
海外に憧れてるんだけど、実際行くとなると、なんか色々不安です。
海外に出るとなると「世界が広がる」ことにわくわくした気持ちが込み上げると思います。
その反面、生活について考えていくと、治安や医療、お金といった不安や疑問も山ほど出てきますよね。外国語も日本では使う場面は限られるので、「海外ではずっと現地の言語になる」、というのも大きな不安の要因です。
でも、安心してください。
私自身、アメリカと東ヨーロッパの数カ国で女一人暮らしを合計8年ほど経験しました。結論から言うと、毎日の「あなたの小さな選択」によって、未来が形作られていき、想像以上に最高に楽しい日々が待っています。
ヨーロッパの旧市街の13世紀に建てられた歴史を感じる美しい建物に住み、おいしいチーズとワインをテーブルに並べ、現地の方と語り合う。
雪に覆われたヨーロッパの美しい風景を眺めながら通勤する。
本当に自由で、刺激に満ちた毎日でした。
とはいえ、毎日が順調というわけではなく、海外なので仕組みが日本と違うために、手続きなどうまくいかないこともたくさん出てきます。女性一人となると、どうしても体力や治安の不安から心細い瞬間も出てきます。
この記事では、あなたのリアルな不安を解消するために、安全性・医療・費用・仕事・メンタルの5つを中心に、今日から使える「実践ステップ」を分かりやすくまとめました。
読むだけで「次の一手」が見える構成です。読み終わる頃には、小さな一歩が歩めるようになりますよ!
「女一人で海外暮らし」って本当にできる?最初に知っておくべき現実と魅力


でも、1人で行くって、やっぱり不安、生きていける自信がない。
結論ですが、それでも行くことを強くおすすめします。
今、行くことを考えているということは、あなたは今、「海外に行くことを考えられる」環境にあるということかと思います。
まだシングルで、何も制約がなくて、組織も辞めようと思ったら辞められるか、仕事的にも外国に行ける状況にある。これは、誰にでも起こることではありません。
そのチャンスを逃したら、もう2度とチャンス来ないかもしれません。
恋愛がはじまって日本から離れられなくなるかもしれないし、妊娠して動けなくなるかもしれない(それはそれでいい未来ですが)。でも「海外に行きたかったかも」と後で後悔してもその時はもう遅いんです。
何かしなくて後悔しても、時間は巻き戻せないんですよね。この後悔を避けるには、「夢に向かって動く」しかありません。
人生一回きり。チャンスがある時に、何かできる状態にあるときに、少しでも自分で動きたいと思った時に動くのをおすすめします。一歩その方向に動き出せば、あとは進むだけです。
今、あなたは「自分の人生、自分で舵を切らなきゃ。海外に行きたいと思うんだから、自分から調べよう」と思ってキーワードを打ち込んだと思います。自発的にそれをする、行動力があなたの脳にあるということ。
女一人で海外に住むと、自由の責任を自分で持つことになり、自立心がひとりでに育ちます。
海外で生き延びるには、自分で考えて行動し問題を解決しなければならないので、思考も深化します。
私の場合、アメリカや東欧での生活は、自由の範囲が広がったように感じられ、最高に楽しかったですよ。
毎日、何かしら新しいことに出会える日々。
夏は、スイスのベルンの街で川下りで泳ぎ、ブルガリアのリラ山でロード・オブ・ザ・リングさながらの美しい風景を楽しみながら山登り。
冬はオーストリアの白く輝く雪の上でスノボして、社交ダンスしにウィーンに行ったり。
その土地にいるからこそできる数々のことにを経験できる日々は、とても楽しい。
(とはいえ、私は現地で突然手術が必要となり、治療できずに日本に戻ったこともありましたが。このように、「憧れ」だけでは乗り越えられない現実にも直面します。)
まずはネットで情報を集め、行きたい国への「憧れ」と「現実」を整理し、あなたの一歩を進めましょう。
| 現実と憧れ | 魅力(自由と自己成長) | 直面する可能性のある現実(不安) |
| 自由 | 毎日が自己決定。価値観が広がる。 | 治安や夜の一人歩きの安全性。 |
| 成長 | 異文化での適応力、言語力が伸びる。 | 急な病気やケガのときの医療対応と高額な費用。 |
| 刺激 | 歴史や芸術、多様な人々との出会い。 | 物価高や円安による長期的な生活費の逼迫。 |
安全な国・都市の選び方(女性視点で見る5つのチェックポイント)

あなたが女性なら、住む場所を決めるにあたっては、必ずその土地が安全かどうかを確認しましょう。事が起きてしまってからでは遅いのです。
「治安について知らなかった」という事が無いよう、しっかりその国について下調べをすることが重要です。
都市選びの基準は「命と心を守れるか」
都市を選ぶ際は、観光地の魅力にばかり注意が行ってしまうかもしれませんが、治安や医療環境にじゅうぶんな注意を払う必要があります。
特に「女性一人」の場合、「治安」「医療アクセス」「公共交通の安全性」「日本人/国際コミュニティの有無」「生活コスト」の5項目を重点的にチェックしましょう。
| チェックポイント | なぜ女性一人に重要か |
| 治安データ | 女性を狙った犯罪(痴漢、性犯罪など)の傾向をチェック。夜間の状況が大切。 |
| 医療アクセス | 総合病院の距離、英語対応医師の有無は命に直結します。 |
| 交通インフラ | 夜間でも安全に移動できる公共交通や、配車サービスの信頼性を確認。 |
| コミュニティ | 緊急時の助け合い、孤独対策として日本人もしくは国際的な仲間がいるか。 |
| 生活コスト | 長期的な滞在を見据え、家賃相場などを3年視点で見積もる必要があります。 |
実体験:医療体制は「命」に直結する最重要項目
私は東ヨーロッパでの暮らしが楽しくて仕方ありませんでしたが、病院での大きな手術が必要になった際、現地での選択肢が限られ、一時的に日本に戻る決断をしました。
命に関わる問題なので、都市選びでは医療体制を最重要項目にしてください。
保険などもしっかり準備することをおすすめします!

日本だったらかんたんな手術なのに、その土地ではかなり大掛かりな手術になると言われ1ヶ月は動けなくなると言われて本当に焦りました。費用も半端ないし。
今は健康でも医療が必要になる瞬間は突然やってきます!
日本人女性が住みやすい候補国3選:
世界の安全ランキングや、現在の経済状況、医療体制などを総合的に判断し、日本人女性が「安全」と「自由」を両立しやすい現実的な候補国・都市を3つ選んでみました。
| 候補国・都市 | 🇮🇪 アイルランド(ダブリンなど) | 🇳🇴 ノルウェー(オスロなど) | 🇵🇹 ポルトガル(リスボンなど) |
| 治安データ | 【◎ 最上位】 世界安全度ランキング上位。特に女性へのDV対策が厳格で評価が高い。 | 【◎ 非常に高い】 犯罪率が極めて低い国の一つ。夜間の外出も比較的安心感がある。 | 【〇 良好】 ヨーロッパの中でも治安は良い方。ただし、観光地でのスリには注意が必要。 |
| 医療アクセス | 【△ 要確認】 医療体制は整っているが、公的医療は待ち時間が長いことも。私立病院の利用や保険の充実が鍵。 | 【〇 高水準】 医療・福祉のレベルは高いが、外国人は手続きや費用負担の確認が必須。 | 【〇 標準的】 高度な医療は整っているが、英語対応医が少ない場合がある。日本帰国も視野に入れた準備が重要。 |
| 交通インフラ | 【〇 標準的】 バス、路面電車が中心。夜間はタクシー/配車アプリの利用で安全を確保。 | 【◎ 充実】 公共交通が発達。夜間でも比較的安心して利用できる環境。 | 【◎ 観光向けも整備】 交通網は整備されているが、坂道が多く体力面での考慮が必要。 |
| コミュニティ | 【◎ 非常に多い】 留学生やIT企業が多く、国際的なコミュニティが見つけやすい。フレンドリーな国民性。 | 【△ 少なめ】 日本人コミュニティは欧州他国と比べると少ない傾向。孤独対策は積極的な行動が必要。 | 【〇 欧州の中では多い】 欧州と南米からの移住者が多く、多様な文化に触れられる。 |
| 生活コスト | 【× 高額】 物価・家賃は非常に高額。円安の影響を最も受けやすい国の一つ。 | 【× 最高水準】 世界的に見て最も物価が高く、長期滞在はかなりの経済力が必要。 | 【〇 比較的安価】 欧州の中では物価が比較的安価で、円安の影響を抑えやすい。 |
私は、選択肢がある場合は、なるべく「日本人がいないところで現地の人々と生活をしてみよう」派。海外での滞在時間は、時間に限りがあれば1分1秒が貴重な時間。
日本人がいない環境に身を置くことで、よりその国のすべてについて学べる機会が増やせます。
海外で住むことに不安が大きいなら、大きな日本人コミュニティなどがある国、例えばオーストラリアなどもおすすめです。

シドニーなどはかなり日本人が多いです。英語などを研鑽したいのなら日本人がいないところに行く方が圧倒的に伸びます!
何かを決める時は、将来への影響をよく考えましょう。自分に厳しくし、話さなければならない環境を整えることで圧倒的に効率よく「学ばなくてはならないこと」に集中できます。
医療・健康管理は「命を守る」ライフライン(必ず事前確認を)

海外の医療費は「桁違いに高い」という認識を
海外では、日本のような手厚い公的医療保険制度がない国が多く、盲腸の手術で数百万円〜1,000万円以上の請求が来る事例は少なくありません。
医療は「持ち物」や「情報」以上に重要。保険・現地医療・緊急時の連絡体制を確実に押さえます。
| 必須チェックリスト(渡航前) | 対策のポイント |
| 海外保険の契約 | 治療・救援者費用が無制限のプランを推奨。既往症や手術リスクがある場合は専門プランを確認しましょう。 |
| かかりつけ医リスト | 滞在先の近くで信頼できるクリニック・病院をリストアップ。英語対応がある医療機関が理想。 |
| 薬の携行 | 常用薬は必ず英訳と処方箋を持参。国によっては持ち込みや現地での入手が困難。 |
| 緊急時の帰国 | 大きな手術や専門治療が必要な場合、日本帰国の方が安全な選択になることもある(私の経験です)。 |
🗣️ 命を繋ぐための短い英語フレーズ(病院で)
渡航前に「現地の総合病院名」「英語・日本語対応の有無」「海外保険の緊急連絡先」をメモに保存し、家族にも共有しておくと、何かあった時に家族も安心です。
今の円安時代、生活費はどう見る?「長期視点」での費用計算

結論ですが、「最初はよいけど、長期になると厳しい」といえます。
短期旅行と長期移住の損益はぜんぜん違います。
特に今の円安状況では、日本円を現地通貨に換えるたびに涙が出ます。

私は、泣く泣く現地通貨に貨幣を変える日々が続いています。
アメリカの一部都市やオーストラリアなどは、地価、不動産価格が異常に上がり、日本人だと行けばものすごい損失という事態になります。
どこかに長期滞在したいという考えがあるなら、その国の物価の推移、ニュースをよく確認するのがおすすめです。
物価や為替変動を踏まえた長期計画が必要です。
また、送金などをする際は、Wiseなどの海外送金サービスを有効に利用して少しでも手数料を低く抑えます。
| 計算の基本(簡易シミュレーション) | 補足事項 |
| 初期費用 | 航空券+最初の家賃(2〜3ヶ月分)+保証金+生活必需品。 |
| 毎月の固定費 | 家賃・光熱・通信・食費・保険。特に家賃は日本の感覚より高めのことが多い。 |
| 非常時用の資金 | 非常用予備費(3〜6ヶ月分の生活費)はかならず用意する。 |
物価高対策のための現実的節約テク
- 住居費: 都心より田舎を選ぶ(ただし交通安全は確認)。初期は短期賃貸→居住後に長期契約で条件交渉を。
- 食費: ローカルマーケットで買い物。外食を減らし、現地の安価な食材に慣れる。
- 収入源: リモートワークで日本円収入を得る(為替状況は、はじめる際によく確認)。
実例:住宅コストは移住の決定打になる
私は、オーストラリアに住んでいた際、賃貸価格が急上昇して驚きました。どれくらいの急上昇かというと、前年に比較し、「1週間で200ドル(2万円)上がるくらい」です。1ヶ月で8万円の上昇ですよ。シドニーでは普通です。
賃貸はオーナーにより急に「出ていけ」と言われることも多かった(4年で4回引越し)ので、購入も検討しました。
しかし、普通の家族用住宅価格が「億を超えるのが当たり前」になるほど価格が上昇している状況に、長期居住を断念しました。
ピークだとすれば、今後価格は下がる一方で投資としてはダメ。長期投資としても、他の国と比較してもあまりにも価格差があり、損失が出る可能性の方が高いと考えました。
家賃・住宅コストは、あなたの移住の可否を決める決定打になり得ます。

滞在候補国の前年、今年の「家賃相場×光熱費×保険」で月の目安を出し、今の為替で日本円換算してみる。この現実的な数字を見てから、次のステップへ進みましょう。
▼出発前のおすすめ記事です。出発前に確認すれば、損失を回避できます。
出発前に決めておくべきこと(仕事・保険・語学の優先順位)

まず言っておきたいのが「仕事を日本で探してからその国に行く」方が安全で効率的ということ。
海外に出てから仕事を探すのは、ビザの問題や言葉の壁、生活の立ち上げに忙殺されるなどの問題があり、リスクがあります。私は、「仕事(収入)」が最優先です。
| 優先順位(私のおすすめ) | 理由と行動 |
| 1. 仕事(収入) | リモートで日本の仕事を確保、あるいは派遣や短期契約で収入の道筋を作る。 |
| 2. 保険 | 病気・事故対応のための保険は必ず加入。医療が最重要ライフラインです。 |
| 3. 語学 | 完璧は不要。「生きる英語」を優先(病院・役所・家探しで使うフレーズを先に)。 |
英語のコツ:とりあえず「今」学習をし続ければ大丈夫
英語を話せないことに不安を感じる人も多いと思いますが、心配いりません。私も日本、現地でコツコツと勉強した結果、話せるようになりました。
大切なのは「完璧な文法」ではなく、丁寧に「伝える」「聞く」態度、積極的にコミュニケーションをとる姿勢、学び続けることです。家探しや病院で使えるフレーズを先に集中的に学ぶのが効率的です。
仕事探しのアイデア(日本で確保しやすいもの)
- 日本向けのリモート業務(翻訳、ライティング、Webマーケターなど)
→リモート業務である程度収入が見込めるところまで行けば、その給与範囲内で生きていけるところを選択すれば安泰です。 - 日本企業の海外支社での採用(出発前に応募を完了)
- オンライン英会話の講師や家庭教師(語学力を生かす)

じゃ、海外に行くことを検討し出したら、まずは履歴書・職務経歴書を英語/日本語で準備し、応募を開始ってことね。
現地での住まい探しと生活立ち上げのコツ(最初の90日をどう過ごすか)

最初の3ヶ月は「探り期間」として慎重に進めましょう。
最初の3ヶ月は、地域が安全か、自分のライフスタイルに合うかを探る「探り期間」として、短期滞在で安全を確認してから長期へ移行するのが賢明です。

これは100%起こると思ってもらったほうがいいのが、3ヶ月で来る精神的な波。
「仕事慣れない。」、「ここに来てよかったのかな。」、「日本の外に住むのに疲れてきたな。」、「何やってるんだろ、私ここで。」、「観光つまらなくなってきたな。」、「周りの人とうまくコミュニケーションできてない」。
こんな概念がかならず生まれるのが3ヶ月を過ぎた頃。これが過ぎると、「その土地に慣れる期間」がやってきます。
この時に、「その土地でまだ生きていけそうか」を見定めましょう。
住まい探しのステップ
住まい探しは、2つの段階に分かれます。
通常は、1週間ほどを目安に、ホテルなどに短期滞在し、その間に現地の住居を探します。
具体的な流れ:
- 到着後はまず短期滞在(Airbnbやホテルなど)で地域の雰囲気を確認。
- オンライン(現地掲示板、Facebookグループ、ローカル不動産)と現地両方で物件チェック。
- 契約の注意点: 契約期間、保証金(デポジット)の返却条件、退去通知期間(何日前に出ていくと言えば良いか)、住居、家具の状態を写真で記録。
- 詐欺の見分け方: 家賃が異常に安すぎる、先に全額支払いを求める等は要注意。

3はめちゃくちゃ重要です。
家中をくまなく写真に収め、不動産エージェントにメールしておきましょう。難癖つけられてデポジット返ってこないのはあるあるです。
あと、入居時に掃除がされていないことなどもよくあります。きれいになっていない場合、泣き寝入りしないで、まずエージェントに確認してもらいましょう。
基本的に、どこの国でも掃除は前居住者の義務化エージェントの義務になっているところが多いです。
生活立ち上げチェック(最初の2週間)
- SIMカード/銀行口座の作成(できれば国際キャッシュカードも)。
- 最寄りの病院・スーパーマーケット・駅の位置を確認。
- ご近所への挨拶や、コミュニティイベントに参加して最初の交友を作る。
▼この辺の情報は、出発前に確認しておくのと損失が避けられます。
孤独や不安とどう向き合う?心を整える海外生活術

孤独になる瞬間は、絶対きます。これは断言します。でも、孤独は悪ではないし、新しい扉を開くためのモチベーションになると考えるのが◎です。
慣れない海外生活。「孤独」は、ある夜突然あなたの心のドアをノックしてきます…。大切なのは、孤独を原動力に変えてアクションに繋げること。具体的な例をみていきましょう。
| 短期対策(心を安定させる) | 中長期対策(交友関係を築く) |
| 毎日同じ時間に散歩する、カフェで作業するなどルーティンを作る。 | MeetupやFacebookグループで興味のあるイベントに参加する。 |
| 日本語の友人やオンラインコミュニティで週1回は接触する。 | ボランティアや語学交換で顔見知りを増やす。 |
| 自分の好きな時間を取り戻せたことに気づく(ポジティブな再定義)。 | 趣味(料理教室、ヨガ、写真、ダンス)を通じて現地の友人を作る。 |

滞在候補地のMeetupアプリやFacebookで、自分の趣味に合うコミュニティがどれくらいあるか事前にリサーチしてみよ。

私は、バイオリン、ヒップホップダンス、スペイン語などの授業をとってきています。どこでもできる趣味を作るといいですね。
トラブル事例と即効で使える対処法(実話ベースのQ&A)
どんなに準備してもトラブルは起こりえます。
私の身近、同僚などに起こった事件・トラブルには、以下のようなものがありました。
本当に日常茶飯事に、こんなことが起こります。日本人は平和ボケしているので「隙がある」と見られると思われます。
こんな風にトラブルは起きますが、これも経験です。ただ、「どう未然に防ぐか、起こってしまったらどうするか」をあらかじめ考えておくことで、不安は大きく軽減できます。実話ベースのトラブルと、具体的な対処法をリストアップします。
| トラブル事例 | 即効で使える対処法 |
| Q1:危ない目に遭いそう | 危ないと言われている場所には近づかない。 人通りの多い道を選ぶ・タクシー配車アプリを使う・宿に連絡先を登録する。 滞在地近くの警察署を確認しておく。 家族に現在地を定期的に共有する習慣をつける。 薬物などは、断固として断る。 Personal Security Alarmを持ち物につける。 |
| Q3:住居トラブル(大家との揉め事) | 契約時には、相手と内容についてしっかりと確認を交わす。写真やメールなど証拠を残す。 現地の住民相談窓口や日本大使館に相談する方法をメモしておく。 |
| Q4:盗難 | 公共の場所でも、相手と2人きりになりそうな場所でオファーされたものは飲んだり食べたりしない。 自分の荷物は極力自分に身につけたままにし、床に置くなどはしない。 鍵がかかる場所では、かならず鍵がかかっていることを確認する。 電車などの公共の乗り物の中では、荷物をしっかりと抱え、かんたんに持って行かれないようにする。 |
| Q5:具合が悪くなる | 保険会社の緊急番号をあらかじめ調べておく、救急病院を調べておく、英語サポートがある病院を探す、簡潔な英語フレーズを常に携帯。 |
| Q6:誤請求 | これは、日本に比べると海外ではあるあるです。どの国でもあるので、請求書には注意を払い、万一間違いを見つけたら、支払わずに納得が行くまで問い合わせを続けます。 |

私は、電話会社で不正請求に巻き込まれました。
粘り強くというか執拗に何度も電話。
「間違ってるから、修正版早く送って」って3回くらい連絡したところで正しい請求書が来ました。
めでたしめでたし。
これも含め、私はあと3回くらい誤請求の連絡来てると思います。請求書はよく見ること。
上のQ&Aを参考に、あなた自身の「緊急時の連絡先リスト(保険会社、大使館、家族)」を作ってスマホに保存しておきましょう。
1年目にやることカレンダー(0–3ヶ月/3–6ヶ月/6–12ヶ月)

今渡航前にこの記事を読めているあなたはラッキーです!
渡航前にしなくてはならないことは結構あります。下の表を参考に、またこのブログで気になる記事があったら読んで置いてください。

とくに、LINEの設定などは、一度国を出てしまうと後戻りして設定できません!
設定しないで出国すると、SIMを入れ替えた瞬間前の番号で使えなくなります。
必ず設定してから出国しましょう。
| 期間 | 探索期(0〜3ヶ月) | 安定化期(3〜6ヶ月) | 成熟期(6〜12ヶ月) |
| タスク | 現地の雰囲気確認、短期賃貸で地域をチェック。 医療機関・保険の整備、SIM・銀行の開設、LINEの設定(渡航前)。 仕事の安定化(リモートでの収入確保)。 | 長期契約を検討、最適なら交渉。 コミュニティへの定期参加。 | 長期生活の可否を見極める(医療・費用・人間関係)。 次のプラン(永住・更新・帰国)を明確化する。 |

まずは、すべきことをスケジュールアプリのTo doに反映しなくちゃ。
まとめ:まずは小さな一歩を。安全と自由は両立できる


でも、やっぱり一人で行くのは怖い。
なんも知識を持たず、必要な学習もせずに外国に行くのは、それは無謀のおバカさんです。
着いた瞬間荷物を盗まれ、騙され、誤請求されて泣き寝入りして、大使館に助けを求めても何もしてもらえなくて絶望します。(困った時は、大使館の領事窓口の方も(人によっては)相談に乗ってくださいますよ。)
でも、あなたはもうこの記事を読みましたので、心構えが出来ました。
気をつけなくてはいけないこともわかったし、準備しなければならないことも理解しているはずです。
準備バッチリです!隙もなし!
女一人での海外暮らしは、準備をしっかりすれば、「怖さ」よりも「自由」、「経験」、「学び」が勝ちます。
この記事を読んでいるあなたは、「しっかり情報収集しなくちゃ」と思ってこの記事に辿り着いたはず。その姿勢があるあなたですから、何か問題が起きても機転を効かせて解決をはかれるはずです。
まずは、しっかり準備をしましょう。医療・安全・費用・仕事の順で優先順位をつけ、まずは「短期で試す」ことを強くおすすめします。
あなたの一歩は、小さな勇気の積み重ね。
私にとってそうだったように、あなたにもきっと「最高に楽しい」日々が待っています!













