セサミストリートのロジータについて教えて!
セサミストリートのロジータは、5歳でターコイズブルーのモンスターです。メキシコ出身で英語とスペイン語両方を話します。
このロジータ、実はほかにもいろいろ設定があるんです。この記事では、そんなロジータのことを少し詳しく深堀りしてみました。
それでは、さっそくご案内しますね。
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セサミストリート|ロジータは、メキシコ出身のターコイズブルーのモンスター
セサミストリートのロジータの基本情報をおさらいしてみましょう。
ロジータは、メキシコからアメリカに来たモンスター。スペイン語圏の人がそうであるように、ロジータの名前はとても長いです。
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セサミストリート|ロジータの初回登場時
ロジータは1991年に初登場しています。メキシコから来た元気な女の子という印象ですね。
▲知らない人に、おばあちゃんやおばさん、友達とどういう風に話すか説明するロジータ。
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セサミストリート|ロジータは移民の存在、心の葛藤を示す存在
ロジータは発音になまりがあり、会話のところどころにスペイン語がまじります。
それにより、差別的な言葉を投げかけられることがあります。
▲ロジータは自分の発音に悩みます。
アメリカに住む多くの移民が同じ悩みを抱えます。ロジータはそんな移民の悩みを表現するとともに、社会の多様性を示しています。
また、移民特有の心の悩みをどう理解し、解決すべきかを体現しています。
▲ギターが上手です。5歳でこれなら天才。
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セサミストリート|ロジータには、羽が生えてる?
登場した当時、ロジータはフルーツバットを元にキャラクターがデザインされました。そのため、当時は羽が生えています。
▲飛べるけど、上手に着地できないロジータ (1995年)
しかし、2004年にこの羽は取り外されました。そのため、回によっては、羽がある場合と無い場合があるようです。
現在はというと、2021年からもう一度羽が生えている設定に戻されているようです。
▲腕の下に羽が見えます。
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セサミストリート|ロジータは家族も出てるよ
ロジータは、家族もセサミストリートに出てます。
▲英語じゃない言語で話してると差別されることをママと話し合うロジータ
▲ロジータのパパは軍に配属され、事故にあっています。今は車椅子の生活です。
▲FRIENDSのパロディー。ロジータパパも出演してます。
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セサミストリート|ロジータまとめ
セサミストリートのロジータについてまとめました。
私自身、アメリカには合計8年くらいいましたが、アメリカでは「移民」への風当たりは強かったと感じています。現在住んでいるオーストラリアでは、この傾向は薄く、ずいぶんと雰囲気が違います。
ロジータの発音で悩むところなどは、実際にアメリカにいた当時自分も同じような経験があり、身につまされる感覚を覚えました。
「同じような経験をしている人がいること」をロジータを見て感じ、多くの移民の子どもは心を軽くすることができていると思います。
また、そうした移民の子どもたちが経験することを、移民でない子たちが理解する機会にもなっています。
異文化同士では、どうしてもすれ違いや誤解が生まれます。どんなに仲のよい友達や家族でも、異文化同士のコミュニケーションでは、誤解が避けられません。
さりげなく言ったことや、笑ったことが相手を傷つける意図がなくても、相手にとっては心無い言葉や差別に聞こえることがあります。
セサミストリートは、こうした異文化に生じる小さな誤解やすれ違いを、理解しやすく表現してくれています。
それをわかりやすく表現してくれている1匹が、ロジータです。ロジータは、バイリンガルでターコイズブルーで大好きですね。ゴンガーの次にかわいい。
それでは、今日もセサミストリートを観ます。
では、また♪
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▼参考
ーhttps://character.fandom.com/wiki/Rosita_(Sesame_Street)
ーhttps://en.wikipedia.org/wiki/Rosita_(Sesame_Street)