
あ!あれも持って来れば良かった!
「海外駐在、準備に追われて“食”のこと、後回しにしていませんか?」
海外駐在が決まり、ビザや住居の手配、職場との調整に追われ、日本の調味料の準備なんて、つい後回しになりますよね。
赴任前は手続きに追われ、「ラストミニッツでパッキングすればいいか」と買い物を後回しにしがち。
でも実際に海外で自炊を始めると、「ああ、あれも持ってくればよかった…」と後悔するんです。
渡航して、まず時間を要するのは家族の新しい生活の立ち上げ。のんびり調味料を買いに行く時間もなくて、外食が数日続くともう「外国の味」に疲れて日本の味が恋しくなります。
だからこそ伝えたい。日本出発前に30分間、しっかり調味料について考える時間をご用意ください。
選んで買っておけば、現地での“食ストレス”が確実に減ります。
この記事では、仕事で忙しい海外駐在女性のために、
- スーツケースに入れても安心
- 時短・使いやすい
- 本当に買ってよかった日本の調味料
を、実体験ベースで厳選してご紹介します。
Amazon・楽天リンクも一緒にご紹介しているので、気になるものはその場ですぐカートに追加できます。
海外生活のスタートを、少しでも「ホッとできる味」と一緒にはじめましょう。それではご案内しますね。
長期の海外滞在に“日本の調味料”は持参すべき?

現地ですぐにやってくる、「日本の味」が恋しくなる瞬間。
でも現地で自炊したくても、「どこで何の調味料が購入できるか」がわかるようになるまでは若干時間がかかります。
そんなとき、使い慣れた調味料が手元にあると、料理の手間と安心感が大きく変わります。
重くてかさばる液体を大量に持っていく必要はありません。軽くて保存がきく、使いやすい調味料だけ持っていきましょう。
以下に実際に海外駐在中に「本当に持ってきてよかった!」と思える調味料を、乾燥・粉末タイプを中心に厳選してご紹介します。
海外長期滞在者が選ぶ|本当に使える日本の調味料15選

実際に海外生活をして感じる「これは持ってくるべき!」と思える調味料をご紹介します。
まずは、軽くてかさばらず、保存性も高い 乾燥・粉末系を中心に、機動的な12選。
そのあとに、荷物に余裕があれば持参したい液体系3選もご紹介します。
【乾燥・粉末系】必須度◎の日本の調味料12選
顆粒だし(和風だし)
和食は、これがあれば味がきまります。チキンブイヨンしか無い地域では重宝します。
粉末醤油
粉末なので重さ軽減、飛行機の中にも持ち込めて◎です。炒め物やドレッシングに。
味噌パウダー
みそは重いですが、粉だと持ち運びに◎です。おまけに粉の方が溶けやすくて使いやすいです。
フリーズドライ味噌汁もいいのですが、かさばります。個人的に味噌パウダーの方が汎用性が高いと思ってます。
乾燥わかめ
味噌汁、うどん、サラダに大活躍します。
とろろ昆布
お湯と出汁で、お吸い物がすぐできます。ごはんにも重宝します。
粉末ポン酢
野菜にかけるだけで和風サラダにできます。
粉末ドレッシング
和風の味つけで野菜を手軽に食べられます。
ふりかけ
おかずが用意できない時に助かります。子供のお弁当作りにも◎。
粉末だし/昆布茶
和物や、お吸い物などに使えます。昆布茶としても飲めて、日本の味を気軽に味わえます。
お茶漬け
急いでご飯食べたい!という時にとても助かります。
白ごま・炒りごま・すりごま
ごまは、多くの地域で手に入りますが、すりごまは難しいです。個人的にはすりごまはドレッシングやソーズに便利だと思います。
片栗粉
和食で何気に利用率の高い片栗粉。地域によっては持っていくのをおすすめします。どの地域が持参が必要かについては下の項でご案内します。
重さ・液体制限・保存性を考えても、この12種はまず持参しておいて損はありません。
どれも汎用性が高く、現地で代替品が見つかるまでの繋ぎとしては、持っておきたいアイテムです。
【液体系】荷物に余裕があれば持参したい3選(※一時補填用)
液体調味料は、保存性・重さ・輸送制限の観点から持参が難しいケースもありますが、「到着後すぐ」の料理や、「現地でまだ調達できない間のつなぎ」として役立ちます。
めんつゆ
麺、丼もの、煮物など幅広く使えます。海外だと割高です。濃縮タイプを選びます。
白だし
みりん・酒が使えないときの時短調味に便利です。ちょっと味に深みを出したい時に重宝します。
ポン酢
液体のポン酢があると、野菜料理のレパートリーがかなり増えます。
液体は「航空機内での制限」、「液漏れ」、「現地の関税」に注意が必要です。
また、持参する場合は、密封性、容器強度にお気をつけください。
地域別:海外自炊のために入手が可能な調味料

以下、ざっくりですが、私が住んでいた地域の調味料の入手可能具合を記載しておきます。
地域別:アメリカでは、ほぼ必要な調味料はアジア食材店ですべて揃う(ただし車が必要)
通常のスーパーマーケットでも多少のアジア食材の販売があります。Whole FoodsやTrader Joe’s、Wegmansでは、日本人が使う調味料があります。
郊外に行くと、H martなどのアジア食材店があるので、そこで大抵のものが入手可能です。ラッキーな地域なら、日本食材店でごぼうやシソなどもあります。
ただ、大抵郊外なので、車で定期的に行けるようになるまでは時間がかかるかと思います。

調味料じゃないけど、Wegman’s、中華三昧売ってました!
担々麺、冷やし中華と醤油だったかな。大量買いしてました。
日本の味そのままでおいしい。
地域別:オーストラリアでは、アメリカより更にアジア調味料が豊富に揃う(都市部)
オーストラリアは、シドニー、メルボルンに限って言えば、何でも揃います。都市部に行けば中国系のスーパーがあり、日本のものもたくさん販売されています。しいていうならシソがなかったな、と思うくらい。
正直、都市部に住むなら日本から持って行かなくちゃならないものなんてないですね。
すりごまは持っていったら便利だと思いました。
私は頻繁にZect cityとOrange Groceryに行ってました。日本のお菓子が山のように積んであって、見るだけで東京に帰った気分になれます。
シドニーはRegent Placeの地下に行けば、日本の調味料はほとんどありますね。ダイソーもありますし。
オーストラリアのメインのスーパー、ColesとWoolworthでも若干のアジアコーナーがあって、そこでも多少は買えますが、あまり買えるものはないですね。
そして基本高額です。もし荷物に余裕があるなら、日本のちょっとこだわりのある調味料(ゆず調味料とか)などを持っていくといいかと思います。

オーストラリアでは、ラーメンは中国マーケット向け日清ラーメンとラ王が売ってます。
けどちょっと麺が違うのです。ちょっとおいしくない。
地域別:中央〜東ヨーロッパ・バルカン地域では、アジア調味料の入手は困難
ウィーン近辺なら「日本屋」というお店があって、そこから日本の商品の入手が可能でした。
でも他の地域は、本当に日本の物を探すのはあまりかんたんではないです。ショッピングセンター、国際的なスーパーやドイツ系ミニマーケットでまれに寿司関連のものは入手が可能です。
といっても、寿司米、寿司しょうがとわさびと海苔と醤油‥。そんなぐらいですかね。
ネット通販が利用できる地域は、インターネットで購入が可能かもしれません。ちょっと前にバルカン地域に住んでましたが、そこはインターネット通販も無いので、日本のものはほぼ入手不可でした。
関税に要注意なんですが、私は何度か日本から大量に物を送るか、来る人に日本食を持参してもらってました。

キューピーマヨネーズとかね、たまにとても食べたくなりまして。
地域別:中南米(コスタリカ)では、種類が少なく高額だが入手は可能

サンホセ近郊では、中国系のスーパーがたくさんあって、それなりに調味料が手に入ります。
ただ、引っ越してすぐには行けないし、とても高いので、やはり可能ならできるだけたくさん持ってきた方がいいです。
詳しくは以下をご参照ください。
また、WalmartやAuto Mercadoなど、普通のスーパーでも醤油やテリヤキソースなどが入手可能です。
海外自炊で代用できる調味料とアレンジ方法

いくつか代用でレシピを補完しているものがあります。全部参照元はクックパッドです。ご参考までに記載しておきます。
代用方法:みりん
酒(大さじ1)+砂糖(小さじ1)
代用方法:ポン酢
酢(大さじ1)+醤油(大さじ1.5)+レモン汁(大さじ0.5)
代用方法:片栗粉
日本の片栗粉の正体は、ほとんどポテトスターチ(Poteto Starch)です。
アメリカではどこでも入手可能です。

>> Amazon.comでBob’s Millのポテトスターチをみる
しかし、世界にはポテトスターチが無い地域もあります。今のところ、バルカン地域と中南米コスタリカではポテトスターチは見たことがありません。
ネットで調べると用途により以下で代用可ということですが‥私はどうも納得がいってません。
- Maicena(コーン スターチ)(とろみ)←とろみが強い
- 米粉(唐揚げ系や、魚を焼く場合)←ちょっとカラカラな感触
- タピオカ粉(ユカ) ←ちょっとクセのある甘い香りする。
- 小麦粉(唐揚げ系)
今まで片栗粉で調理してたものを同じように、同じ分量でやっても今のところうまくできてません。
とろみも風味もちょっと違う…。原料にもよると思うし、調理の仕方が悪いと言われればそれまでなんですが。
どうにかまったく片栗粉と同じ機能を持つ粉に出会いたいです。
日本の調味料を持参|持ち込み・持ち運び時のルールと工夫

海外へ調味料を持っていく際に、忘れてはならないのが「持ち込みのルール」と「パッキングの工夫」。
せっかく準備しても、空港で没収されたり、スーツケース内で液漏れしてしまったりするのは避けたいですよね。
ここでは、実体験を交えながら、安全かつ確実に調味料を持ち込むためのポイントを解説します。
液体制限・アルコール含有調味料の注意点

調味料の中でも特に注意が必要なのが、「液体」と→「アルコールを含むもの」。
- 液体調味料(醤油・料理酒・みりんなど)は、機内持ち込みNG(100ml超)
- 預け荷物には入れられるが、破損・漏れ対策必須
- アルコール度数が高い料理酒・みりんは「酒類扱い」になり、税関申告が必要な場合も
→ みりんは「みりん風調味料」に切り替えるのが◎(アルコール度数が低く、持ち込みトラブルを回避しやすい)
国によっては、アルコールを含む液体の持ち込みに非常に厳しい場合があります(例:中東諸国)。事前に渡航先の食品・酒類の持ち込み規定を確認しましょう。
梱包・ラベル・検疫対策まとめ

スーツケース内での破損や、入国時のチェックをスムーズにするために、以下の準備をおすすめします。
梱包
- 液体類はジップロック+プチプチ+ビニール袋の三重包装
- 瓶(ガラス・プラスチック)よりも袋入りを選ぶと軽量・割れにくい
- スーツケースの中心部、衣類に包んで収納すると衝撃対策に◎
- 箱が使えるなら、箱に収納して運搬する
ラベル対策
- 外装・商品ラベルは日本語表記のままでOK
- 個包装タイプは開封しないのが無難
検疫対策(念のための備え)
- 「食品持ち込み申告書」に正直に記載(未申告でトラブルになる例も)
- 空港検疫で止められた場合も、「市販品であること」「未開封であること」が確認できれば通過しやすい

アメリカはお肉系に厳しいです。箱やパッケージに「肉」という字があると止められることがあるので注意。
牛肉エキスなどが含まれるものは避けるが◎です!
>> 参考: アメリカに食品を持ち込む場合の注意点
パッキングテク(漏れ・割れ対策、小分け方法)


スーツケース開けたら、荷物が醤油まみれ…!
…という悲劇を防ぐための、知恵をご紹介。
対策テク
- 小容量・個包装を選ぶ(例:10ml×10本の醤油スティックなど)
- 粉末・顆粒タイプを優先する(液体より軽い)
- 使い切りサイズで持参+現地補充を前提に(「すべて持っていく」発想をなくす)
- ボトルはプチプチをこれでもかというくらい使う(FedExなどでは8cmの厚みが規定されている。)
- 箱で運搬する
📦 100円ショップで買っておきたいおすすめグッズ:
- 圧縮バッグ:緩衝材+仕分けに便利
- ボトルキャップシール:液漏れを防止
- 旅行用詰め替え容器(シリコン素材が軽くて◎)
- プチプチ
まとめ:海外駐在前に「調味料」の準備を忘れずに!
引越し前は、手続きなどでバタバタですよね。一方で、出発してしまったら、もう日本に戻って買い物はできません。
後回しにされがちですが、「食の準備」をしておくと、生活立ち上げの際に和食でホッとストレスを軽減できます。
日本人だったら多かれ少なかれ、他文化の中で過ごしてると日本食にホッとすることってあると思うんですよね。
私は日本食が恋しくて恋しくてしょうがない病にしょっちゅうかかります。
上の海鮮丼の写真、見ただけで涙出そうです(よだれも)。
今はコスタリカにいますが、基本毎日和食です。子供のお弁当もねこまんまと黄色いふわふわ卵焼きばっかり。
ちなみに、緑茶、抹茶はどこでもあります。ここコスタリカでも大型スーパーで入手可能です。
こだわりのある抹茶とか、何か特別な思い入れのある調味料は持ってきた方がいいですね。
私はいつも八幡屋議吾郎の七味唐辛子持ち歩いてます。
↓これ。とてもおいしいですよね。日本の味です。
食の追求はつきないので、また何かあったらアップします。
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