瓜のようによく吸い込みます。



これは「炒め物・煮物・スープ・サラダなど、どんな料理にも合う万能野菜じゃん!」と思いました。



見た目に反してクセがまったくなく、初めて食べる人でも抵抗がないと思います。淡白なので調味料や出汁の味が引き立ち、和食にもぴったりです。



皮つきで食べても大丈夫?実際に試してみた

チャジョテがなっているところ

最初にchayoteを調理したとき、どう扱えばいいのかと戸惑いました。日本の瓜や冬瓜は皮をむくことが多いので、とりあえず味噌汁に入れるときは皮をむいて投入。



大きめの一口大に切って出汁で煮ると、これがちょうどよく水分を吸ってくれて、ほっこりジュワッと中から味が沁み出る感じになりました。柔らかくなりすぎず、口の中でほろっと崩れる感じがおいしい!



一方で、浅漬けを作ったときは皮つきのまま。薄切りにして塩、本だし、醤油、輪切り唐辛子で軽く揉むだけで、シャキッとした歯ごたえが残り、これがまた絶妙!皮は薄くて柔らかく、食べにくさはまったくありませんでした。




ただし、大きく育った実や時間が経ったものは皮がやや硬くなることもあるので、そんなときはピーラーで薄くむくのがよいようです。


  • 加熱料理(味噌汁・煮物など)→ 皮をむくとやさしい舌触りに
  • 生や浅漬けなど → 皮付きでシャキッと食感を楽しむ

という使いわけがいいかなと思っています。



まずは簡単に試せる!日本人にも合うchayoteレシピ3選

ハヤトウリ(chayote)は、見た目こそちょっと不思議な野菜ですが、実際に使ってみると、どんな味にもなじむ万能食材。



ここでは、私が実際に作って「これ、いい!」と思った3つのレシピをご紹介します。
どれも材料がシンプルで、中南米でも手に入りやすい調味料で作れます。



味噌汁:冬瓜のようなやさしい甘み

▲しみしみハヤトウリ。

最初に試したのが味噌汁。
皮をむいて大きめの一口大に切り、出汁で煮ました。




火を通すとほんのり透き通って、冬瓜をしっかりさせたような食感になります。煮崩れせず、味噌のうま味をしっかり吸ってくれるので、思わず「これは日本の汁物に合う!」と感動しました。


👉ポイント
・やや硬めに仕上げると食感が残って美味しい



浅漬け:皮付きで歯ごたえシャキッ!

次に作ってみたのが浅漬け。1つを薄切りにして、塩(小さじ1弱)とめんつゆ(大さじ1)、水(大さじ3)、輪切り唐辛子で軽く揉むだけ。30分ほど置けば完成です。

>>参考:簡単瓜すぐ食べられる・うりのお漬物(クックパッド)



これが想像以上においしくて、シャクシャクとした歯ごたえと、ほんのり甘い瓜の味がクセになります。
皮付きでもまったく気にならず、食感が楽しいです。

👉ポイント
・皮付きのまま薄切りでOK
・ゆずや生姜を少し加えると和風のお漬物に



ポテトサラダ風:きゅうりが無いときに使える!

そしてポテトサラダの「きゅうりの代わりにchayote」のポテサラ。
薄切りをして塩で揉み、ポテトに混ぜます。

我が家では、こっちのきゅうりが大きすぎて、いつも傷ませてしまうのだけど、chayoteなら長く持つので今後きゅうりに代わって活躍しそう。

▶︎ポイント
・薄い輪切りにして、塩揉みできゅうりの代わり!



まとめ:中南米でハヤトウリを見つけたら、ぜひ試してほしい!

中南米の市場では、ハヤトウリ(chayote)はとても身近な存在です。
ここコスタリカでは、「Olla de carne(オジャ・デ・カルネ)」というスープ料理に欠かせない野菜。




牛肉とたっぷりの野菜を煮込む家庭料理で、chayoteはじゃがいもやにんじん、ユカ(キャッサバ)などと一緒に大きめに切って煮込まれます。オジャ・デ・カルネを食べた時、チャジョテを食べて、「カブみたいなのが入ってるなー」と思ってました。



柔らかくなったchayoteは、出汁を吸いながらも形が崩れず、やさしい甘みをスープに添えます。
現地の人にとっては「なくてはならない野菜」のひとつである様子。



私は、初めて市場で見たときは「何これ、このちょっとグロテスクだけどかわいい野菜?」と思いましたが、実際に料理してみるとその食感と味にすぐハマりました。




味噌汁にも浅漬けにも合うし、ポテトサラダもOK。日本人の味覚に自然に馴染みます。



中南米で暮らしていると、日本のように野菜の種類が限られることもありますが、そこでchayoteです。
調理も簡単で、どんな料理にもかんたんに応用できる万能食材です!



「面白い見た目、そして試してみる価値あり」——Chayoteはそんな感じのウリ。
もし市場やスーパーで見かけたら、ぜひ気軽に買って、あなたのキッチンでも一度試してみてください。




「これは使える!」と思えること間違いなしですよ。







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