
2ヶ月の赤ちゃんと一緒に国際線に乗る予定だけど、ベビーカーって空港内で利用して、機内に持ち込めるの?

ベビーカーは、基本チェックインカウンターで「預け入れ」と考えるのが◎です!
私も初めての海外旅行を前に、同じ疑問と不安を抱えていました。
とくに月齢の低い赤ちゃん連れだと、移動中はベビーカーが必要不可欠。でも実は、国際線の飛行機では、ベビーカーは基本的にチェックイン時の預け入れと考える必要があります。
しかも、空港で貸してもらえるベビーカーは、「首がすわっている赤ちゃん」じゃないと利用できません!
この記事では、私が実際に2ヶ月の赤ちゃんと海外旅行をした体験をもとに、
- ベビーカーは機内に持ち込めるのか?
- 無料で預け入れする方法と注意点
- 月齢別のベビーカー&ベビーキャリアの選び方
- 空港内での動きやすさを左右するリアルな準備
など、機内持ち込みと預け入れの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説していきます。
「赤ちゃん連れの海外旅行、どう準備したらいいの?」と迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【結論】ベビーカーは飛行機の機内に持ち込みできる?→基本はチェックイン時に「預け入れ」が前提

国際線で赤ちゃん連れの旅行となると、ベビーカーをどう扱うかは大きな悩みのひとつです。
結論から言うと、ベビーカーを飛行機の機内に持ち込むことは基本的に難しく、ほとんどの場合は「預け入れ」となります。
なぜなら、機内持ち込みが認められるベビーカーには厳しいサイズや折りたたみの条件があり、さらに機内に持ち込んだ場合は「手荷物1点」としてカウントされるためです。
機内に持ち込めば、他の持ち込み荷物が制限されます。赤ちゃんに必要となるアイテム(オムツや離乳食)は多く、機内に持ち込む手荷物を制限されると機内で赤ちゃんの世話ができなくなるため、手荷物を減らすのは現実的ではありません。
ベビーカーは、「預け入れ荷物」として無料でお預けいただけます。チェックインカウンターか搭乗口で手続きを行います。
【要注意】首がすわっていない赤ちゃん(〜3ヶ月)の場合はベビーカー貸し出しが利用不可!

赤ちゃんを空港で快適に移動させたいと思ったとき、「空港でベビーカーを貸してくれるなら、自分のを預けても大丈夫」と思われる方も多いのではないでしょうか。
ですがここで要注意なのが、空港で貸し出されるベビーカーのほとんどは「首がすわっている赤ちゃん」向けに作られていること。
実際に多くの空港では、「首がすわってから」と明記されています。
つまり、生後2〜3ヶ月程度の赤ちゃん連れの場合、空港の貸出ベビーカーは利用できない可能性が高いです。
空港で貸し出されるベビーカーはこんな仕様が多いです:
- リクライニング機能が浅く、フルフラットにはならない
- 首や頭を支えるクッションやヘッドレストがついていない
- 使用対象が「B型ベビーカー」相当(=生後4〜7ヶ月〜)
このような仕様では、首がすわっていない赤ちゃんは利用できません。
そのため、空港内での移動には抱っこ紐(ベビーキャリア)の使用が必須になります。
2ヶ月の赤ちゃんとの空港移動は、こう備えるのが安心
- 快適な抱っこ紐を用意(長時間の移動に備えて、腰ベルトがしっかりしたものが◎)
- 授乳室・おむつ替えスペースの位置を事前にチェック
- 混雑時は空港内の移動に時間がかかるため、時間に余裕を持って行動
私も2ヶ月の赤ちゃんと国際線を利用した際、ベビーカーは搭乗口で預け入れ、空港内はベビービョルンの抱っこ紐で移動しました。
長時間の抱っこは大変ですが、赤ちゃんに対しては空港の方も優先的に案内してくれるので、そこまで苦には感じませんでした。
▼ベビービョルンのハーモニーは、しっかりした作り、支えてくれる感がありながらとても軽いです。通気性があって湿気がこもりにくく、超時間の移動がある海外旅行に安心をプラスしてくれます。新生児から使えます。先日友人にもプレゼントしました。一押しです!
【首すわり後の赤ちゃん向け】空港でベビーカーを借りられる場合と注意点

生後4〜6ヶ月以降で首がしっかりすわっている赤ちゃんの場合、空港でベビーカーを借りられることが多くなります。
このタイミングでの旅行では、自分のベビーカーを預け入れた後も、空港内での移動がずいぶん楽になります。
多くの空港では、チェックインカウンター付近に、無料で使える貸し出し用ベビーカーが用意されています。利用する航空会社のスタッフの方にどこで借りられるか聞けば案内してくれます。
これを使えば、搭乗口までの移動もスムーズ。親の体力的な負担もぐっと軽くなります。
【注意点】
・予約不可で先着順なので、全部貸出中のこともありえます。
・荷物を入れられる下のバスケットなどが無いので、空港内のカートが利用できない場所では手荷物を身につけて運ぶことになる点に注意です。あまり手荷物がかさばると動くのが辛いです。
▼「機内持ち込みスーツケース+固定できるタイプのバッグ」を用意しておくと、スーツケースと一緒に荷物が運べて空港内での移動がはかどります。
空港で貸し出してくれるベビーカーは、利用ができない可能性もあります。そのため、「使えたらラッキー、でも使えない前提で動いたほうが安心」という心構えが安全です。
ベビーカーが貸し出し中だったときのために、
- 軽量な抱っこ紐は常に携帯
- 空港に到着する時間に余裕を持つ
といった準備をしておくと、急なトラブルにも心の余裕を保てます。
【預け方2通り】ベビーカーは「チェックイン時」or「搭乗口」で預けられる(無料)

赤ちゃん連れの国際線では、「ベビーカーをどのタイミングで預けるのか?」というのは意外と重要なポイントです。
ベビーカーの預け入れタイミングは、航空会社や路線、混雑状況などによって異なり、必ずしも利用者は自由に選べません。
実体験:チェックインカウンターでの預け入れを指示されたケースが多い
私はこれまで複数の航空会社で国際線を利用してきましたが、「ベビーカーは、チェックイン時に預けてください。搭乗口までは使えません。」と案内されたケースがほとんどでした。
そのため、「搭乗口まで使えるだろう」と想定して準備すると、空港内で赤ちゃんを抱っこしたまま長時間過ごす羽目になる可能性があります。
航空会社によっては、搭乗口での預け入れが可能な場合も
一部の航空会社(例:ANAやJALなど)では、事前に申し出ることで搭乗口までベビーカーを使用できるケースもあります。
実際、ANA(オーストラリア行き)を利用した際は、ベビーカーが搭乗口まで利用できました。
チェックインカウンターで「ベビーカーを搭乗口で預けたい」と伝えると、すぐタグをつけてくれるか、「搭乗口でタグをつけます」と言われます。
ただしこれも、路線や混雑状況によっては対応できないことがあるため、「絶対に使える」と思い込まないことが大切です。
ちなみに、カンタス、デルタ、アメリカンエアライン航空を利用した際は、すべてチェックインカウンターでの預け入れでした。

飛行機の予約をしたら、航空会社に連絡して以下2つにつき聞いておくのがおすすめです。
- 持参するベビーカーは、搭乗口まで利用できるか。
- ついでにベビーミールの予約を確約。何が提供されるか聞いておく。
準備のコツ:飛行機の国際線では搭乗口預けができない前提で動こう
航空会社の対応は予測できない部分も多いため、
- 「チェックイン時に預ける」前提で抱っこ紐を準備しておく
- 搭乗口まで使える場合はラッキー、と考える
- 空港内の移動に備え、抱っこ紐は取り出しやすくしておく
という準備が安心です。
【条件付きOK】ベビーカーを機内に持ち込むためのサイズとルール

「できれば機内までベビーカーを持ち込みたい」と考える方も多いと思いますが、結論から言うと、条件付きで機内持ち込みが可能なケースはあります。
ただし、その条件はかなり厳しく、実際に可能なケースはごく限られます。
ベビーカーが機内持ち込みできる条件(一般的な目安)
各航空会社によって細かい規定は異なりますが、以下のような共通ルールがあります。
- サイズが機内持ち込み手荷物サイズ内(例:55cm × 40cm × 25cm以内)であること
- 完全に折りたためて収納できること(コンパクト収納型)
- 他の機内持ち込み手荷物と合わせて2個以内であること(多くの航空会社のルール)
- 機内に空きスペースがあることが条件になる場合もある
つまり、一般的なA型やB型のベビーカーではまず無理で、超コンパクトな機内持ち込み専用モデルでないと対応できません。
実際に機内持ち込みできる可能性が高いベビーカーの例
もしどうしても機内に持ち込みたい場合は、以下のような「機内持ち込み可能サイズ設計」のモデルを検討する必要があります。
- cybex LIBELLE:ドイツ発。洗練されたデザインのコンパクトベビーカー
- ストッケ YOYO3:独自の開閉システムで機敏性が高い高機能ベビーカー
- explore by enne. ベビーカー b型:比較的安価な、楽天でかなり売れているベビーカー

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ただし、これらも航空会社によっては「持ち込み不可」とされる場合もあるため、事前に公式サイトで確認、または直接問い合わせることが必須です。
実際は「手荷物扱い」になるため要注意
繰り返しになりますが、ベビーカーを機内に持ち込む場合、それが「手荷物1個分」とカウントされることにご注意ください。
つまり、他に持ち込む予定のバッグやオムツセットを減らさなければならないことになります。
赤ちゃん連れのフライトでは、どうしても荷物が増えるため、ベビーカーを手荷物として持ち込むのは現実的にはおすすめできません。
【軽量&コンパクト】国際線旅行におすすめのベビーカー|CombiとApricaならどっち?

赤ちゃん連れで国際線を利用する際、ベビーカー選びは本当に大切です。
預け入れ前提とはいえ、空港までの移動や旅行中にも利用することを考えると、「軽量でコンパクトにたためること」は絶対条件となります。
そこで多くのママ・パパが悩むのが、どのベビーカーが海外旅行に向いているのか?という点。
私は、結果としてCombiがイチオシです。なぜなら、スゴカルシリーズが本当に軽量で持ち運びが楽だからです。
ここでは、実際に使って感じたメリット・デメリットも含めてCombiとApricaのおすすめモデルをご紹介します。
ベビーカー選びで大切な3つのポイント(旅行編)
まず、国際線で使うベビーカーに求められる条件は次の3つです:
- 軽量で持ち運びやすい(目安:5kg以下)
- 片手でサッと折りたためる(抱っこしながらOK)
- コンパクトにたためて、移動中に邪魔にならない
上記を踏まえ、おすすめのモデルを見ていきます。
Combi(コンビ)のおすすめ:スゴカルシリーズ
- とにかく軽い!最軽量モデルは約4.6kg
- ワンタッチで開閉できて、片手抱っこしながらでも操作しやすい
- クッション性もあり、新生児(1ヶ月)からOK
- 背面・対面の切り替えもスムーズ
▼メインは、これを使ってました。新生児(1ヶ月)から3歳近くまでずっと乗せられます。軽くて細い道でも小回りがきくので、海外に行くことを考えるとコスパ的に◎。
実体験からのひと言:
「抱っこしながら畳める」って本当に重要。
ベビーカーを預ける直前にバタバタしているときに、片手で完結する構造は神でした…!
Aprica(アップリカ)のおすすめ:マジカルエアー/ラクーナシリーズ
- 軽量タイプなら約3.3kg〜のモデルもあり、女性でも持ち運びしやすい
- 背面タイプが多く、月齢が進んだ子におすすめ
- 通気性がよく、暑い国への旅行にもぴったり
Apricaは軽さに特化したモデルも多いですが、コンパクトさや開閉のしやすさではCombiに軍配が上がる印象です。
ベビーカーは、旅行での使いやすさを重視するなら慎重に選びましょう。
Combi推しの理由(体験談)
Combiのベビーカーは、他のベビーカーとこのあたりが決定的に違います。
- 空港内やシャトルバスでの利用の際、何より助かったのが開閉のスムーズさと軽さ
- コンパクトなので、狭い空港トイレやカフェ、狭い店の中でも邪魔にならず、スムーズに小回りがきく。
- タイヤが段差に対してスムーズに稼働する。海外の舗装の悪い道路の段差でつまづいて、前のめる場面が少ない。
もちろん、ライフスタイルや赤ちゃんの体格によって相性はあると思いますが、「旅行用ベビーカー」という観点では、私はCombi一択でした。
まとめ|ベビーカーは「預け入れ前提」で準備を!赤ちゃんの月齢と移動手段をしっかり計画しよう
赤ちゃん連れでの国際線の飛行機移動は、ただでさえ不安や荷物が多くなりがち。
その中でも「ベビーカーをどう扱うか」は、旅行の快適さを大きく左右するポイントです。
安心して準備ができるようまとめておきましょう。
ベビーカーの基本ルール
- ベビーカーは原則、機内には持ち込めない(サイズ・手荷物制限あり)
- 多くの場合、無料で預け入れが可能(チェックイン時 or 搭乗口、航空会社により異なる)
- 機内に持ち込めるベビーカーは超コンパクトモデルのみ
→ それでも手荷物1点としてカウントされるため、現実的には不便
月齢別の注意点
- 首がすわっていない赤ちゃん(〜3ヶ月)は、空港貸し出しベビーカーの対象外!
→ 抱っこ紐(ベビーキャリア)での移動が必須 - 首がすわった後(4ヶ月〜)は空港の貸し出しベビーカーが使えることも
→ ただし「数に限りあり」「先着順」なので、使えない前提での準備を
おすすめベビーカーと選び方
- 軽さ・コンパクトさ・畳みやすさが旅行ベビーカーの鉄則
- Combiは片手開閉&自立が強み、旅行向けとして筆者のイチオシ
- Apricaも軽量モデルあり。使いやすさより軽さ重視の方向き
最後に|失敗しないポイント
- 預け入れは航空会社によってルールが異なるので、事前確認が大切
- 抱っこ紐は必須アイテム。特に2ヶ月〜3ヶ月の赤ちゃん連れではマスト
- 空港での過ごし方・搭乗までの動線をシミュレーションしておくと安心
赤ちゃんとの初めての海外旅行、いろいろと心配ですよね。
でも、事前にベビーカーの取り扱いルールを理解し、自分たちに合ったスタイルで準備しておけば、当日も余裕を持って行動できます。
少しでも快適に、そして楽しい思い出になる旅になりますように!
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