【セサミストリート】設定は重い。社会問題に正面から切りこむ15の話

エンターテイメント
引用:Pixabay-Universal studios singapore, Sesame street

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りす
りす

セサミストリートって子ども向けの番組だけど、設定が重いって聞いたよ。

そんな重いの?どんな話があるの?

セサミストリートは子ども向けの番組です。ですが、その設定は重く、社会問題を積極的に取りあげる傾向にあります。


日本の子ども番組では考えられないような重い話も何度も出てきています。しかし、どれも実際の社会の中では目を背けてはならない問題ばかり。


言語化、映像化しなければ認識しないような問題をセサミストリートは積極的に発信していて、CNNなどとタッグを組んで放送し、大人にも考える機会を提供しています。


この記事では、セサミストリートの設定がどのように重いのか、実際にどのような話題が番組で扱われてきたのか、15の例をご紹介します。


それぞれの設定とともに、実際のビデオも掲載していますので、話をご覧いただけます。


この記事を読めば、子ども番組であるセサミストリートがどのように社会問題を取りあげてきたか、具体的なストーリーを知ることができますよ。


それでは、さっそくご案内しますね。


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セサミストリートの設定が重い話#1:緊急サービスの尊重

2001年の同時多発テロ後、セサミストリートはしばらく緊急サービスについての放送はしばらく見合わせていました。しかし、2002年、セサミストリートの”Hooper’s Store(フーパーズストア)”で火事が発生する回を放送します。


フーパーズストアに来ていたエルモは、火事になった瞬間に立ち会ってひどくショックを受け、フーパーズストアに行けなくなります。



火事がおきても、いつも火事に対応できるよう準備している消防所と消防士たちの活躍を知ることで、エルモはショックから立ち直ります。



この回に出ている消防士の中には、実際に9.11に対応した方も登場しています。


▲ 火事ですっかりおびえるエルモ。消防所を見学して、怖さを克服します。


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セサミストリートの設定が重い話#2:新型コロナ感染症

コロナの蔓延が広がった頃、CNNでセサミストリートスペシャルが放送され、新型コロナ感染症についてモンスターと一緒にまなぶ機会が設けられました。


なぜマスクをつけるのか、祝日はどのように祝うべきか、今までに無い環境の中でどう感情と向き合うか、ワクチンはなぜ打つのかなどのトピックがとりあげられています。


新型コロナ感染症についての、大人も知るべき情報がわかりやすく的確に発信されました。


▲CNNのDr.Sanjay Gupta(サンジェイ・グプタ医師)がコロナについて説明してくれるよ。


セサミストリートの設定が重い話#3:養子

養子についての話は、セサミストリートのゴードンとスーザンが新しい家族を養子を迎えてスタートする話として紹介されました。


話の中では、ゴードンとスーザンが養子として迎えられたマイルズをすでに愛していて、どれだけしあわせかを歌っています。


新しい命を家に迎えることは、通常の出産、養子問わず、普通にありえる家族のかたちであり、子を愛する気持ちに変わりがないことを紹介しています。


▲新しい家族となったマイルズ。これからずっと一緒だね。


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セサミストリートの設定が重い話#4:里親

2019年、セサミストリートに、里親の元で育てられているカルリというキャラクターが紹介されました。


カルリは本当の母親に問題があり、現在は里親、「今だけ」の両親の元に育てられています。


番組では、カルリが本当の母親の元に戻る様子が紹介されています。カルリの母親は、自分の「問題」をほかの同じ問題を抱える人と共有するセッションに参加しており、その間カルリはベビーシッターによりケアされています。


状況から、おそらく母親は薬物による影響を受けていることがうかがえます。


▲自分の母親の状況について、クリスとエルモに話すカルリ



セサミストリートの設定が重い話#5:親が刑務所に収監

2013年に放送されたストーリーでは、親が刑務所に収監された子どものストーリーが紹介されました。


番組ではアレックスという父親が刑務所に収監されている少年が登場します。


アビーやロジータ、ソフィアらが「アレックスは1人じゃないよ」とアレックスをなぐさめます。


▲番組では、実際に親が刑務所にいる子どもたちが、自分たちの気持ちを伝えます。


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セサミストリートの設定が重い話#6:HIV

2002年には、カミというHIV感染者のキャラクターが登場し、番組でHIVが取り上げられました。


カミは、南アフリカバージョンのセサミストリートのレギュラーキャラクターです。


カミは、アメリカ合衆国でのさまざまなイベントの機会に登場しています。そして、ビル・クリントンやオプラ・ウィンフリー、デズモンド・トゥトゥやローラブッシュなどと会う機会が設けられました。


2003年には、UNICEFの”Champion for Children”に任命されています。


▲カミは、南アフリカバージョンのセサミストリート、Takalani Sesameのレギュラーです。


▲ビル・クリントンと話すカミ。


セサミストリートの設定が重い話#7:親が軍人

2006年、セサミストリートは、軍関係者家族をつなげるための作品作りを開始しました。


番組では、エルモの父親ルーイが軍役に配置されます。この状況は、「ルーイは、人々を助けるためにエルモの元を離れる」とエルモに説明されます。


「親が子どもの元を離れる状況を子どもがどのように乗り越えるか」、また「軍役から帰ってきた際に何が待ち受けているか」などが説明されています。


▲久しぶりにパパに会ったエルモは、緊張して言葉が出てこない。


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セサミストリートの設定が重い話#8:障害

軍の関係者をつなげるプロジェクトの中では、「親がひどいけがをした場合に、子どもをどのように支援できるか」というトピックも扱われています。


ロジータの父親、リカルドは軍役を終え、車いすに乗った状態で帰任します。


ロジータは、その変化に戸惑い、リカルドがロジータとダンスをしたり遊んだりできた日々を恋しく思い、動揺をかくせません。


リカルドは、ロジータに「一緒にほかのことをして楽しい時間を過ごせる」と伝え安心させようとし、ロジータを車いすの後ろに乗せます。


ロジータは車いすの後ろでリカルドと遊び、楽しい時間を過ごせることを知り、安堵します。


▲ ロジータが過去を思いだし、変化を受け入れられない様子はとてもリアル。胸がつまります。


セサミストリートの設定が重い話#9:家なき子

2018年には、セサミストリートはホームレスの問題を取り上げています。


番組には、リリーというモンスターとその家族が登場します。リリーの家族は住む場所を失い、ソフィアの元に身を寄せています。


番組では、家を失ったリリーの心境をつづり、友達が彼女を助け、支援する様子を描いています。


▲リリーは、家を失ったつらさをエルモとソフィアに打ちあけます。「リリー」の花言葉は「希望」なんだね。


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セサミストリートの設定が重い話#10:自閉症

2015年、セサミストリートに、自閉症のキャラクター、ジュリアが登場しました。


ジュリアのキャラクターは、自閉症の娘を持つレスリー・キンメルマンの経験、および自閉症のコミュニティでの研究を元につくられています。


▲ジュリアがセサミストリートに登場。ジュリアは、あそぶのも、モノゴトの受け止め方もジュリア流。はじめて会うときは戸惑うかもね。


セサミストリートの設定が重い話#11:離婚

セサミストリートでは、離婚問題を2回取り上げています。1回目はスナッフルパガスの両親でしたが、ストーリーの視聴テストを行った際、子ども達が困惑してストレスを示したため、破棄されました。


2度目は、離婚問題について、メインキャラクターの1人であるアビー・キャダビーの両親が離婚している事実を紹介する形で話に盛り込みました。


アビーは、離婚はとても悲しかったけれど、変化を受け止め環境に慣れたこと、また両親は自分を愛していることもわかっている、と説明しています。


▲アビーみたいに、両親が離婚している家族はほかにもいるの?いるよ!


のちほど、セサミストリートにはアビーの父親のフレディと義理の弟ルディが登場し、新しい家族が形成される様子を紹介しています。


▲どんな経緯だって、私たちは家族!


We’re Different, We’re the Same (Sesame Street)


セサミストリートの設定が重い話#12:からかい(他人の尊重)

ある日、ビッグバードは”Good Birds Club(よい鳥のクラブ)”に招かれます。でも、ビッグバードがクラブに行くと、ほかの鳥がビッグバードの特徴をからかい、いじめ、クラブに入れてもらえません。


「足が大きすぎる、体がおおきすぎる、色が黄いろすぎるからクラブに入れない」と言われたビッグバードは、自分のからだを魔法で変えて、クラブに入れてもらおうとします。


最終的には、「他人を尊重しなかった鳥」を残し、ほかの鳥はクラブを出て、ビッグバードたちが新しく作った「ありのままの自分でいい」クラブに移動します。


▲他人を尊重できない、この鳥みたいな人、残念ながら現実にもいますね…。


セサミストリートの設定が重い話#13:公平な性別の役割

1974年の702話では、「男女問わず、どんな仕事にも挑戦できる」という話が紹介されています。


この話では、女性であるマリアが土木建築関係の工事担当者として仕事に採用され、高いビルを建てる仕事にのぞみます。


そして、問題なく仕事をこなし、セサミストリートで仕事がどうだったかをほかの人に説明します。


▲1974年当時は、女性はこのような仕事に就くことは本当に珍しかったはず。当時にしてはとても先進的だった話ですね。


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セサミストリートの設定が重い話#14:人種差別

セサミストリートでは、人種差別問題をはじまった当初から現在に至るまで何度も取り上げ、社会での多様性が受け入れられることをうったえ続けてきました。


2020年には、「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」運動を受けて、CNNでセサミストリートスペシャルが放送されています。


アメリカでは人種差別があること、人々が公平に扱われておらず、人々が怒りの声をあげていることを率直に取り上げています。


▲人種差別があることを認識して、差別をなくそう。


セサミストリートの設定が重い話#15:死別と悲しみ

フーパーズストアのMr.Hooper(フーパーさん)を演じるWill Lee氏が亡くなった際、セサミストリートは「死」という難しい問題を取り上げました。


セサミストリートにいた大人たちは、フーパーさんが亡くなり、もう戻ることはない旨をビッグバードに説明します。


▲「死」について理解できないビッグバードは、なぜフーパーさんが戻らないのかを問い続けます。


2回目に「死」を取り上げた際は、エルモのおじさんジャックが亡くなる話でした。愛する人の「死」に対面し、子どもたちが悲しみの感情をどのように経験するかをつづっています。


▲ おじさんにはもう会えないんだよ。


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セサミストリートの設定が重い話:まとめ

セサミストリートの設定が重い話をまとめました。これらの重い話の中には、見ると胸にぐっと来る話もありました。見るだけで涙が出るものもあります。


人間として生きる、そして現代社会に生きるうえで、認識しておくべき「ライフイベント」や「感情」を登場人物の経験を通じて考える機会を与えてくれます。


考える機会がなければ、見過ごしてしまうようなコトをセサミストリートは気づかせてくれます。


セサミストリートは、社会で起きていることをのぞける子どものための窓であり、大人にとっては社会問題を反映していることが見てとれる鏡です。


50年以上もの間、アメリカでは、セサミストリートが有用な教育教材として扱われてきました。


これからも社会で起こるさまざまな時代背景を反映し、番組は作られていくでしょうね。何百年もずっと続いていくのだと思います。これからのエピソードも楽しみです。


この記事を読まれた方が、知りたかったセサミストリートのお話を知れたことを祈ります。


それでは、今日もまたセサミストリートを見ようと思います。


それでは、また♪


▼参考


-https://vocal.media/geeks/the-10-most-important-topics-covered-by-sesame-street

-https://www.watchmojo.com/articles/top-10-times-sesame-street-tackled-serious-issues





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