アメリカの携帯電話、最近のおすすめの会社はどこ?
AT&T使ってるんだけど、ほかの会社の方がいい?
アメリカには、携帯電話会社がたくさんあります。大手は3社、MVNOはなんと139社以上。おすすめキャリアは個人の使い方にもよりますが、一般的なライトユーザー向けの携帯電話会社を比較しました。
比較サイトもさまざまあるのですが、おおかた1位〜3位はライトユーザー向けのMVNOとなりました。そして多くのサイトで1位にランクインしていたのは、T-mobileのネットワークを利用するミントモバイル。
現在、大手キャリア3社(AT&T、Verizon、T-mobile)の携帯電話を利用されている方は、月額使用料を払いすぎていて、損をしています。
ひと月でも早く「MVNOへの乗り換え」をおすすめします。
くわしい理由は、この記事のなかで説明していきます。
この記事では、アメリカで携帯電話を利用する場合におすすめできる会社3位までをランキング形式で掲載するとともに、その理由もご案内していきます。
読めば、「アメリカの携帯電話マーケット」、「おすすめの携帯電話会社」につき、よくご理解いただけます。
それでは、さっそくご案内いたしますね。
↓MINT MOBILEは、アンリミテッドが最初の3か月$15(通常$30)で使える今だけのキャンペーンを実施中です。
アメリカの携帯電話|おすすめランキング
アメリカの携帯電話会社のおすすめを、さっそくランキング形式でご案内します。
いずれの会社でも、メッセージおよび音声通話については、「際限なく可能」です。
一方で、各キャリアのプランは、データ量、サービス内容、スピード、料金、割引システムが異なるため、単純な比較は難しくなっています。
このランキングでは、以下の点を基準に、ユーザーの評価、複数のランキングサイトの評価を考慮のうえ決定しています。
金額の比較は、アンリミテッドのプランを基準としています。
料金、サービスを相対的に比較し、また複数のランキングサイトを参考に本ランキングを作成しています。
結果は、以下のとおりです。
いずれもMVNOと呼ばれる、大手キャリアの空き領域を利用しているサービスです。
順位につき、かんたんに説明します。
MINT MOBILE
1位となったMint Mobileは、価格が安いにも関わらず、質の高いサービスが提供されているとして、多くのウェブサイトでの評価が高くなっています。
New York Timesの”Wirecutter”では、2023年の「格安キャリア」の中で、もっとも優秀なキャリアとしてピックアップされています。(参考:New York times-Wirecutter)
Mint Mobileは、T-mobileのネットワークを利用しています。
T-mobileのネットワークについては、のちほど詳しく説明しますが、アメリカ国内のネットワークのなかで、安定性およびカバレージ、スピードの点でもっともすぐれたネットワークと考えられています。
MInt Mobileは、このT-mobileのネットワークを利用しているため、安定した速度での通信を実現できています。
プランは、アンリミテッドで月$30、一番安いプランは月$15~で、プラン内容がとても分かりやすく、利用後に隠れた費用が発生しません。
携帯電話は、SIMフリーのものを用意します。ミントモバイルでの購入も可能です。
「7日間無料でやめられるお試し期間」があり、「最初の縛りは3か月」であることから、消費者が安心して利用を開始できるのもよいサービスと考えられるポイントです。
Tello
2位のTelloは、同じくT-mobileのネットワークを利用しており、安定した通信を実現しています。
アンリミテッドプランの金額はむしろ安いのですが、データ量が25GBを過ぎると遅くなることを考慮すると、ミントモバイルの40GBに劣ります。
一方で、ほとんど携帯電話を利用せず、電話番号を保持するだけであれば、Telloには1GBプランがあります。$10で利用できるので、おすすめです。
また、60か国を超えるさまざまな国に無料で通話でき、家族が海外にいるなどで国際電話をかける人にとっても、Telloがおすすめです。
携帯電話は、SIMフリーのものを用意します。Telloでの購入も可能です。
Visible
Visibleは、”Visible($25)”と”Visible+”($45)の2つだけが商品です。いずれもアンリミテッドのプランとなっています。
ネットワークは、Verizonのネットワークを利用しています。
”Visibleプラン”は安価ですが、利用できる通信バンドが限定されるため、スピードが遅いことが指摘されています。
ミントモバイルのアンリミテッドと同様のサービスとなると、Visible+となり、金額は結局ミントモバイルの方が安価となります。
携帯電話は、SIMフリーの携帯電話が利用できます。Visibleでの購入も可能です。
上記3社は、いずれもMVNO(格安SIM)と呼ばれる新しい携帯電話会社の形態であり、大手キャリアのネットワークを借りる形で通信を実現しています。
そのため、大手キャリアで通信状況がひっ迫した場合は、MVNOの利用者はスピードが遅くなることがあります。
しかし、実際にMVNOを利用しても、そこまで頻繁にスピードが落ちることは体感的にありません。
月の利用料とサービス内容を考慮すると、消費者にとってはMVNOの会社のサービスが勝ります。
アメリカの携帯電話|全体像の把握
アメリカには、大手の携帯電話会社が3社のほか、2023年時点で139以上のMVNOの携帯電話会社があります。
大手3社の携帯電話会社がインフラを整備し、MVNOの会社がそのネットワークを利用し、新しいサービスを展開している形です。
これらの会社について、1つずつみていきます。(評価参考:New York times-Wirecutter)
大手キャリア 3社
大手3社は、以下のとおりです。
T-Mobile
T-mobileは、大手キャリアのなかで、もっとも推奨されるキャリアです。
2021年、PCMagによる「最速モバイルネットワークのランキング」で1位を獲得しました。
データダウンロードの速度テストでも、T-mobileはAT &TとVerizonを凌ぐスピードを保持しています。
アンリミテッドの一般的なプラン”Essentials“は、$60~となっています。
AT &T
AT&Tは、2番目に推奨される大手キャリアです。
Verizonよりも金額は安く、より広いカバレージが提供されています。
ただ、金額面では、「$2の手数料」をはじめとする数々の謎の手数料が加算されるという指摘があります。
アンリミテッドの一般的なプラン”Starter® plan”は、$75となっています。
Verizon
Verizonの安価な利用料のプランは、速度の遅い5Gのネットワークにしかつながらず、利用価値が低いという評価を受けています。
速度の速いプランでアンリミティッドのプラン”Welcome“は、$60~となります。
一方で、Verizonから、最近プリペイド(先払い)や複数台の使用で割引が適用されるプランが出てきています。
先払いする期間や台数の数によっては、かなり金額が安くなる場合もあります。
5G ダウンロードスピード中央値 | ネットワーク上の5G利用可能範囲 | |
T-mobile | 186.3 Mbps | 49.7% |
AT&T | 71.1 Mbps | 20.5% |
Verizon | 84.9 Mbps | 8.8% |
引用:New York Times Wirecutter(2023)
MVNO
2023年現在、アメリカには139以上のMVNOの会社があります。その中でも評価の高く、さまざまなランキングで登場するMVNOを紹介します。
こちらで紹介している通信会社のプランは、いずれもUnlimited talkとText(通話し放題・テキストし放題)が含まれるものを選択しています。
それぞれのプラン内容は、データ容量やホットスポットの有無、契約期間などにより大きく異なります。詳細は、各会社のサイトにてご確認下さい。
アメリカの携帯電話会社|大手キャリア→MVNOに切り替えるべき1つの理由
アメリカの携帯電話会社で大手キャリアを利用中なら、お早めにMVNOの通信会社に変更されることをおすすめします。
理由を以下に説明します。
MVNOは大手と同じサービスなのに、安価
MVNOのサービスは大手と同等であるに関わらず、その月額は大手の半額以下です。
MVNOのサービスは、大手キャリアのネットワークが逼迫した場合にスピードが下がるデメリットはあります。
とはいえ、私自身Mint Mobileユーザーとして利用していて、速度の低下を実感したことはありません。
以下は、大手キャリアの金額をランキング1位のMint Mobileと比較したものです。
Mint Mobile | Verizon | AT&T(Prepaid) | T-mobile(Prepaid) | |
5GB | $15 | – | $30 | – |
10GB | – | – | – | $40 |
15GB | $20 | $45 | $40 | – |
20GB | $25 | – | – | – |
50GB | – | – | ||
Unlimited Talk /Text | あり | あり | あり | あり |
国内全域通信エリア | あり | あり | あり | あり |
5Gを含む | あり | あり | あり | あり |
ミントモバイルの金額は、大手キャリアの同じサービス内容でも、半額以下です。
例えば、同じ15GBのMint MobileとAT&Tの利用を比較した場合、年間にすると、これだけの差が発生します。
【Mint Mobileでの一年間の費用】
$20✖️12=$240
【AT&Tでの一年間の費用】
$40✖️12=$480
【差額 $240】
⇨Mint Mobileにすれば、携帯電話の固定費を1/2以下にできます。
しかも、上記で比較した大手キャリアの金額は、「プリペイドのサービス」で、通常の月額支払いのプランは、さらに高額です。
そして、AT&Tについて言えば、Mint Mobileが5Gのネットワークを利用できるのに対し、AT&Tでは5Gはほとんど利用できません。
大手キャリアをずっと利用していて、プランの見直しをしていない方は、ぜひこの機会にプランを見直してみてください。
MVNOが安い理由
MVNOの通信会社が安くサービスを提供できるのには、理由があります。
ここでは、Mint Mobileがどのように価格を低くできているのかを説明します。
✔︎ プリペイドプラン
✔︎ オンラインのみの販売
✔︎ フレックスなデータオプション
プリペイドプラン
全てをプリペイドプラン(3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月)として販売することで、長い期間を購入すればするほど、割引が適用されます。
オンラインのみの販売
店舗がなく、販売員も必要としないため、その経費分を価格から引いています。
フレックスなデータオプション
大手キャリアのデータオプションが限られているのに対し、「アンリミテッド」ではなく、ユーザーが「使いたい分だけ購入」できます。
上記のように、大手の従来からのサービスと異なる手法でサービスを提供することで、価格を安くすることができています。
アメリカの携帯電話|アメリカで携帯電話を準備する
この項では、実際に携帯電話とプランを手配される方に必要なステップをご案内しています。
Mint Mobileを選択した場合にご参考いただけます。それぞれ関連の記事をご確認ください。
新規購入
端末の新規購入はこちらをご覧ください。
乗り換え
Verizon、AT&Tからの乗り換える場合は、Mint Mobileから無料の「アクティベーションサポート」が受けられます。
アクティベーションサポートの内容は以下のとおりです。
留学の場合
駐在の場合
アメリカの携帯電話|おすすめまとめ
アメリカの携帯電話会社のおすすめをまとめました。
私はずっとAT&Tユーザーでしたが、3年ほど前にMint Mobileに乗り換えました。AT&Tでは、月額利用プランで最も安いプラン($65)を利用していました。
AT&T : 月額65ドル ⇨ 年間780ドル
⇩
Mint Mobile : 月額15ドル ⇨ 年間180ドル
【600ドルの節約】
乗り換えた結果、年間で600ドルも固定費を減らせました。
Mint Mobileに変更した後も、AT&Tだった頃と比べて通信状況は変わらなかったので、AT&Tを利用していた間、ずいぶんと損してたなと感じます。MVNOが出てきた頃、すぐ乗り換えたかったです。
同じように大手キャリアを利用されている方は、本当にもったいないので、この機会に変更されることをおすすめします。
アメリカの生活費は、上がる一方です。少しでも固定費を減らし、ほかのことに利用していただければと思います。
また、上記で案内したほとんどの会社は、RAKUTENの割引対象店です。RAKUTENに登録するだけで割引が適用されますので、ぜひお試しください。
この記事を読まれた方が、少しでも生活費を浮かして、ほかのことにお金を使えることを祈ります。
では、また♪
▼参考