Oops! Oh Gosh!
びっくりするじゃない!
なんで英語なん?ここ日本だぞ。うざいんだけど。
海外かぶれは、うざいしイタイですね。ネット上ではとても嫌われています。なぜなのでしょうか。
この記事では、海外かぶれのあるあるな行動を徹底検証します。
こんにちは、れとです。
過去、それはそれは立派なアメリカかぶれでした。今振り返ると、自分自身の発言や振る舞いを思い出すだけで頭を地中深くに埋めたくなるほど恥ずかしいです。今も日本滞在時には、かぶれに思われる言動や行動をしていないかと自分を客観視して注意する日々です。
しかし、一方でこうも思います。「何かにかぶれる人々」の症状は、素直に学ぶことに一生懸命であり、学ぶ対象の全てを吸収しようとする行動への一時的な反応でもあるとも。好きな何かに特別な情熱を持って没頭して学ぶ過程では、何の分野であれ対象に強い憧れと敬愛心を持つため、周囲にその憧れを押し付け、周りによく注意を払っていないと「かぶれ」を発症するのだと思います。
そんなわけで自分にとっては過去を振り返る耳の痛い話なんですが、改めて海外かぶれを検証します。この記事を読むと、こんなことが分かります。
それでは、ご紹介していきます。
海外かぶれとは
海外かぶれは、どう定義されているのか調べたところ、以下のとおりです。
ウィキペディア
西洋かぶれ(せいようかぶれ)とは、自身の所属する文化より西洋文化を良しとして、振る舞いや服装などを西洋文化のそれに似せること、あるいはそのように振る舞う人物を指す蔑称。類義語に外国かぶれ(英語版)がある。より範囲を限定したアメリカかぶれなどの語も存在する。
海外と西洋は同義ではないんですが、一般的に「海外かぶれ」が意図する「海外」とは「西洋」として考えられますので、まさにこれですね。
西洋の人になりたいと思って、なれないのにも関わらず恰好、振る舞いだけ真似している状態です。イタイです。
そもそも、「海外」ってどこなんでしょう。
アメリカも、ロシアも、東ティモールも、スワジランドも、タジキスタンも、スリナムも、ベンガルも、カタールも、アルメニアも、ブータン王国も、レユニオンも、北朝鮮も、みんな「海外」です。
しかし、中国に行って中国かぶれになったところで、「ポカホンタス」のような名称を与えられる程嫌われることも無いので、やはり日本では一般的には海外=欧米諸国のことを指しているのだと考えられます。
ということで、「海外かぶれ」の人たちは、「西洋の人たちになれないのに、恰好、振る舞いだけ真似する人たち」です。
海外かぶれのうざい、あるあるな特徴
海外かぶれのうざくて、あるなるな特徴を確認します。
1つずつみていきましょう。
何でも日本とほかの国を比べ、日本を下げる
海外かぶれは、日本とほかの国を比べ「日本を下げ」をします。
よく口にされるのが以下の言葉です。
「海外では…アメリカでは…ヨーロッパでは…」
「日本て…だよね」
「海外では…だよー。」
典型的です。どうにかして日本を下げようとします。
会話に知っている英単語をねじこむ
海外かぶれは、日本語会話に「英単語をねじこもうとする」傾向にあります。
ルー大柴さんのような方ですね。わざとっぽい人もいます。または、日本語で言われたことを、なぜか「カタカナ」の言葉に言い換えます。
カタカナ英語は、厄介ですね。和製のカタカナ英語は、外国で全く通じません。
その使えないカタカナ英語を日本語に混ぜて使うというのは、本当に恥ずかしいです。
あ、これ日本語でなんて言うんだっけ?忘れちゃった。
海外かぶれが口にしがちな言葉です。
しかし、何年どこにいても母国語は忘れません。数か月海外にいたくらいで、日本語があやふやになるのは問題です。
酔うと英語で話し出す
酔うと英語(っぽい言葉)で話し出す、これも海外かぶれにありがちなことです。超絶うざいですね。
酔うと一生懸命拙い英語で話そうとするんですよね。自分がそうでした。本当に恥ずかしい…。
アメリカのエンタメを見がち
海外かぶれの人たちは、エンタメは日本のものは見ずに、アメリカのものを見がちです。ゴシップもアメリカ中心のものを追っています。
なので、日本のお笑いが話題になると会話についていけない一面もあります。
日本の文章に含まれるカタカナの「発音」が英語発音
海外かぶれは、日本語の中に含まれるカタカナを英語っぽく発音する場合があります。しかも発音はイントネーションを真似るだけで、正しいかというとそうでもありません。
日本語を話していて英語が混ざってしまうのは、英語脳と日本語脳の使い分けができないことを証明しているに等しく、恥ずかしいことに本人は気づいていません。
自分のいた場所で健康志向とされる筋トレやベジタリアンに一時的になる
これも海外かぶれにありがちな特徴の1つに、筋トレ、ベジタリアン、オーガニック素材しか食べないなどの、海外で流行ったものをかじりで実践することがあります。
かじりの知識で実践しようとしているので、たいてい長続きしません。
ファッションが、滞在していた地域寄りになる。
これは、影響を受けやすい時期に海外にいて、着るものが完全に現地化してしまった場合にはよく起こります。本人も気づいていないケースが結構あります。
ワンレンでフープイヤリングや、露出の多い服、室内でもサングラスなどがよく言われますね。
他方でひと昔前と違い、最近はファッションもグローバル化してきたので、ファッションについては以前ほど違和感は無いかもしれません。
いずれにしろ、海外かぶれは、恰好で「海外の雰囲気」を自分にまとわせようとする傾向にあります。
恋愛の相手が外国人になりがち
生活のぜんぶを海外色に染めたいのが海外かぶれなので、恋愛の相手も外国人を選ぶ傾向にあります。
外国人の中でも、やはり欧米系が多め。相手が西欧系であることで、さらに自分を西洋に近い「憧れられる存在」に近づけようとします。
“Oh my god!”、”Sh*t!”など、驚いたりしたときになぜか英語で反応する
これも海外かぶれの初期にありがちです。ほかの文章は英語で話さないけど、驚嘆系のかんたんな言葉だけ、英語になります。
とてもうざいです。
目につくものは、ぜんぶ「英語」に設定して使っている
携帯電話、SNS、生活の一部になるものはぜんぶ英語に設定して利用しています。
「英語の方が日本語より理解できてる私」のアピールか、ただ真剣に英語に慣れたいがための行動です。
海外かぶれは、何故うざいと思われ、嫌われるのか
先ほどのウィキの説明にもあるとおり、この問題の根底には、西洋文化を自国の文化よりも良しとする崇拝文化があります。
この文化は、文明開化の頃から生じています。「西洋文化」や「西洋人は日本よりも優れている」というイメージが日本人の頭に刷り込まれているんですね。
優れているわけではなく、「違う文化」として認識されることが大事なのですが、西洋文化の方が良いという概念が残念ながら定着しています。
そのため、日本の多くの人が「海外は日本より優れていて、憧れの対象となる」イメージを無意識に持っています。
結果、海外かぶれは、「憧れられる海外っぽさ」を自分に投影して自分も憧れの対象になろうと錯覚し、結果「かぶれ」になります。
海外かぶれの症状を示す人は、大抵短期間留学をしたなど、どこかの欧米諸国に軽く染まった人で、その土地との繋がりを強く持っていない人です。海外かぶれの症状は、以下の理由で発症します。
長年外国に住んでいる、家族が外国にいるなどの場合、「外国」が自分に関わりがあることをことさら強調する必要はありません。「外国」は嫌でも自分の生活の一部だからです。
一方で、外国との繋がりが薄い人は、薄いが故に自分が外国に関わった事実を周りに強調したがります。
海外かぶれの人間と対面し、その症状に触れた人は、
「自分がずっといる日本と、どこだか自分が見たことも無い国の比較をされたところで本当かどうか分からない話」
など、たかが数か月どこかの国に行っていた人に大げさに語られても、「うさんくさく」しか感じません。
結果、「毎回『海外、海外』って持ち出して来て、こいつうざいな」となり、嫌われます。
また、海外のイメージに憧れを抱きつつも、行くことが叶っていない人間からすると、海外かぶれは「海外に行ったことをひけらかす自慢の塊」に映ります。
嫉妬の対象となった海外かぶれは、目撃される度に嫉妬の対象となるため、嫌われることに繋がると考えられます。
海外かぶれに関わらず、「海外に元からいた」帰国子女なども妬みの対象になることがありますね。
海外かぶれは、海外とのつながりが弱く、ほかの国での生活経験が浅い時に発症する
海外かぶれは、海外とのつながりが弱く、ほかの国での生活経験が浅い時に発症します。
なぜなら、海外滞在経験が長くなると、以下の意識が強くなるためです。
そのため、海外かぶれな発言や行動をするほど、「井の中の蛙で、国外との関係が希薄」であることを自ら知らずして主張していることになります。
海外かぶれは、海外とのつながりが弱い人が、「海外と自分の関係」をことさら強調するため起こる症状です。
海外かぶれはうざいけどポテンシャルがある
海外かぶれはうざいですが、ポテンシャルがある人達です。
なぜなら、
からです。
海外かぶれであることを自覚しているならば、周りに嫌われる行動は自粛すべし…とは思います。
とはいえ、海外かぶれは、「知識を得ている」過程で起こるもの。自分の好きなこと、憧れを自分に投影することが学習の一部となることも否めません。
「海外かぶれ」だなんだと言われようとも、自分の中にあるやりたいことをやってみて、得られる何かがある可能性もあります。
「海外かぶれ」と言われるほどのコピー能力と行動力があるということ。それはほかの人や文化から多くを学び、自分に適応できるポテンシャルを持っていることに他なりません。
海外かぶれのあしらい方
海外かぶれはうざいし、本人にも黒歴史になることを知らせてあげたいところですが、直接的に伝えると傷つけてしまいます。
そっとこの記事を送ってあげるのも良いですが、会話の端々につっこんであげるのも良いと思います。
会話の詳細を聞く
例えば、「海外では…」と来たら、「海外ってどこ?」と聞きましょう。「アメリカでは…」だったら、「アメリカのどこの地域の人達?」です。
その先も、「それは何の?」など、詳細をにこやかに聞いていきましょう。それだけで、既に精神的に圧力がかかります。
なぜなら、海外かぶれは、浅い知識しか持っていないので、深くつっこまれると答えることができないためです。
かわす
やたらと日本の全てをおとしめてくる人には、「日本程に伝統技術などがしっかり発達して認識されている国も珍しいよね。」「世界中で、料理が日本よりおいしく食べられる国ってどこかな?」とすらりとかわします。
変な英語を会話に挟んでくる人は、「意味がわからない」と正直に伝える
「ごめんなさい。意味がわからなかったので、もう一度違う言葉を使って話してみてください。」と聞いてみましょう。
海外かぶれのうざいあるある:まとめ
海外かぶれのうざくてあるあるな特徴と、その理由、かわし方についてまとめました。おさらいすると、海外かぶれの特徴は以下のとおりです。
海外かぶれの自覚を持っている方は、長年海外かぶれとして生きていた私からのアドバイスとして、「やり方によっては後で黒歴史になりますよ」とだけ言っておきます。
それでも海外かぶれで生きるならば、ルーの道、海外かぶれの道を極めて頂ければと思います。極めるところまでいけば、きっと何かに辿りつきます。
海外かぶれに接触していて疲れている方は、その海外かぶれさんが現状に気づいていないだけかもしれないので、その人の目に触れる所にこの記事をそっと置いておいてあげてください。
きっと、その後変化が見えると思います。