ミントモバイル、留学で使うってどう?
実際利用してみた感じは?
メリット、デメリットも教えて。
留学が決まったら、日本出発前に理解しておきたいことの1つが、「通信手段の確保」です。日本を離れたあと不安になることが無いよう、出発前に目途をつけておきましょう。
この記事では、留学の利用に最適な「格安SIMのミントモバイル」のメリット・デメリット、注意すべき点の紹介と、日本を出発前にしておくべき、大切なポイントを紹介します。
この記事を読めば、「ミントモバイルの使用感」と「通信手段の設定」について留学までにしておくべきことの道すじが理解できます。
それでは、さっそくご紹介しますね。
ミントモバイルは留学利用に最適
ミントモバイルは、「$15/月~」と価格が低いプランを提供する米国の携帯電話会社です。安価で年単位の縛りが無いにも関わらず、大手キャリアと同等のサービスを提供しています。
以前から、T-mobileのネットワークを利用する、独立したMVNO(格安SIM)の会社でしたが、2023年にT-mobileの傘下に入りました。
引き続き価格の安いプランを提供し、2023年4月からは以前と同額ながら利用できるデータの量がさらに増えました。
俳優のライアン・レイノルズが25%の株を保有し、CMに出ていることでも有名です。よく知られた、安心できる通信会社です。
ミントグリーンのキツネのマスコットキャラクターもCMで活躍しています。
住所は、利用可能エリア?
ミントモバイルは、①大手キャリア同等のネットワーク、②年単位でのしばり期間が無い、③低額という観点から、留学での利用に最適な通信会社です。
一方で、都市部以外だと、ネットワークの弱い場所もあります。もし留学先がエリア外なら利用を検討する意味がありません。まずは、自分の留学先がネットワーク内か否か確認しましょう。
ネットワークの有無を確認するには、以下の情報の入力が必要です。公式サイトでZIPコードを入れ、エリアを確認しましょう。
✓ 留学先のZIPコード
✓ 留学先の住所
✓ あなたの携帯電話の機種情報(持っていなければ、購入予定の機種を選択します。)
アメリカのSIMカードを利用⇒使える携帯電話の種類に注意
渡航先「現地のSIMカードを利用する」にあたって必要なのが、「SIMカードを入れ替えられる携帯電話:SIMフリー携帯電話」です。
現在のGSMネットワークでは、一般的に2種類の携帯電話が利用されています。
1つめは、「SIMロック」と呼ばれ、携帯電話を購入した会社のネットワークのみが利用できるタイプです。
2つめは、「SIMフリー」と呼ばれ、携帯電話の中にあるSIMカードを差し替えることで通信会社を変更できます。
ミントモバイルを利用するにあたっては、SIMフリーの携帯電話が必要です。
海外でも国内でも同じ携帯電話を使いたい場合、SIMフリーの携帯電話は必需品です。
✓ SIMフリーの携帯電話:各国で「現地の電話会社のSIM」を入手すれば、そのまま手持ちの携帯電話のSIMを差し替えて、現地の電話番号を利用できます。
✓ SIMロックの携帯電話:「携帯電話内にロックされているSIMのみ」が利用可能です。他の国でその携帯電話を利用し続けることは不可能です。
現在契約中の通信会社が「国際ローミング」を提供している場合は、海外の提携ローミング地域で通信の利用が可能です。
通常、海外ローミング通信は、現地のSIMを利用した場合に比べて高額です。
日本を離れ、長期間他の国に滞在するなら、SIMフリーの携帯電話を入手しましょう。SIMフリーの携帯電話を持っていない場合、日本または、渡航先で購入します。
ミントモバイルでは、SIMフリーの携帯電話を購入できます。機種によっては、携帯電話+プランで購入すると、数か月プランが無料がついてくることもあります。
上記リンクで、現在の「新規購入で6カ月通信料が無料でついてくる」携帯電話の種類がご確認いただけます。
アメリカに留学なら、ミントモバイルのSIMをすすめる4つの理由
アメリカには、ミントモバイルのほかにもさまざまな電話会社があります。その中で、なぜミントモバイルがおすすめなのか、その理由を紹介します。
- シンプルなプランが使いやすい
- 購入時のサービスが◎
- ネットワークが◎MVNO(格安ネットワーク)で安価
- 利用者の満足度が高い
1つずつ見ていきましょう。まずはプランについて案内します。
プランが使いやすい
ミントモバイルのプランは、安く、シンプルです。
大手キャリアによくある複雑、難解なオプション料金がなく、毎月の支払いに理解不明な料金が発生しません。もう少し詳しくみていきます。
シンプルなプラン
3か月からはじめられるプランの料金表は以下のとおりです。3か月ごと、6か月ごと、1年ごとのいずれかのプランになります。
3か月契約プランのみ、最初の3か月は価格設定が安く、”INTRO OFFER”に記載された料金となります。4か月めの更新時から、通常の金額”RENEWAL PRICE”です。
いずれのプランを選択しても、国内で普通どおりに利用している限り、上記のとおり課金されます。とてもシンプルです。
ちなみに、利用中プラン内容を変更するのもアプリ上でかんたんにできます。
年単位のしばりが無い
ミントモバイルは、年単位の縛りがありません。契約は3か月からです。
大手のキャリアでよくあるのが、最低2年の契約ですね。そして月額は60ドル前後と高額。1年分ですでに700ドルほどになります。
利用を開始し、事情が変わって1年未満に解約でも、2年分1,400ドルの費用を払う必要があります。大きな損失です。
ミントモバイルは、「最安プランの3か月分合計金額」の場合、短期利用で解約しても50ドル程ですみます。これなら契約も安心です。
購入時のサービス
購入時に「おためし期間」が用意されているのもミントモバイルの特徴です。
もう少し詳しくみてみましょう。
7日間のお試し期間がある
ミントモバイルには、7日間のお試し期間があります。この期間は、契約を解約でき、料金も返金されます(送料や手数料は除く。)。
SIMを購入してはじめて「ネットワークがない!エリアの電波が弱い!」とわかることもあります。保証期間があれば安心してネットワークをテストできます。
新規機種購入キャンペーン
ミントモバイルでは、新規機種購入+プラン申込みで、「数か月分の無料プランがつく」キャンペーンを実施しています。
格安SIMがでてきた現在、携帯電話をSIMフリーに買い替える必要のある方も多いでしょう。
新規機種の購入を検討中なら、キャンペーンも確認しておきましょう。
かんたんにやめられる
ミントモバイルは、やめるのが簡単です。
7日間の解約可能期間であれば、カスタマーセンターに電話すればすぐSIMカードが止められ、解約完了、返金がなされます。
通常の利用期間では、契約満了時で解約したい場合、アプリ上で「次の契約で自動更新しない」を選択しておけば、自動更新がされず、解約となります。
アプリ上で「契約を自動更新する」にしておくと、あなたが選択した期間ごとに契約が更新されます。
ネットワーク
ミントモバイルのネットワークは、優良です。理由は以下のとおりです。
T-mobileのネットワークを利用
ミントモバイルのネットワークは、大手キャリアのものと遜色ありません。なぜなら、大手通信会社のT-mobileのネットワークを利用しているからです。速さ、エリアともに信頼がおけます。
たとえば、ボストン郊外でこの速度。
ビデオで通話した場合でも、画像、音質ともにクリアです。
MVNO(格安ネットワーク)で安価
ミントモバイルは、大手キャリアと比べて、圧倒的にプランが安いです。なぜなら、店舗を持たないインターネットのみでの商品販売形式だから。
ショッピングセンターに店舗を構えておらず在庫を各店舗に置いていないため、コストカットが可能なんですね。
国際ローミングも使える
格安SIMなのでローミングが無いのでは?と思えますが、国際ローミングも使えます。
短期の海外旅行で、渡航先がネットワーク範囲なら、SIMを入れ替えずにそのまま利用できます。
利用者の満足度が高い
ミントモバイルがよいサービスを提供していることは、利用者満足度からも見てとれます。
ネットワークや価格以外によいと思える点をみてみましょう。
プラットホームが洗練されていて使いやすい
ミントモバイルは、プラットホームが洗練されていて、使い勝手が◎です。
プラットホームは以下のとおり。とてもシンプルでわかりやすいですね。
カスタマーサービスが◎
カスタマーサービスが手早く、フレンドリーです。(アメリカのサービスなのに、電話がすぐ繋がるのが何よりうれしいかもしれません。)
私が最初利用開始した際、SIMカードがうまく機能しなかったんですね。
「格安SIMはやっぱりダメなのかな…」と思いつつカスタマーサービスに電話したところ、すぐ電話がつながりました。
そして、対応がフレンドリー・的確で、一瞬で問題を解決してくれたのです。とても気持ちのよい対応だったので、このときミントモバイルファンになりました。
大手キャリアのカスタマーサービスでは、ボイスメッセージで30分待ち、部署をたらい回しにされて…ということが多いんですよね。
ミントモバイルのカスタマーサービスには感動しました。
ミントモバイルを利用するときの4つの注意点・デメリット
長期的に何かのサービスを利用する際には、注意点も抑えることが重要です。
失敗することがないよう、注意点も把握しておきましょう。
地域によってはネットワークが弱い可能性あり
ミントモバイルは、地方によっては電波の弱い場所もありえます。
T-mobileのネットワークを利用しているため、利用可能なエリアは大手キャリア並みといえます。
それでも電波が弱いところもあります。利用する可能性が高いエリアは、前もってよく把握します。
購入は、アメリカで住所が決定してから
SIMカードの購入は、住所が決定してから行いましょう。
なぜなら、「大抵どこでも利用できるだろう」とあなどると、都市部でもエリアによっては電話が入りにくい場所もありえるからです。
まずは公式ホームページで、ZIPコードを入力して利用可能エリアを確認します。
その後、7日間の保証期間中には通話の品質、データの送受信状態を確認しましょう。
SIMフリー携帯電話が必要
ミントモバイルのSIMカードを利用するには、SIMフリー携帯電話が必要です。
SIMロックの携帯電話では、SIMカードを入れ替えできません。日本出国前、またはアメリカ現地でSIMフリーの携帯電話を購入しましょう。
ミントモバイルでも、新規携帯電話を購入できます。
送料、手数料は返金されない
7日間の返金保証期間に解約した場合、通信の契約に発生した料金は返金されます。一方、手数料や送料は返金されません。
留学なら、日本出発前に確認すべき重要な2つのこと
留学し、携帯電話を海外で利用したい場合、日本出発前にしておくべきことがいくつかあります。
知らないでいると、利用中のアプリのアカウントが利用できなくなるなど、問題が発生します。
出発前にしておくべきことを知っておきましょう。以下に主に考えるべき2点をご紹介します。
携帯電話の購入の検討
留学する場合、今利用している携帯電話がそのまま利用できるか確認が必要です。
利用できず新規で携帯電話を購入する場合、日本またはアメリカで何の携帯電話を購入するか目途をつけておきましょう。
① 利用中の携帯電話が「SIMロック」の場合
利用中の携帯電話は、日本の契約中のネットワークでしか利用できません。新しく携帯電話の購入が必要です。
◆ SIMフリーの携帯電話を日本で購入する。
◆ SIMフリーの携帯電話をアメリカで購入する。
>> ミントモバイルの購入可能機種をみてみる。
②利用中の携帯電話が「SIMフリー」の場合
アメリカに着いたら、現地のSIMを購入して入れ替えれば、そのまま利用可です。
>> ミントモバイルで、留学先の住所がエリアに入っているか確認する。
LINEの引継ぎ
LINEを利用している場合、「アカウントが海外でも利用できるようにするFacebookへの引継ぎ作業」が必要です。
日本を出る前にしておかないと引継ぎができない場合もあるため、かならず日本出発前に行います。
ミントモバイルを留学で利用する:まとめ
ミントモバイルを留学で利用する場合の使用感と注意点をまとめました。
留学はいろいろと準備が大変です。通信手段は重要なので、失敗することがないようにしたいですよね。
とりあえずSIMはミントモバイルにしておけば、問題ありません。本当によいサービスです。
それから、LINEは利用している方も多いと思います。私は見事に引継ぎをせずに日本を出発し、日本のLINEアカウントを消した過去があります(´;ω;`)。
LINEのFacebookへの引継ぎ作業だけは、日本を出発する前にかならず行いましょう。
この記事が、留学を志す皆さんの役にたてばと思います。
留学では、こうした身の回りの準備も含め、すべてがよい経験となります。多くのことを学ぶ機会となるでしょう。
あなたが、留学を通じ、すばらしい経験を得ることを祈ります。