オーストラリアでもLineは使えるの？
日本のLineをそのまま使える？
オーストラリアでもLINEは利用できます。短期滞在でWi-Fiのある場所でのみ使うのであれば、日本のLINEをそのまま使えます。
一方で、LINEは電話番号に紐づいたSNSで利用者を認証します。そのため、「認証が必要になった瞬間に利用不可」になります。
長期滞在を予定している場合は、この電話番号認証を解除しなければなりません。
番号認証を避けるためには、LINEとFacebookの連携作業を日本出発前にします。なぜなら、連携作業には電話番号に紐づいたSNSでの認証が含まれるためですね。
この記事では、「オーストラリアに行くことになった場合、どうしたらLINEを使い続けられるか」を詳しくご案内しています。
この記事を読めば、「オーストラリアに渡航する前に行うべきLINEの設定方法」がわかります。
それでは、さっそくご案内しますね。
オーストラリアでもLINEは使える
LINEはオーストラリアでも使えます。Wi-Fiのある場所であれば、日本の設定のまま利用可能です。
しかし「番号による認証が必要」となった瞬間、利用できなくなります。なぜなら、海外では日本のSNS番号認証ができないからです。
通常、SNS認証は「機種変更」や「登録のあるユーザーが実際に端末を利用しているか」確認される際のみなので、一週間以内の短期旅行で認証が求められる可能性は低いでしょう。
とはいえ、SNS認証が求められた瞬間にアカウントへのアクセスができなくなるので、注意が必要です。
SNS認証が求められ、オーストラリアで使えなくなったLINEは、日本に戻ってからSNS認証すれば使えるようになります。
この日本の電話番号に紐づくSNS認証は、Facebookへの連携で解除できます。Facebookに連携することにより、LINEアカウントの「電話番号への紐づけ」が「IDとパスワード」に変更されるためです。
Facebookへの連携作業については、Facebookへの連携の章でご案内しています。
オーストラリアでLINEサービスを使う：日本のLINEサービスと現地のLINEサービスの違い
オーストリアでLINEサービスを利用し続ける場合、以下の２つの選択肢があります。
✔ 日本のLINEサービスを利用し続ける
✔ オーストラリア現地のLINEを利用する／オーストラリアの電話番号を登録する
選択肢により操作が異なります。日本のLINEアプリを現地のものに切り替えると、のちほど日本のLINEを再インストールするにはVPNが必要になり、少し面倒です。
「オーストラリアの現地LINEアプリを利用するかどうか」は慎重に決めるのがおすすめです。
日本のLINEサービスを利用し続ける場合と、オーストラリアのサービスに切り替えた場合では何が異なるのか説明します。
日本のLINEサービスを使いつづける
日本のLINEサービスを利用し続けるかぎり、日本の「スタンプ」機能や「おさいふ」機能を利用できます。
LINEは海外でメジャーな通信アプリではありません。そのため、海外LINEアプリに切り替えると入手できるスタンプは種類が限られ、日本の人と通信する際に残念に感じます。
日本のLINEサービスは、以下の条件を満たせば使い続けられます。
Facebookアカウントで連携 ：Facebookにも「日本の電話番号」が登録されている
LINEアカウント ：「日本の電話番号」が登録されている
（豪の電話番号を入手しても登録しない）
スタンプのダウンロード ：ダウンロードの際に接続するIPアドレスを日本にする
（VPNで回避できる）
Facebookへの連携については、Facebookへの連携の章で案内します。
LINEをオーストラリア現地化する（これをすると、日本のLINE独自のサービスは使えなくなる）
LINEは、渡航先の現地仕様にすると日本独自のLINEサービスの機能が失われます。現地LINEには、以下の２つで切り替わります。
オーストラリアの電話番号の登録する
オーストラリアに到着後、「オーストラリアの電話番号」をLINEのアカウントに登録すると、自動的にオーストラリアのLINEに切り替わります。
これは、国により提供されるサービスが異なるためです。オーストラリアの電話番号を登録すると、自動的に番号が判別され、オーストラリアのLINEサービスに切り替わります。
一度オーストラリアの電話番号を登録すると、日本に戻って日本の番号で再認証しなければ日本の番号に戻せません。
オーストラリアのLINEアプリをダウンロードする
オーストラリアには、「オーストラリアのLINEアプリ」があります。オーストラリアのLINEをダウンロードして利用するとオーストラリアLINEに切り替わります。
オーストリアのLINEに切り替わると、日本独自のLINEサービスは利用できなくなります。
もし、アプリをオーストラリアLINEに切り替えたあと、日本のものに戻したい場合は、オーストラリアアプリを消し、VPNで日本に接続後、もう一度日本のLINEアプリをダウンロードする必要があります。
オーストラリアでLINEは使える：短期滞在
短期滞在の場合にオーストラリアでLINEを使う方法をご案内します。
短期滞在の場合で、LINEを「Wi-Fiのある場所でのみ利用する」場合、とくに日本を出発前に設定すべきことはありません。
そのまま携帯電話を日本から持ち出し、オーストラリアのWi-Fiがある場所に行けば使えます。
Wifiのある場所を探す
フリーのWi-Fiは、以下のような場所で提供されています。携帯電話のセッティングで利用可能なWi-Fiを見つけて利用しましょう。
Wi-Fiをレンタルする
Wi-Fiをレンタルすることも可能です。日本出発前に日本で、またはオーストラリアに到着してからもレンタルは可能です。
日本出発前にWi-Fiをレンタルする
日本で借りるなら、大手のグローバルWIFiがおすすめです。レンタルWi-Fi業界第1位なので安心。これ一台で200か国以上で利用できます。
＼￥1,000割引で使えます／
オーストラリアでWi-Fiをレンタルする
オーストラリアでもWi-Fiを借りれます。
rent-connectは、オーストラリア全土で提供されています。滞在先のホテルに手配しておくか、主要な空港で受け取れます。
旅行用SIMを購入する（Facebookでの連携作業を推奨）
旅行用SIMを使えば、インターネットに接続できるのでLINEが使えます。SIMは基本的に使い捨てなので、返却が不要で便利です。
LINEは、レンタルしたSIMの電話番号を登録せずとも引き続き使えます。
しかし、ログアウトするなどして日本の電話番号にひもづいたSNSによる認証が必要となった場合、使えなくなります。
SNSによる認証を回避するには、Facebookによる引継ぎが必要です。Facebookによる引継ぎは、Facebookへの連携の章で案内しています。
日本に帰ったあとは、元のSIMカードに入れ替えれば元通り利用可能です。
旅行用SIMも、日本およびオーストラリアで購入可能です。
旅行用SIMを日本で購入する
旅行用SIMは、日本ではオンラインマーケットや空港で販売されています。
日本のAmazonでは、この商品が一番使い勝手がよいと評判でした。購入の際は、「開通作業がかんたんだったか」など、レビューを確認するのをおすすめします。
開通作業につまづくと、ネットが使えず調べることもできないので本当にやっかいです。ユーザーが利用に問題なかった会社を選択するのはとても重要です。
旅行用SIMをオーストラリアで購入する
オーストラリアに到着後に旅行用SIMカードを購入するのも可能です。
主要な空港では、Telstra（テレストラ）、Optus（オプタス）、Vodafone（ボーダフォン）などの携帯電話会社の店舗があります。これらの会社は主要な携帯電話会社なので間違いありません。
また、市街の以下の場所でもプリペイドSIMカードの購入が可能です。
オーストラリアでLINEは使える：長期滞在
オーストリアに長期滞在するなら、オーストリアのSIMカードを購入しなければなりません。なぜなら、生活の立ち上げにオーストラリアの電話番号は必須だからです。
SIMカードを購入する場合、以下の工程となります。
もう少し詳しく説明します。
日本出発前：LINEをFacebookに連携する
長期滞在の場合、日本で出発前にFacebookの連携作業をします。作業は日本で行います。なぜなら、連携作業の際、SNSでの認証があるためです。
Facebookの連携作業は、次の章で紹介しています。
Facebookでの連携作業を終えたら、IDとパスワードだけでLINEにログインできるか確認しましょう。
現地到着後：現地でSIMカードを購入する
オーストラリアに到着後、Telstra（テレストラ）、Optus（オプタス）、Vodafone（ボーダフォン）などの携帯電話会社の店舗でSIMカードを購入します。
購入したら、SIMを入れ替えます。
LINEの設定をする
LINEの設定をします。
LINEを日本アプリのまま利用し続ける
日本アプリのまま利用し続けたい場合は、新しいオーストリアの電話番号を登録しません。要するに、Facebookの連携作業さえ行って渡航していれば、到着後の設定は不要です。
オーストリアの電話番号を登録しなければ、日本のLINEサービスの機能を利用し続けられます。LINEには引き続き、日本の電話番号が残っています。
日本の電話番号を解約した場合の注意です。
電話番号はキャリアのルールに応じ、再利用されます。あなたの番号が別のユーザーにより使われ、LINEアカウントが作成された場合、あなたのアカウントは消去されます。
これを避けるには、「①日本の電話番号を保持し続ける」、または「②オーストラリアの電話番号」を登録することになります。
ただ、②をすればLINEアカウントは「現地化」し、日本のスタンプやおさいふ機能などのサービスは利用できなくなります。
日本のLINEアカウントは、以下の条件を満たせば使い続けられます。
LINEアカウント ：「日本の電話番号」が登録されている
（豪の電話番号は登録しない）
Facebookアカウントで連携 ：Facebookにも「日本の電話番号」が登録されている
スタンプのダウンロード ：ダウンロードの際に接続するIPアドレスを日本にする
（VPNで回避できる）
私は日本の携帯電話番号を手放しました。なので、毎日アカウントが消えるかも…と思いながらLINEを利用しています。
LINEは家族との連絡のみに利用しているので、いざとなったときにはほかの手段で連絡できるように準備しています。
LINEをオーストラリア現地版で利用する
「日本のLINEのサービスを使う必要がない」アプリを現地化したい方向けです。
新しい電話番号を入手したあと、LINEアプリに新しい電話番号を登録します。
＋61の電話番号を入力したら、LINEアプリの再インストールをうながされるかもしれません。その場合は、オーストラリア版のLINEアプリを再インストールします。そのうえで新しい電話番号を入力します。
これで、LINEアカウントを利用できます。しかし、日本のサービスを利用し続けることはできなくなります。
オーストラリアでLINEを使う：Facebookへの連携作業【設定１】
Facebookでの連携作業はAppllioさんの記事に詳しいため、こちらをご参照ください。
また、日本のLINEアプリ機能を利用し続けたい場合、Facebookに登録されている電話番号が「日本の番号」である必要があります。ご注意ください。
▼FacebookとLINEの連携作業はこちら
トークの引継ぎなど、必要な方は忘れずに行いましょう。
Facebookへの連携がすめば、SNS認証は不要になります。また、Facebook経由でLINEにログインできるようになります。
オーストラリアで日本のスタンプやサービスを利用したい（VPN）【設定２】
オーストラリア国内で日本のLINEスタンプやおさいふ機能をいじりたい場合は、ＶＰＮネットワークを利用すれば使えます。
VPNとは、”Virtual Private Network”の訳で、かんたんにいうと、どこかの国で「ほかの国や特定の地域のIPを利用し、インターネットを使える」ものです。
ネット上では、国により提供されているサービスが異なります。ある国に接続すれば、その国のサービスが使えるようになるんですね。NetflixやHuluなども国により見れるものが異なります。
VPNの会社はたくさんあります。とはいえ、LINEスタンプくらいの容量であれば、無料のTunnel Bearでじゅうぶんです。
スタンプをダウンロードしたいときだけ、VPNで日本につなげばOKです。VPNでつなげた瞬間に、LINEのスタンプ画面にたくさんのスタンプが表示されるようになります。
海外にいてもインターネットで日本の番組を見たい方は、VPNを使えば日本にいるのと同じネット環境が整えられます。
海外在住者向けのVPNは、設定がかんたんで接続も速いと評判のスイカVPNが◎です。30日間無料で試せます。口コミを公式サイトで確認してみてください。
オーストラリアでLINEを使う：まとめ
オーストラリアでLINEを使う方法をまとめました。
ポイントは、「日本仕様で使いたい」なら、ちゃんと「①LINEをFacebookで連携して出国」して、「②オーストラリアの電話番号を入力しない」ことですね。
これをすれば、ほかの国に移動してもずっとLINEを使い続けられます。
ただ、日本の番号を解約して誰かに再利用されLINEアカウントを作られると、アカウントが消える点、ご注意ください。再利用は3年ほどでされることが多いようです。
私はアメリカに移住した際、Facebookとの連携をせずに渡航し、1つLINEアカウントを無くしました。そして、2度目の渡航時は、誤って米国の電話番号を入力し、また日本アカウントが消えました。
過去の経験を踏まえ、今は2つのラインアカウントをFacebookと連携して持ち歩いています。オーストラリアに移住して今1年半ですが、今のところ普通に使えています。
ずっと日本の番号を保持していたかったら、LINEモバイルとか楽天モバイルらへんが月額安いですね。
ちなみに、オーストラリア人はLINEアプリ使ってる人あんまりいないです。What’s upアプリが主流です。
日本人はLINE使ってる方多いです。私もオーストラリア在住ですが、日本と連絡するときは今でもLINEです。
この記事を読まれた方が、問題なくオーストラリアでLINEを使えますように。
では、また♪
▼参考
