コスタリカの首都、サンホセに着いた瞬間目に入る、穏やかに降り注ぐ太陽の光、広い空、赤瓦の街並みや緑の山々。広がる風景にわくわくする気持ちが溢れ出します。
コスタリカは、歩けば心まで明るくしてくれる、そんな雰囲気を持つ国。首都サンホセの街角では、ラテン系ならではの陽気な音楽とカラフルな建物、そして香ばしいコーヒーの香りに包まれます。
そんな日常の中にある「ローカルの味」を求めて今回立ち寄ったのが、赤と白の外観が印象的なSoda Tapia(ソーダ・タピア)。
地元では知らない人がいないほど有名な、コスタリカ発のファーストフード店のような位置づけのお店です。
まるで60年代アメリカのダイナーのような可愛い店内で味わえるのは、ガジョピントやサンドイッチの「arreglado」など、どれも「コスタリカらしさがぎゅっと詰まった定番メニュー」と「世界中で定番のファーストフード」。
サンホセ観光の途中で小腹が空いたら、「コスタリカならでは」のファーストフードを味わってみましょう♪
なぜ「ソーダ」?コスタリカの食文化を知る
コスタリカで「ソーダ(Soda)」といえば、炭酸飲料ではなく「定食屋」のこと。
街のあちこちにあり、家庭料理を気軽に楽しめるローカル食堂を指します。
プレートいっぱいに盛られたご飯、豆、肉、バナナのフライ…定番の定食が「まさか」と思う価格で食べられるのがソーダのいいところ。
Tapiaは、私にとっては日本の定食屋、たとえば「吉野家」とか「幸楽苑」のイメージ。旅行者にとっても、観光地の華やかさとは違う「地元の日常」を感じられる場所です。
Soda Tapiaは、そんな伝統的なソーダ文化を現代的にアレンジした存在。ローカルの味を守りながら、ファーストフードの軽さを融合させた、モダンな定食屋です。
サンホセ中心部にある Soda Tapia の魅力

旅の合間に「地元の人々の生活を垣間見たい!」という方に、Soda Tapiaはまさにぴったりのスポット。ここで感じられる魅力を、少し深掘りしてご紹介します。
歴史とローカル感がしっかり
Soda Tapiaは、1965年9月17日にサンホセのラ・サバナ公園(Parque Metropolitano La Sabana)東面向かいという好立地に「ソーダ」として誕生しました。
当初は、ほんの8テーブルほどでスタートした小さなお店だそうですが、いまではサンホセ中心だけで数店舗、エスカズ(Escazú)/リンドラ(Lindora)/アラフエラ(Alajuela)にも展開しています。
Tapiaは、「昔ながらのソーダ」でありながらモダンなファーストフード店としても地元の人々に愛されています。
インテリアが可愛くて写真映えする
お店に来て、まず目を引くのが外観と店内の「赤×白」のコントラスト。まるで60年代アメリカン・ダイナーのような雰囲気。エンターテイメント施設に立ち寄ったかのような印象を受けます。
店内にはプレートランチ風の料理が並び、カウンター席やベンチ席の構造もあって、観光客でも入りやすい雰囲気です。
インスタグラムで「#SodaTapia」を検索すると、このレトロな内装と定食スタイルの組み合わせが「サンホセで可愛いカフェ探し」界隈で話題になっています。
アクセス抜群&観光の途中で立ち寄りやすい
メイン店舗はサンホセ市内の「Calle 42、Avenidas 2 y 4」付近、ラ・サバナ公園の東側あたり。
観光で街を歩いたり、公園を散策したりした流れで「ちょっと休憩がてら立ち寄る」のに好立地です。
旅先で「カフェタイム+ローカルご飯」という使い方ができます。
「ユニークなものを試したい」心をくすぐる「定番+アレンジ」メニュー
このお店がユニークなのが、伝統的なコスタリカ定番メニュー(例えば、朝食に定番のガジョピント=豆とご飯のミックス)に加えて、クロワッサン(ビスケット?)生地のサンドイッチ(“arreglado”という名称で提供されている)や、ファーストフード系ハンバーガー、フレッシュスムージーなど、ちょっとモダン・軽さのある選択肢もあること。
こうした「定食屋×モダンダイナー」のコラボ感が、「定番も味わいつつ、飽きないようほかのバラエティ、ユニークな食事も楽しみたい」という旅好きのニーズにぴったり合います。
内装&雰囲気:赤と白で統一された60sアメリカン風ダイナー

このお店の特徴の一つがその内装。ポップ、キャッチーな雰囲気で、まるで映画のセットのよう。店員さんの格好も、アメリカの60年代のデザインをモダンにデザインしなおした感じのポップさです。
お店に入った瞬間に、ちょっとわくわくします。
伝統ソーダに息づく60年代のレトロ感
赤×白の鮮やかな色彩とブース席、カウンターの光沢あるプラスチックやクロームの質感は、まるで1960年代のアメリカン・ダイナー。入った瞬間に、タイムスリップしたような雰囲気を楽しめます。
ポップでモダンなレトロアクセント
チェック柄の壁装飾やメラミン製テーブルは、懐かしさとモダンさが絶妙なバランス。明るい照明に照らされ、伝統料理の色鮮やかさが映える、目でも楽しめるカジュアルな空間です。
家族もひとりもくつろげる親しみやすさ
店舗により席の配置は異なりますが、カウンター席やブース、屋外パティオ席がある場合もあり、誰でも気軽に立ち寄れる設計です。レトロ×ポップな雰囲気に包まれながら、コスタリカの日常の味と雰囲気を体感できます。
私たちが訪れた時は、「おひとりさま」も「家族」も両方来ていました。
おすすめメニュー紹介:ガジョピントからクロワッサンサンド「arreglado」まで
サンホセのSoda Tapiaは、朝から夜まで人でにぎわっています。その人気の理由のひとつが、コスタリカの「定番の味」がメニューにあること。
まず外せないのは、コスタリカの国民食ガジョピント。黒豆とライスを炒め合わせた素朴なご飯料理で、これに卵やチーズ、トルティーヤを添えれば、まさに現地の朝食です。観光の合間に、地元の味を知りたい方はぜひお試しください。

そして、この店でぜひお試しいただきたいのが「arreglado(アレグラード)」。プレスされたクロワッサンかビスケットのような生地に、ローストビーフやハム、チーズ、豆などを挟んだホットサンドのようなメニューで、サクッと軽い口当たり。

このアレグラード、外側はけっこう固めに「さっくり」しています。ヨーロッパのカフェっぽさを思わせる品のある味と風味なのですが、これは今まで食べたことがなく新鮮!(私的には、間にカスタード、クリーム、あんことか甘いものを挟んで欲しい、そんなメニューはないけど。)
量が小ぶりで、スナック感覚でオーダーできるのも嬉しい点でした。コスタリカでは、どこでも「ティコサイズ(コスタリカンサイズ)」で、ほぼアメリカンサイズの食事ばかりなので、ポーションが少ない選択肢はありがたい。
そのほか、ボリューム満点のハンバーガーやホットドッグ、フライドポテトといったファーストフード系メニューも人気なようです。
提供される食事は、ファーストフードなだけにとてもスピーディー。待つこともそんなにありません。私が行ったときは、12時をすぎた途端、ビジネスマンと思しき方々がランチタイムで来ていました。子どももちらほら。
ドリンクも充実していて、とくにおすすめなのがフルーツスムージー。オーダー後に果物をすぐブレンドしてくれるので、とても新鮮な一杯が楽しめます。フルーツはその日にお店にあるものならなんでもOKなようで、ミックスもできるとのこと。

外が暑かったので、南国の甘さ、爽やかさとスムージーの冷たさで、すっかりほてった体がリセットされました。ちなみに、お値段は全体的に若干控えめです。
▼Tapiaに行く前にLizanoソースのことを知っておきましょう。かならずあります、Lizanoソース。
旅の途中でこう寄りたい:観光の合間の立ち寄り方&アクセス
サンホセ中心部で観光を楽しむなら、Soda Tapiaはまさに「旅の途中でひと息つく」のにぴったりな場所です。
立地は、緑あふれるラ・サバナ公園(Parque Metropolitano La Sabana)のすぐそば。公園散策の前後や、美術館・博物館めぐりの合間に立ち寄れる距離感です。
朝食からディナーまで営業しているようですが、日によって営業時間が異なる場合もあるようなので、行ってやっていない可能性を頭の隅に入れておいてください。(コスタリカでは、営業中のはずなのにお店が開いていないということがよくあります…。)
観光で歩き疲れた体を休めながら、冷たいフルーツスムージーでリフレッシュするもよし。赤と白のダイナー風の店内で、現地の人々と肩を並べて食事を楽しむのも、この街を肌で感じる旅の1ページになること請け合いです。
地元の人に混じって食べる「地元民のふだんの味」。ぜひTapiaでコスタリカのローカルになりきってみてください。
アクセスはかんたんで、ダウンタウンから車で約5分、バスでも気軽に行けます。観光の拠点となるホテルエリアからも近く、Uberを使えば数ドルほど。
サンホセ滞在中に「ローカルな食堂体験をしてみたい」と思ったら、ぜひSoda Tapiaも候補に入れてみてください。
項目 | 内容 |
---|---|
店名 | Soda Tapia |
住所 | Calle 42, Avenidas 2 y 4, Costado este del Parque Metropolitano La Sabana, San José, Costa Rica |
電話番号 | +506 2222-6734 |
営業時間 | 月曜〜木曜日:午前6時〜午後2時 金曜〜日曜:24時間 |
※金曜、土曜の営業時間は24時間になっているはずです…。ウェブサイトにより異なる営業時間が記載されているため、上記の情報が確実ではないことをご了承ください。
まとめ|コスタリカらしさがギュッと詰まったSoda Tapiaの魅力
サンホセのSoda Tapiaは、単なる食堂ではなく、コスタリカの人々の「普段の生活」をそのまま味わえる場所。
どこか懐かしい60年代ダイナー風の赤と白の店内に、地元の人々の笑顔とポジティブな空気が流れています。旅先で「観光名所」を巡るのは当たり前ですが、こうしたローカルの空間も、ぜひ楽しんでいただければと思います。
ガジョピントやarregladoなど、地元の味を気軽に楽しみつつ、エンターテイメント的な雰囲気も楽しめる──それがSoda Tapiaの魅力です。
カフェのようにくつろぐのもよし、定食屋のようにしっかり食べるのもよし。友達とワイワイ長居するのも◎な雰囲気です。
コスタリカに来た際は、ぜひお立ち寄りください♪
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