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【海外のカップヌードル探訪】Camaron Fuegoを食べてみた|激辛でエビ不在の不思議な一杯

Camaron fuego のパッケージ コスタリカ

海外のカップヌードル探訪 #2:Camaron Fuego

海外のスーパーで見かける「日本のようで日本じゃない」カップヌードルたち。
このシリーズでは、そんな海外限定カップヌードル探訪を記録していきます。


今回は、中米で出会った「Camaron Fuego(カマロン・フエゴ)」。
直訳すると「炎のエビ」。辛そうなエビ風味のスープが想像されます。



世界のスーパーを歩いていると、たまに見つける「日清だけど知らない味」のカップヌードル。
前回の「辛口チキンフレーバー味」に続き、今回は「メキシコ限定らしき『Camaron Fuego(カマロン・フエゴ)』」に挑戦しました。



パッケージには大きく「SHRIMP(エビ)」の文字。
鮮やかな赤に「炎(FUEGO)」のロゴ。
見た目からして「辛いよ」と全力で主張しています。



……結果から言うと、超辛くて、酸っぱくて、エビは一匹もいませんでした。
そんな一杯の、正直レビューをお届けします。



海外カップヌードル探訪 #2|「Camaron Fuego(カマロン・フエゴ)」とは?

パッケージのデザインから感じる圧。「Fuego=炎」の文字に真っ赤なスープ、そして描かれたエビ。
期待と不安が入り混じる、いかにも海外らしい激辛系カップヌードルです。



ちなみにこのCamaron Fuego、製造元は中南米でよく見かけるNissin(海外版)シリーズ
つまり「日清の海外支部が作った激辛エビ味」という立ち位置です。

camaron fuegoのパッケージ
▲Fuegoは「炎」の意味。辛いマークは真ん中くらい?

海外のスーパーで見つけると、つい手に取る「知らない味のカップヌードル」。
今回はその中でもひときわ目立つ、「真っ赤なパッケージの『Camaron Fuego(カマロン・フエゴ)』」を試してみました。



「Camaron」はスペイン語で「エビ」。
「Fuego」は「炎」。
つまりこれは――炎のエビ味!!
もう名前からして辛そうです。



パッケージのタイトルの下には、「エビとチリとレモン」って書いてあります。



このシリーズ、前回の「辛口チキンフレーバー」が思いのほか「優しい辛さ」だったので、今回もそんな辛さかなと思ってのぞんだのですが……。




結果から言うと、これは完全に辛さチャレンジ系。
旨味よりも刺激が勝ちすぎ。ただ辛い!



パッケージから伝わる激辛の予感|Camaron Fuegoの見た目レビュー

ウォールマートの棚に並ぶカップヌードル
▲上の方で放たれる辛そうな存在感。

お店の棚で見つけたときから、まぁちょっと辛そうかなとは思ってました。



真っ赤な背景に、炎のイラスト。
そして「CHILE LIMON(チリ・ライム)」の文字。
エビの絵も後ろに描かれていて、「辛くて酸っぱいエビ味」を全力でアピールしてる。



エビカップヌードルcamaron fuegoのパッケージ

上のふたにも「FUEGO」の文字が大きく入っていて、強そう。
辛口チキンフレーバー味のときは黄緑と黄色で穏やかな雰囲気でしたが、これは完全に戦ってる感じがします。



裏には「camarones liofilizados(フリーズドライのエビ)」の文字。
つまり、エビは「入っていることになっている」らしい。



実食レビュー|Camaron Fuegoの味・辛さ・香りを徹底検証

お湯を注いで3分。ふたを開けると、ふわっとくるのは…
何の匂いもしない。



いや、ほんの少しチリの香りがする気もするけど、カップヌードル特有の「食欲をそそる香り」っぽいものはほとんど感じない。



camaron fuegoお湯を入れたところ
▲エビの香り…しない。赤い粉の嵐。



スープの色は真っ赤。
見た目の時点で「これはヤバい」と察します。
麺をすくって一口——



🔥 辛い。
そして、ただひたすらに辛い。



口に入れた瞬間から強い刺激。途中で「もしかして、辛さに慣れればうまみが出てくるかも?」と思ってもう一口。
……ダメでした。




麺にはほとんど味がなく、スープの辛さだけが口の中を支配していく…。

Camaron fuego 食べる前、麺をあげたところ
▲唐辛子がぷかぷか。まさに火山。



スープをすすると、辛さが舌と喉を直撃。若干むせる。
気づけば汗も出てきて、「味わう」というより「ひたすら口に運ぶ」に近い。
辛いものが得意な人でも、これはなかなかおいしくいただけるか疑問です。



ちなみに、酸味はスープの底に沈んでいます…。麺を食べるのを進めていくと、徐々にレモンっぽさが味に入ってくる…。全体としては「酸っぱ辛い」というより「酸味のある激辛湯」。



エビどこ?Camaron Fuegoに”camarones liofilizados”は存在したのか

ひと通り麺を食べ終えて、ふと気づきました。
エビ、どこ?



エビ、いない。味もしない。悲しい。

あれだけパッケージで大きく主張していたのに、
スープを底までかき回しても——一匹も見当たらない。(食べた後の写真はちょっとお見せするのは抵抗があったので割愛しますm(_ _)m)



成分表には「camarones liofilizados(フリーズドライのエビ)」と確かに書かれています。
けれど、現物としての存在感はゼロ。



香りも味もエビらしさがなく、ただの辛くて酸っぱい麺じゃないか…!



「せめてひとつでも入っててほしかったな…」
ちょっと今日悲しいことがあったので気分を盛り上げたかったのですが、さらに落ち込みました。



れと
れと

悲しい気持ちで、スープの底を見つめる私。



結局最後まで、エビには出会えませんでした。(写真のパッケージの写真にいるエビたちは、「幻」。)

▲そういえば、最初にお湯入れた時もエビ見かけなかった。とうがらしだけ浮いてる。
日本のって謎肉もエビも上にいるよね。



ここまで辛さ一辺倒の味になると、「せめて具材で」と期待したいところ。しかし、エビおろか、謎肉すらない。Camaron Fuegoはその期待をことごとく裏切ってきます。



ちょっとショック。
いや、かなりショックです。



Camaron Fuegoの評価まとめ|辛党にもおすすめできない理由

食べ終えたあとに残ったのは、舌のヒリヒリと、悲しい気持ち。
Camaron Fuegoは、たしかに「Fuego(炎)」の名にふさわしい激辛カップヌードルでした。



ただ、その辛さがあまりに強くて、旨味や香り、具材のうまみがすっかり感じられないのが残念なところ。



味の印象を一言で言うなら、「辛さの中に何もない」カップヌードル…。



辛いもの好きの方でも、きっと結構なパンチを感じると思います、この辛さ。
「辛いものチャレンジ系」としては面白いかもしれませんが、日常的に食べたいとか、「ちょっとした辛さがほしい」くらいの感覚だと、ちょっとなー、と思います。



とはいえ、なかなかしっかりしたパッケージとそのの派手さ、味の極端さ、そして「想像とのズレ」も含めて、異文化体験としてはいいかも。



でも正直なところ、次にまた見かけても…買わない(笑)。



次に挑戦したい海外のカップヌードル|シリーズ今後の予定

Camaron Fuego は、想像以上に炎タイプでした。
辛さのインパクトは強烈だったけれど、「カップヌードルとしての満足感」は正直に言うと何も残りませんでした。



でも、この「何これ…!?」という体験こそ、海外カップヌードル探訪の醍醐味…。たぶん。



今回のCamaron Fuegoで、「辛さ一本勝負系」はだいたい把握できたので、次はもう少し旨味と香りのあるタイプを探してみたいと思います。たとえばシーフード系とか、アジア風スパイス系とか。無さそうな気もするけど。

Wallmartのカップヌードル売り場
▲次はマルちゃんかなー。

コスタリカや中米のスーパーには、まだまだ見たことのない味が山ほどあります。
次は「見た目が地味なのにおいしい」タイプに出会えることを願って。



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