
これから海外に行くけれど、現地へのお金のやりとりってどうすればいいんだろう?
海外に住んでいる家族への仕送り、留学費用の支払い、海外取引先への送金など…。
「海外送金」は身近になった一方で、手数料の高さや仕組みの複雑さに悩む人も多いですよね。
実は、銀行送金だけでなく Wise・PayPal・Payoneer などの「オンライン送金サービス」を利用すれば、
手数料を大幅に抑え、最短数分で送金できるケースもあります。
この記事では、主要な海外送金サービス3社(Wise・PayPal・Payoneer)を比較しながら、それぞれの 特徴・手数料・スピード・安全性 を徹底解説。
さらに、あなたの目的(留学・海外生活・仕事の支払いなど)に最も合った送金方法を選ぶコツも紹介します。
初めて海外送金をする方でも、この記事を読めば「どれを選べばいいか」が明確になります。
海外送金に関する情報はネット上にも多くありますが、実際の手数料やレート、着金スピードには「使ってみないと分からない」差があります。
本記事では、私自身が Wise・PayPal・Payoneerをすべて利用した経験をもとに、リアルな使用感と注意点を交えて解説しています。各サービスの「メリットだけでなくデメリット」まで知りたい方に最適です。
海外送金とは?送金の仕組みと関わるコスト要素を整理

海外送金とは、日本円を外国にある口座へ送ること。
ただし、国内送金のようにシンプルではなく、「為替レート」「中継銀行」「受取銀行」など複数の仕組みが関わります。
そのため、手数料や着金額に差が出やすいです。
海外送金の基本の流れ
国内送金は「A銀行 → B銀行」だけで完結しますが、
海外送金はその間に「為替変換」と「中継銀行(コルレス銀行)」が入るのが大きな違い。
図にするとこうです👇
あなた(日本) → 送金元銀行 → 中継銀行 → 受取銀行(海外)

そして、この「中継銀行でいくらの手数料になるか」は、「送金元の銀行もわからない」という、ブラックホール。
このとき、送金元で日本円が現地通貨に換算され、中継銀行を経由して相手の口座に入金されます。
途中で発生する為替コストや中継手数料が着金額から引かれるため、「思った金額より届かない」原因になります。
海外送金でかかる3つのコスト
海外送金にかかる費用は、大きく分けて以下の3つです。
コスト項目 | 内容 | 発生タイミング |
---|---|---|
① 送金手数料 | 銀行やサービス利用料 | 送金時 |
② 中継銀行手数料 | 中継先の銀行に支払われる | 経路上で |
③ 為替レート差(マークアップ) | 実際のレートとの差 | 通貨換算時 |
ポイント:銀行送金では③の為替レート差が特に大きく、一見「手数料が安そう」に見えても、結果的に受取額が減るケースがあります。
具体例:日本からアメリカに1000ドル送る場合
例えば、日本からアメリカの口座に1000ドルを送るとします。
- 銀行Aでの送金手数料:3,000円
- 為替レート:1ドル=155円(実際のレートより1円上乗せ)
- 中継銀行手数料:15〜20ドル(約3,000円相当)
この場合、
- 実質の手数料総額:6,000円前後
- 受取口座には、約980ドル以下しか届かないこともあります。
一方のWiseなどのオンライン送金サービスはというと。
- 手数料:約900円前後
- 為替:ほぼリアルタイムレート
- 中継銀行:不要(ローカル送金扱い)
結果として、送金コストは銀行の約1/5以下に抑えられます。
まとめ
海外送金は「国内送金+為替+中継」を組み合わせた仕組み。
手数料は“見えるもの”だけでなく、「見えにくいもの」も含まれています。
送金方法を選ぶときは、送金手数料・為替レート・中継銀行コストの3点セットで比較するのが基本です。
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コスト・スピード重視ならオンライン送金(Wiseなど)をまず比較すべき理由

海外送金の方法はいくつもありますが、コストとスピードの両立を重視するなら、最初に比較すべきはオンライン送金サービス(Wise、PayPal、Payoneerなど)です。
理由はシンプルで、「送金ルートが短い=ムダな中継コストが発生しない」からです。
銀行送金が高い理由
銀行を通じた国際送金は、昔ながらのSWIFTネットワークを経由します。
送金金額があなたの口座から出たあと、複数の中継銀行を経由して相手の口座に届く仕組みです。
そのため、
- 為替レートに上乗せされた隠れコスト
- 中継銀行手数料(1回あたり10〜30ドル)
- 着金まで3〜5営業日かかる遅延
こうした要素が積み重なり、送金金額の5〜10%が消えることも珍しくありません。
オンライン送金が安い理由
Wiseなどの新しいオンライン送金サービスは、国際送金を「国内送金×2(国内送金を2回)」に置き換えるという発想でコストを削減しています。

補足:「国内送金×2」という言い方は分かりやすくするための表現です。
実際の仕組みは、あなたが日本のWise宛てに国内振込を行い、Wiseが「現地の口座から受取人へローカル送金」するため、国際送金の「国際的、直接的な資金移動」が発生しないということです。
仕組みはこうです👇
- 日本側:あなたがWiseの国内口座に振込
- 送金先国側:Wiseが現地口座から相手にローカル送金
つまり、お金自体は国境を越えない。実際には、「日本→日本のWise口座振込」 + 「現地国内から海外側国内で送金」という意味です。
この構造により、
- 為替レートは「実勢レート(リアルタイム)」
- 手数料は数百円程度
- 着金まで最短数分
という圧倒的なスピードとコスパが実現します。
具体的な比較(例:10万円をアメリカに送金する場合)
項目 | 銀行送金 | Wise |
---|---|---|
為替レート | 銀行レート(上乗せあり) | 市場実勢レート |
手数料 | 約4,000〜8,000円 | 約900円前後 |
着金スピード | 3〜5営業日 | 数分〜1営業日 |
受取側の負担 | 中継銀行手数料あり | 不要 |

結果:同じ10万円を送っても、受取額で最大7,000円以上の差が出ることも!
私はゆうちょから100万円オーストラリアに送付して、2万円以上損しました涙!
今すぐレートを確認してみよう
ここまで読んで「どのくらい安くなるのか気になる」と思ったら、Wise公式サイトで今の為替レートと手数料をリアルタイムで確認してみましょう。
たとえば、10万円をアメリカに送ると「手数料◯円・着金額◯ドル」が一瞬で分かります。
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主要オンライン送金サービスを比較:Wise・PayPal・Payoneerの特徴と違い

オンライン送金と一口にいっても、それぞれのサービスには「得意分野」と「手数料構造のクセ」があります。
ここでは、特に利用者が多いWise・PayPal・Payoneerの3社を、利用目的別に整理してみましょう。
ちなみに、いずれのサービスも入会にあたり、費用は発生しません。無料で利用開始できます。
Wise(ワイズ)|個人利用・生活費・留学費の送金に最適
Wiseは、海外送金を最もシンプルで安く済ませたい人に向いています。
銀行のような「為替レート上乗せ」や「中継手数料」がなく、ほとんどのケースで実際に受け取れる金額が一番多くなります。
特徴:
- 実勢レート(Googleなどと同じレート)で送金
- 手数料は数百円〜
- 最短数分で着金
- 100か国以上に対応
- デビットカードで現地通貨の引き出しも可能
Wiseが向いている人:
留学費・家族への送金・現地口座への入金など、生活関連の送金をしたい人。
銀行よりも手数料を抑えたい人。
👉Wiseの公式サイトで最新レートと手数料を確認する(リアルタイムで金額シミュレーション可)

生活費を送金するなら、Wiseです。自分の銀行と紐付けしやすく、すぐに送金出金できます。
何よりも手数料が低いのが◎。
PayPal(ペイパル)|ビジネス・オンライン取引の決済に強い
PayPalは世界最大級のオンライン決済プラットフォームで、個人間送金というより「ネット上での「支払い仲介」に強みがあります。
特徴:
- 海外ECサイトでの決済や返品補償が充実
- メールアドレスだけで送金可能
- 手数料は送金額の約4〜5%前後(やや高め)
- 為替レートに上乗せあり
Paypalが向いている人:
フリーランスやオンラインショップ利用者など、送金より「決済の安全性」を重視する人。
Payoneer(ペイオニア)|海外クライアントとの取引に特化
Payoneerは、海外の企業やプラットフォーム(Amazon、Upworkなど)からの報酬受け取りに特化したサービスです。
個人送金よりもBtoB決済や事業者利用を想定しています。
特徴:
- 各国通貨で受け取れる「グローバル口座」を発行
- 海外取引プラットフォームと直接連携
- 為替レートに2〜3%の上乗せあり
- 引き出し時に手数料がかかる
Payoneerが向いている人:
海外クライアントからの報酬受け取りや、事業利用が中心の人。
フリーランスや個人事業主におすすめ。

私は、事業ではPayoneerを活用しています。個人事業やる人は、これがおすすめ!多くの企業がPayoneerを利用しており、入金出金もスムーズです。
3社の比較まとめ
サービス名 | 主な用途 | 手数料 | 為替レート | 着金スピード | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Wise | 個人送金・生活費 | 安い(数百円〜) | 実勢レート | 数分〜1営業日 | コスパ最強・透明性が高い |
PayPal | 決済・EC | やや高い(4〜5%) | 上乗せあり | 即時 | ネット決済に強い |
Payoneer | ビジネス送金 | 中程度 | 上乗せあり | 数日 | 海外取引・報酬受取に最適 |
最初の1本は「Wise」でOK
初めて海外送金をするなら、まずWiseを使ってみるのがベストです。
送金コストが明確で、スマホ1つで完結。PayPalやPayoneerに比べて管理もシンプルです。
今の為替レートを見ながら、どのくらい手数料+いくらで着金するのか確認してみましょう。
👉Wise公式サイトはこちら
海外送金を安全に行うための注意点と失敗しないポイント

海外送金は便利な一方で、送金トラブル・詐欺・制限など、注意すべき落とし穴もあります。
特に初めて送るときは「送ったお金が届かない?」など、予期せぬ事態に不安を感じる人も多いでしょう。
ここでは、安心して送金するために知っておきたいポイントをまとめます!
よくあるトラブル例
実際に利用者が経験するトラブルには、以下のようなものがあります。
- 宛先情報の入力ミス → 着金遅延・返金処理に数週間
- 送金目的の誤記載 → AML(マネーロンダリング)審査で一時保留
- 中継銀行による手数料差し引き → 受取額が減る(銀行送金で多発)
- 詐欺送金 → 第三者の口座を介した送金依頼
これらは「サービス選び」と「送金情報の正確さ」で防げるケースが大半です。
失敗しないための3つのチェックポイント
サービスの信頼性を確認する
選ぶべきは、金融ライセンスを持つ公認事業者。
Wise・PayPal・Payoneerはいずれも各国の金融当局に登録されており、資金分離管理が義務づけられています。
とくにWiseは、イギリス金融行動監視機構(FCA)や日本の関東財務局に登録されており、
ユーザー資金は自社資金と完全に分離して管理されています。
送金先情報を正確に入力する
名前・口座番号・SWIFTコード・IBANなど、一文字のミスでもエラーになります。
送金前に、相手の口座情報をコピー&ペーストで確認するのが確実です。
為替タイミングを見極める
為替レートは常に変動しています。
送金額が大きい場合は、為替レートの変動が1円違うだけで数千円の差になることも。
Wiseなら、送金前に「今送るといくら届くか」をリアルタイムで確認できるため、
為替の高いタイミングを選びやすいのがメリットです。
👉 Wiseで最新レートを確認する
さらに安心できる運用のコツ!
- 小額テスト送金をしてから本送金する
- 送金履歴をPDFで保存(領収書代わりに)
- 受取人に送金完了メールを転送して通知

海外との取引は、不透明なことがたくさん!やってみなければわからないので「まずは少額で試す」。
小分けにしても手数料はそんなに変わりません。
少額で失敗しないことを確認して、次の一歩を踏み出しましょう。
信頼できる送金サービスを使えば、安全性は十分に確保できる
海外送金でトラブルが起きる最大の原因は、「不透明なサービスを使うこと」。
逆に、金融ライセンスを持つサービスを利用し、正確に入力・確認を行えば、リスクはほぼゼロに近づきます。
Wiseなら、送金手数料・着金予定・為替レートすべてが事前に表示されるため、「知らないうちに差し引かれていた」という心配がありません。
自分に合った海外送金サービスを選ぶ3つのステップ


で…結局、海外送金サービスってどれを選べばいいの?
送金の目的や頻度によって、最適なサービスは変わります。
ここでは、初めての方でも失敗しないように、3つのステップで選び方を整理しました。
ステップ1:送金の目的を明確にする
まず最初に考えるべきは、何のために送金するかです。
目的 | 向いているサービス | 補足 |
---|---|---|
留学・家族への送金・生活費 | Wise | 手数料が安く着金も速い |
海外通販・オンライン決済 | PayPal | 米国系ECサイトとの相性が良い |
フリーランス・事業報酬の受け取り | Payoneer | 複数通貨での受け取りが可能 |
生活費や一時的な送金なら「Wise」。
ビジネス取引や定期的な受け取りなら「Payoneer」。
まずは「自分の送金がどのタイプか」を整理しましょう。
ステップ2:手数料とレートを比較する
同じ金額を送っても、サービスによって最終的に届く金額が数千円単位で変わります。
比較すべきは次の3点です↓
- 送金手数料(明示されているか)
- 為替レートの上乗せ(隠れコスト)
- 受取側の手数料(中継銀行やプラットフォームによる差)
これらを全部公開しているサービスは実は少ないです。銀行では、国際送金の着金額は教えてくれません。
Wiseはその数少ない「全額表示型」です。
Wiseの送金シミュレーターは、為替レート・手数料・着金予定額がリアルタイムで確認できます。
「実際にいくら届くか」を事前に把握できるのは大きな安心材料です。
テップ3:送金スピードとサポート体制をチェックする
海外送金は、早くて安全であることが最も大切です。
特に留学費や家族への送金などは、予定通りに届かないとお金が工面できず、何かを契約できないなどの問題が発生します。
比較項目 | 銀行送金 | Wise | PayPal / Payoneer |
---|---|---|---|
着金スピード | 3〜5営業日 (長い時は数ヶ月) | 数分〜1営業日 | 即時〜数日 |
トラッキング | 不可 | 可(リアルタイム追跡) | 一部対応 |
日本語サポート | 銀行窓口で対応 | メール・チャット対応 | あり(英語中心) |
Wiseは「送金の進捗状況」をアプリでリアルタイム追跡できるので、「今どこにあるの?」という不安を解消できます。
初めての送金は「比較→Wise体験」の順がベスト
3ステップで整理すると、
- 手数料とレートの透明性
- 着金スピード
- 使いやすさとサポート
この3点を満たすのは、やはりWiseが最もバランスが良いという結論になります。
👉Wiseを少額で試したい方はこちら(無料でアカウント作成 → 送金シミュレーション)
スマホで数分あれば、実際の送金コストを確認できます。
まとめ:初めての海外送金は「コストが見えるWise」から始めよう
海外送金は、ちょっと前まで複雑でした。銀行に行っても、なんだかどうなるかわからない説明しか受けられない時期が長く続きました。
ですが、今は「仕組みを知り、正しいサービスを選べば」誰でも簡単・安全に行えます。いまは、スマホひとつで完結し、
手数料の内訳まで見える透明な時代になりました。
ここまで紹介した内容をまとめると、ポイントは3つです👇
この記事のまとめ
- 海外送金のコストは「手数料+為替差」で決まる
→ 銀行送金は中継銀行を経由するため高くなりやすい。 - オンライン送金(Wiseなど)は中継を省くから安い&速い
→ 実勢レートで、着金まで最短数分。 - 信頼できる送金サービスを選べば、安全性も十分
→ WiseはFCA(英国金融当局)登録・日本でも正式ライセンス取得済み。
初めてなら、まずはそれぞれのサービスを使ってみよう
どんなに比較しても、実際の使い勝手やスピード感は1回の体験でしか分からない部分があります。
ちなみに、それぞれのサービスへの加入は無料です。
とくにWiseは、登録から送金完了まで10分ほど。
試しに少額を送るだけで、仕組みや手数料感覚がつかめます。
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Wiseの手数料・着金予定・為替レートがすべて表示される「透明な送金体験」はすばらしいです。
最初の送金をWiseからはじめたら、海外生活やビジネスはとても便利にはじめられること間違いなしです。
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