アメリカに行くよ!
行くのは1か月くらい。
家族とか友達との連絡はLINEを使いたいんだけど。
海外でもそのまま使えるの?
LINEは、海外でも使えますよ。私は、すでに10年近く、日本で作ったLINEアカウントを2つ、アメリカ、オーストラリア、東ヨーロッパで利用できています。
ただし、LINEを海外で長期的に使うには、日本出国前に準備をする必要があります。
短期的に海外旅行予定で、ホテルなどのWi-FiだけでLINEをご利用予定なのであれば、この準備は不要です。
この記事では、LINEを海外で利用する場合の方法と注意点について説明しています。
LINEを「海外で今と同じ『日本アカウント』で利用したい」なら、この記事を読めば何をすべきかがおわかりいただけます。
それでは、さっそくご案内しますね。
海外でもLINE・LINE電話は両方使える
LINE、LINE電話は、海外でも多くの地域で問題なく利用可能です。よほど検閲の厳しい国やネットワークが整っていない地域に行かない限り、LINEが利用できないことはありません。
ただし、LINEの利用には、インターネットへの接続は不可欠です。
LINEは、Wi-Fi内なら、そのまま日本と同じように使える
短期の旅行で、海外でWi-Fiのある場所でLINEを利用するなら、今持っている携帯電話をそのまま持って行けばLINEも使えます。
何も設定は必要ありません。
現地のSIMカードを購入し、SIMを入れ替える場合は日本出発前に設定が必要です。なぜなら、LINEは当初登録した「電話番号」に紐づいており、認証が必要な際は、電話番号でSNSを受信し、認証するためです。
海外で認証が必要になった場合、認証ができないため、アカウントにアクセスできなくなります。この場合、日本に戻るまで認証ができません。
この「電話番号での認証を解除し、電話番号のSNSによる認証をなくす」ためには、Facebookとの連携が必要です。Facebookと連携すれば、電話番号なしでLINEにログインできるようになります。
⇒LINEを、SIMカードを入れかえて利用する場合の準備をみる
Wi-Fiは、通常、海外でも以下のような場所で提供されています。一方で、Wi-Fiの配備具合は国と地域によりかなり異なります。
滞在中ずっとホテルにいるなら、ホテルのWi-Fiでじゅうぶんですね。
一方で、現地のWi-Fiだけで行動範囲がまかなえない場合、Wi-Fiが無い場所でLINEが利用できないと困ることになります。
いつでもLINEに繋がる状態にしておきたい場合は「ネットを使える状態」をととのえなくてはなりません。
この場合、渡航前に「LINEをどんなネットワークでつなげるか」決める必要があります。
海外でLINEをどうやってネットにつなぐか決める(Wi-Fiが無い場所でも使いたい場合)
▲【!大切です】SIMを入れ替えるなら、日本出国前にLINEをFacebookに引き継ぐ必要があります。これをしないで出国すると、海外でLINEに認証が必要になったら、日本に戻るまで認証できません。
海外で「現地のWi-Fiがある場所以外」でもLINEを使いたい場合、どこでもネットがつながるように環境をととのえる必要があります。
ネットワークにつながるためには、「Wi-Fi」または「現地のSIMカード」を準備することが考えられます。
短期的な旅行の場合
旅行などで海外に短期滞在する場合は、「Wi-Fiのレンタル」か、「旅行用SIMの購入」のどちらかがよいでしょう。
Wifiレンタル
Wi-Fiのレンタルの場合、SIMカードに比べて高額になりますが、家族で行った場合は全員でWi-Fiネットワークをシェアできます。
LINEの利用も、Wi-Fiで使えば、日本を出国していないときと同じように何も変わらず利用できます。
(IPアドレスが外国になるため、ステッカーなど、日本独自のサービスのダウンロードには制限がつきます。)
旅行用SIMカード
旅行用SIMカードの場合、入れかえたあとLINEを立ち上げると「新しい番号を設定するか」聞かれますが、「いいえ」を選択すれば、それまで同様にサービスをしばらくは利用できます。
しかし、一度でもログアウトするなどしてLINEのサービス上認証が必要となった瞬間、日本のネットワークで認証できないのでLINEが使えなくなります。
LINEとFacebookの連携をしておけば、ログインの際に「電話番号での認証」を求められなくなります。
求められなくなれば、電話以外のタブレットなどのデバイスでもログイン、アウトができるようになります。
連携をしないと、更新などで「認証」を求められた瞬間、帰国までLINEが利用できなくなります。そのため、念のためFacebookへの連携作業をしておくのが◎です。
また、Facebookに連携することにより、「友だち情報」のバックアップがなされます。(トークはバックアップされません。)
連携方法については、本ページの4章で説明しています。
長期的な滞在の場合は、現地SIM一択
留学や駐在で長期滞在する場合は、自動的にSIMカードを購入することになります。なぜなら、滞在国で電話番号を持たないで生活するのは困難だからですね。
生活をはじめれば、銀行口座やアパートの契約に電話番号は必須です。おのずとSIMカードを購入することになるでしょう。
SIMカードを購入する予定に決めたら、LINEの準備は出国前にかならずしましょう。
⇒LINEを、SIMカードを入れかえて利用する場合の準備をみる
「日本のサービスが不要な場合」と「日本のLINEスタンプや日本独自のサービス」を利用し続けたい場合をご案内します。
日本のLINEのサービスが不要な場合
新しい番号を入手後、LINEアプリの設定で新しい電話番号を登録します。これで終了です。
米国やオーストラリア、ニュージーランドなどの国では、「現地のLINEアプリ」もあります。
「現地のLINEアプリ」を利用する場合は、それぞれの国に到着後、その国のアプリアカウントでダウンロードします。そして、アプリに現地の新しい電話番号を登録すれば使えます。
この「現地アプリ」に切り替えると、日本独自のLINEのサービスは利用できなくなります。(再度日本に帰国したときか、渡航先でVPNを利用して日本のLINEアプリを入手する必要が生じます。)
日本のLINEのサービスを利用し続けたい場合
日本のLINEサービスを利用し続けたい場合、①「日本のアプリ」を利用しつづけ、②スタンプをダウンロードする際は、VPNでIPアドレスを日本に変えてダウンロードする必要があります。
日本のLINEサービスを利用し続けるには、以下の条件をクリアする必要があります。
▼アメリカなら、SIMカードはミントモバイルが圧倒的におすすめです。
海外でどこでもLINEを使えるようにする|Wi-Fi、SIM、国際ローミング
Wi-Fiが無い場所でネットワークにつなげてLINEを利用する場合、具体的には3つの方法があります。
✔ Wi-Fiをレンタルする
✔ 旅行用・現地のSIMを購入する
✔ 国際ローミングを利用する
1つずつみていきましょう。
Wi-Fiをレンタルする
Wi-Fiをレンタルします。
Wi-Fiは、一台レンタルすれば、家族全員で利用可能です。かつPCやiPad、数台の携帯電話など、数台のデバイスを利用している場合でも同じ料金で利用できるため、デバイスが多い方におすすめです。
Wi-Fiをレンタルする場合、日本で借りていく方法と、海外でレンタルする方法があります。
1 日本でレンタルする
日本でレンタルするなら、大手で利用者数が一番多いグローバルWi-Fiを借りれば確実です。
グローバルWi-Fiは、200か国以上で利用できます。定額制で、利用方法により金額が大きくなる心配もありません。いざというときの24時間サポートもついています。
空港で受け取るか、自宅で受け取れます。旅行直前に届くようにすれば安心ですね。
\ここからの申し込みで、1000円割引になります。/
Wi-Fiを日本で借りるデメリットとしては、旅行中、日本出発時からずっと携行しなければならず、荷物になることですね。それさえ問題なければ、日本で準備ができるので、精神的にも安心が確保できます。
2 海外でレンタルする
場所によりますが、海外の空港などでレンタルする方法もあります。国によっては現地で手配する方が安く抑えられるかもしれません。
海外でレンタルの場合は、渡航前にネットで予約手配をしておきましょう。
日本から荷物を増やしたくない場合は、現地の空港でピックアップし、返却できると便利ですね。
旅行用・現地SIMカードを購入/レンタルする
ネットを使う手段として、Wi-Fiのほかに旅行用SIMカードを購入/レンタルする方法があります。
旅行用/現地のSIMカードを購入すれば、データ通信が可能になり、現地のネットワークが入る場所でLINEが使えます。
通常、Wi-Fiを利用するより、旅行用SIMカードの方が割安です。とくに家族と一緒ではなく、1人の滞在なら、SIMカードの購入がおすすめです。
SIMカードの入替えであれば、荷物も少なくてすみますね。
SIMカードも、日本、または海外で購入が可能です。
1 日本で購入する
日本で購入するのであれば、出発前にネットで入手するのがおすすめです。
出発前に空港での購入も可能です。
2 現地のSIMを購入する
現地に着いてからSIMカードを買うのも可能です。空港やコンビニ、キオスクなどで購入するのが一般的ですが、国により事情が異なります。
渡航前に、どこでSIMカードが入手可能か調べておきましょう。e-SIM対応の携帯電話を持っているなら、渡航前にネットからe-SIMも購入できます。
アメリカに行くなら、短期でも長期の場合でも、縛りが3か月と短く、安くてかんたんなミントモバイルがおすすめです。
関連記事は以下をご参照ください。
▲eSIMなら、渡航前に購入しておけます。
国際ローミングを利用する|おすすめしません。高額です。【注意点1】
インターネットにつなぐ手段として、Wi-FiとSIMカードのほかに、「国際ローミング」があります。
国際ローミングは、一般的な携帯電話会社ならどこでも提供されているサービスです。「設定でローミングをオン」にしておけば、海外でそのまま日本と変わらず携帯電話を利用できます。
しかし、国際ローミングはおすすめしません。
なぜなら、とても高額だからです。少しの通信で、かなりの額になります。海外で電話を受信した場合でも「受信料金」が加算されます。
携帯電話は、自動的にソフトウェアのアップデートなどのために、利用者が気づかなくともデータ通信をしていることがあります。
この知らないうちのデータ通信が、国際ローミングで行われると大変な金額になりえます。
以下の設定をしておくことで、高額な請求を回避できます。飛行機に乗ったら設定しておきましょう。
✔ セッティングで国際ローミングをオフにする
✔ 機内モードにしておく
1つずつみていきます。
セッティングで国際ローミングをオフにする
国際ローミングをオフにします。携帯電話の設定を開き、以下のとおり設定してください。
設定 ⇒ 通信 ⇒ 通信データオプション ⇒ ローミング 「オフ」
機内モードにしておく
機内モードを設定するのも1つの手です。機内モードに設定すれば、携帯電話のすべての通信機能が停止されます。
一方で、Wi-Fiが入る場所なら、Wi-Fiを利用したいですよね。その場合、機内モードを入れたまま、Wi-Fiへの接続が可能です。
Wi-Fiがある場所で、機内モードを入れたまま、Wi-Fiの接続設定をすればOKです。
LINEをSIMカードを入れ替えて利用する場合の準備
LINEの利用のため、海外でSIMカードを入れかえ利用する場合、出国前に準備が必要です。
なぜなら、準備の際にLINEの電話番号認証が必要で、この認証は日本国内でしかできないためです。
これをしないと、出国後に認証が必要になった瞬間、LINEのアカウントにアクセスできなくなります。かならず準備をしてから出国しましょう。
LINEの「日本出発前に行う大切な準備」:Facebookとの連携【注意点2】
LINEのアカウントは、Facebook上に連携することが可能です。Facebookに連携すると、Facebook上でLINEのログインが可能になります。
そして、ログインの際の電話番号によるSNS認証が不要になります。
Facebookに連携することで、「電話番号」に紐づき管理されていたアカウント情報が、「電話番号に紐づかないアカウント情報」に切り替わります。
これで、電話番号がなくともインターネット上でLINEにログイン/アウトができるようになり、ほかの携帯電話にアカウントを移動させることができるようになります。
LINEアカウントのFacebookへの連携については、Applioさんのページに詳しいため、こちらをご参照ください。
そして、連携設定のみ行ったところで、作業を止めてください。連携さえできれば、ログイン、アウトを電話番号なしでできるようになっています。
その後、出国したあと、SIMを入れ替えたあとの設定については、このれとログの次の項をお読みください。
「LINEアカウントを作成した際の電話番号」が、ほかの利用者に再利用され、新しいLINEアカウントを作成されたら…。
前に「同じ番号で作成されたLINEアカウントは、消去される」ことになったようです。ということは、海外でLINEを使い続けていたら、とつぜんLINEアカウントが消える可能性があるということですね…(´;ω;`)。
これを回避するには、元の日本の番号を確保しっぱなしにすればOKです。
アカウントが消去されるのを防ぐためには、Lineに登録している電話番号を海外のものに変更すればよいのですが、しかしこれをすると日本のLINEサービスが利用できなくなります…。
LINEアカウントにログインしても、新しい海外の電話番号は登録しない【注意点3】
SIMを入れ替えたら、LINEを開き、「Facebookでログイン」します。
なぜなら、ほかの国の番号を入力してしまうと、国によっては日本のLINEの一部のサービスが利用できなくなるためです。
たとえば、アメリカの電話番号を設定すると、”LINE USA”に自動的に切り替わり、日本のLINEのサービスが利用不可になります。
この状態になると、LINEの通信自体は利用できるのですが、おさいふ機能やスタンプなどの日本独自のサービスが利用不可になります。
電話番号を登録しないままだと、LINEには日本の電話番号情報が残ります。
LINEの日本の機能を利用し続けたい(日本オリジナルのスタンプなど)⇒VPNを使えばOK
LINEに日本の電話番号が残り、日本のアカウントが保持できても、携帯電話が日本のネットワーク内にいないと、「日本だけで提供されているLINEのサービス」は利用できません。
たとえば、使えないものの一部には、「おさいふ機能」や「日本のスタンプ」の更新などがあります。
その場合、VPNを利用すれば日本のネットワークへ接続でき、すべてのサービスを利用できるようになります。
VPNとは、”Virtual Private Network”の略で、ネット上に自分だけの専用線を設けるものです。これで、海外にいても、日本のネットワークに接続できます。
LINEの内容更新程度のデータ使用量のVPNなら、無料のTunnel Bearでじゅうぶんです。かわいいうえにとても使いやすいVPNです。
容量の大きいVPNサービスなら、NordVPNにしておけば◎です。このVPNなら、検閲の厳しい国のネットワークからでも日本へのネットワークに問題なく繋げられます。
VPNに接続すれば、NetflixやAmazonなども日本の環境と同じように視聴できます。NordVPNは24時間年中無休のカスタマーサポートがつき、30日間の返金保証があります。
リスクゼロで開始できるので、一度試してみてください。
まとめ:海外でLINE、LINE電話は使える?⇒使えます。ただ、Wi-Fiだけを使うか、いろいろ準備が必要です
海外でLINEを利用できるか、また利用する場合の方法や準備についてまとめました。
以下のとおり、改めて整理します。
✔ LINEは、Wi-Fiのみで使う。⇒ そのまま出国。要すればWi-Fiをレンタルする。
✔ 出国前にFacebookにアカウントを連携する。
✔ LINEに「Facebookアカウント」でログインする。新しい電話番号は登録しない。
私は、海外に引っ越した際、LINEのFacebookへの連携をせずに日本を出国して連携に失敗し、日本のアカウントを無くしました。
そして、さらなる日本から海外への引っ越しの際、今度は、アメリカでLINEを立ち上げたときに、誤ってアメリカの携帯電話番号を入力し、見事にLINEがアメリカ仕様になりました。
スタンプが残念すぎて悲しかったです。
LINEは日本ではすべてのサービスに紐づいているくらい浸透しているので、アカウントを無くすと大変です。
まず、海外でLINEを利用するなら、Wi-Fiのみの利用とするのか、SIMの入替えをするか整理しましょう。
ぼくは、Wi-fiを利用するにはちょっと滞在が長すぎだね。アメリカで現地のSIMカードを購入することにするよ。
さっそくLINEの連携をFacebookでしておこっと。
LINEは、日本出国前にすべき準備をすれば、海外でもちゃんと、ずっと使えます。(ほかの人に電話番号を再利用されて、LINEの新しいアカウントを作られない限りは…です。)
私は、もう日本の携帯電話番号は手放したので、いきなりLINEアカウントが消えてしまうこともありえると思って使っています。
もし、消えるのが怖い方は、日本の携帯電話番号をずっと保持するのも1つの手ですね…。楽天なら月1000円で電話番号を保持できますよ。
この記事を読まれた方が、問題なくLINEを海外で利用できますように。
では、また♪