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【セサミストリート】キャラクターと障害について学ぶ9つのおはなし

エンターテイメント
Photo by Tanzim on Unsplash
はりねずみ
はりねずみ

セサミストリートは、社会の多様性を伝える話が今までもいっぱいあったよね。


障害があるモンスターや人間のお話があったら教えて?

アメリカを中心に、多様性が叫ばれるようになって久しいですね。


セサミストリートでは、このムーブメントよりもずっと前から社会の多様性を示してきました。障害のあるキャラクターや人間も多数登場しています。


誰であっても、「心」と「友情」を共有することは、からだの特徴が異なることに注目するよりもずっと大事なことであると、セサミストリートは伝えてきました。


この記事では、障害のあるキャラクターや人間が出てきたセサミストリートの話を紹介します。


それでは、さっそくご案内しますね。


Sesame Street Romper and Sunhat (Amazon USA)


【セサミストリート】障害のあるキャラクター|HIVのお話

HIVについては、からだの治療中に輸血をしてHIVにかかったモンスターが登場しています。


カミ

2002年、セサミストリートにHIVを持つキャラクター「カミ」が登場しました。カミは、5歳で、エイズのため孤児になった、鼻づまりの症状を持つ女の子です。


カミは、南アフリカ版のセサミストリート”Takalani Sesame”のメインキャラクターの1人になっています。


HIVとエイズについて、5歳とは思えない豊富な知識を持ちます。


カミは愛くるしくて学があり、ハキハキと話し、みんなが仲良くしたいと思えるモンスターです。


ときには、シャイでみんなを遠くから見ていて、すぐに輪に飛び込まないこともあります。でも、優しく話しかけられれば、すぐに心を開きます。


黄色いモンスターカミは5歳のモンスター。HIVについて友達と話します。


ーAmazon 日本


【セサミストリート】障害のあるキャラクター|自閉症のお話

自閉症のお話には、人間のようなパペット、ジュリアが登場しています。


ジュリア

2015年、自閉症を持つキャラクター、ジュリアが登場しました。ジュリアは4歳の女の子です。


オレンジ色の髪の毛と大きな緑色の目が特徴です。ジュリアは、自閉症の子たちを身近に持つ人々の経験から生まれました。


うさぎの人形「フラッフスター」をいつも持ち歩いていて、この人形がジュリアの心の支えになっています。


2023年現在、セサミストリートのYouTubeチャンネルで、よく出演しています。


▲ジュリアはみんなとちょっと違う。ビッグバードはジュリアに嫌われてる?と勘違いします。でも最後は、仲良しに。一緒にもっといたら、もっと理解できるかな


Cookie Monster Costume (Amazon USA)


【セサミストリート】障害のあるキャラクター| 視覚障害のお話

視覚障害のキャラクターは、過去、モンスターと人間の両方が登場しています。


アリストートル

アリストートルは、1980年前後に登場した視覚障害を持つモンスターです。


ほかの人を助けるのが大好きで、なんでもコレクションするのが趣味。壊れた運動器具やレタス、音楽やFではじまるモノを集めているそうです。


▲アリストートルが、ビッグバードに点字を読むよ。


ケリー

ケリーは目が見えない人間の女の子で、1997年3614話に出てきます。


目かくしして、ケリーと同じ状態になったビッグバードとゲームに挑戦します。


▲ケリーは目が見えないけど、みんなで一緒に遊べる方法をみんなで工夫!


モニカ

モニカは、1980年頃、同じく視覚障害を持つアリストートルと一緒に登場しています。


目が見えなくても、なんでも自分1人でしてみせます。


▲モニカは触ってモノを認識します。一度形を学んで使い方を知れば、なんでも1人でできるんです。


ーAmazon 日本


【セサミストリート】障害のあるキャラクター|聴覚障害のあるお話

聴覚障害のある話には、人間のキャラクターが登場しています。


リンダ

1972年には、聴覚障害を持つ人間、リンダが登場します。リンダはもともとブロードウェイでも活躍する聴覚障害のある女優です。


1972年に登場後、しばらくの間レギュラーキャラクターとしてセサミストリートに出演しています。


リンダがセサミストリートにやってきた!みんなで工夫してコミュニケーションをとるよ。


Sesame Street Neighborhood Friends (Amazon USA)


【セサミストリート】障害のあるキャラクター|車いすのお話

車いすの話には、人間とモンスターの両方のキャラクターが登場しています。


タラ

車いすに乗るタラは、1993年から2001年まで、8シーズンに渡り登場しています。


タラは車いすのアスレチックチームに所属し、車いすレースにも出場するほど活発です。


セサミストリートでは、ダンスも踊っています。


▲タラは、車いすを自由自在に操るよ。


▲タラはバレーも踊ります。


ゾーイのパパ

メインキャラクターの1人であるゾーイのパパは、軍に配備されたあと車いすになりました。


生活のすべてが変わり、心がついていけないゾーイ。家族みんなで変化を乗り越えようとします。



▲ショックを受けるゾーイ。ゾーイは、車いすのパパとも以前と同じように遊びたくて、一緒に遊ぶ方法を考えます


ーAmazon 日本


【セサミストリート】障害のあるキャラクター|ダウン症のお話

1975年前後には、ダウン症を持つジェイソンが登場しています。


ジェイソンは、アーニーと一緒に言葉を学んだり、表情の練習をしたり。当時50話以上に登場しています。


▲ジェイソンはアーニーと一緒に言葉を学ぶよ。


4-Shelf Bookcase for Kids, Sesame Street (Amazon USA)


【セサミストリート】キャラクターと障害について学ぶ9つのおはなし:まとめ

セサミストリートの、障害について学べる9つのお話をまとめました。


最近は、日本でも障がい者の雇用が進んできました。私のいた東京のオフィスでも一緒に働いていた方の中には障がい者の方がいました。


まざってきて、何よりです。もっと色んな人がいろんな個性を出せる社会になればいい。


ちょっと昔、iPadが販売されはじめた頃。アメリカに住んでいてアップルストアに行ったら、接客してくれた方が聴覚障害をお持ちの女性でした。


でも、iPad持ってきて、すごい速さでぜんぶタイピングして説明してくれて。いろいろオプションつけたんですが、金額をすごい速さで計算して、iPadに映し出してくれました。



説明がすごくよく理解できたんです。むしろ、話を聞くよりも、書いてくれるのでよくわかる。適材適所だなーと思いました。


この頃は、日本で聴覚障害を持った方の接客を見かけたことがなかったので、アメリカは多様化が進んでるんだなぁと思ったものです。


人間は、体がみんな違って、人種も、宗教も、ゆっくりさんも、せっかちさんも、喜怒哀楽が大きい人も小さい人も、おしゃれの仕方が違う人も、一緒な人も、いろいろいます。


脳も、からだも、生きてきた環境も一緒じゃないから、当たり前です。


そして、人間はそれだけ多様性があるからこそ、今まで絶滅せずに生き残っている。


SNSやネットの発達で、今まで社会の影に隠れていたマイノリティの姿がどんどん表に出てきました。ようやく多様性として認識されだしています。


最近、少しずつ、みんながみんなありのままの個性を発揮して、社会で活躍できるようになってきたのかなと感じます。



セサミストリートは、社会のすみっこにもスポットライトをあてて、いろいろなことを気づかせてくれます。


さて、今日もセサミストリートを見ようと思います。


では、また♪


ーAmazon 日本

▼参考

ーhttps://muppet.fandom.com/wiki/Characters_with_disabilities

ーhttps://en.wikipedia.org/wiki/Kami_(Takalani_Sesame)

-https://muppet.fandom.com/wiki/Aristotle

-https://muppet.fandom.com/wiki/Julia

ーhttps://muppet.fandom.com/wiki/Tarah_Schaeffer