
ママ、おなかイタイイタイ、キモチワルイよ?フー。またゲーでる。

いきなりマーライオンみたいに吐き出して、もう3時間くらい吐き続けてる?
ちょっと異常じゃない、これ。どうしよう…!
海外旅行や長期滞在中、子どもが急に体調を崩したらどうすればいいのか?
不慣れな地域での夜間の受診は、親にとって大きな不安材料です。
コスタリカ滞在中、3歳の子どもが夜間に嘔吐しだし、首都サンホセの私立病院「Clinica Bíblica(クリニカ・ビブリカ)」を受診しました。
見知らぬ土地での夜間受診。診察は受けられるのか?保険は使えるのか?費用はいくらかかるのか?疑問だらけです。
この記事では、実際に私が体験した「子どもの急病で夜間に私立病院を受診した記録」をもとに、以下の疑問に答えます:
- コスタリカで夜間に子どもを診てもらえる病院はあるのか
- Clinica Bíblicaの医療レベルや対応はどうだったか
- 受診にかかった実際の費用と保険の対応について
- 緊急時に備えて親ができる準備とは?
海外で子どもが病気になるのは、誰にでも起こりうること。
この体験が、同じような状況に直面した方の助けになれば幸いです。
コスタリカで夜間に子どもが急病|救急受診マニュアル

コスタリカでは、夜間でも対応可能な私立病院があり、緊急時に受診が可能です。
公立病院は夜間の対応が限られていることが多く、特に小さな子どもは急変しやすいため、信頼できる私立病院を知っておくことが重要です。
私たちは実際に夜10時、3歳の子どもが嘔吐し続けぐったりしていたため、サンホセにある私立病院「Clinica Bíblica」の救急に駆け込みました。英語対応も可能で、迅速に診察と検査を受けられました。
海外滞在中は、夜間に子どもが急病になった際に受診できる病院を事前に把握し、迅速に行動できるよう準備しておくことが不可欠です。

うちは夫がコスタリカの地元民。しかし子供の具合が悪くなってから夜間に受け入れ可能な病院を探したために、ちょっと対応に時間がかかってしまいました。
もし、もっと子供の具合が悪かったら、かなりパニックになっていたと思います。
受け入れてくれたClinica Bíblica。夜間でも受診できる?アクセスや対応は?

Clinica Bíblicaは24時間体制で救急外来を受けつけており、夜間でも子どもの診察をスムーズに受けられます。
コスタリカの私立病院の中でもClinica Bíblicaは医療水準が高く、外国人利用者も多いため英語が通じます。また、夜間でも警備員が常駐しているので安心です。
私たちは夜10時頃に到着しましたが、通常の入り口から入れました。特に事前連絡はしていませんでしたが、入り口で警備員に症状を伝えると、受付へ案内され、数分で受付と緊急往診が行われました。
病院は最新の設備で、清潔。とてもスムーズな対応です。私には英語で話してくれ、外国人への対応にも慣れている印象を受けました。

アクセスも非常に良く、Google Mapsで「Clinica Bíblica」と検索すれば正確にルート案内が表示されました。夜間だったので渋滞もなく、車でスムーズに病院まで辿り着けました。
夜間でも受診可能な病院として、Clinica Bíblicaは非常に信頼できる選択肢でした。
Clinica Bíblica Lindora(リンドラ支院)基本アクセス情報
項目 | 内容 |
---|---|
病院名 | Hospital Clínica Bíblica – Sede Lindora |
住所 | Plaza Murano, Lindora, Santa Ana, San José, Costa Rica |
Googleマップ | Lindora支院を地図で見る |
電話番号 | +506 2522 1000(本院と共通の代表番号) |
公式サイト | https://www.clinicabiblica.com(支院情報も掲載) |
救急外来の有無 | あり(Urgencias 24/7、夜間救急対応可) |
診療時間 | 救急:24時間 / 通常外来:月〜金 7:00〜19:00、土 7:00〜13:00(日曜休) |
対応言語 | 一部スタッフは英語対応可能(外国人も受診多数) |
アクセス方法 | Uber / タクシー推奨。Santa Ana、Escazú から車で10〜20分程度 |
駐車場 | クリニック敷地内に無料駐車場あり |
備考 | Lindoraは外国人が多く住むエリア。設備が新しく清潔で安心感あり |

Clinica Bíblicaは、サンホセ市内に本院があります。受けられる医療は、本院、支院どちらも一緒だそうです。

コスタリカの私立病院で子どもを受診したときの費用は?保険は使える?

コスタリカの私立病院では、日本と比べて高額な医療費が発生することもありますが、安心・高品質な医療が受けられます。
保険は、地元の保険ネットワークに加入しているか、または日本で入った海外旅行保険やクレジットカード付帯保険が使えるかによります。渡航前に自分の持っている保険が海外の病院で有効か事前に確認しておきましょう。
私立病院は、現地の富裕層や外国人向けに設計されており、英語対応や最新設備の分、診察費・検査費・薬代などがすべて自由診療扱いになります。
公立病院に比べて高額ですが、その分、待ち時間が短く、質の高い医療が受けられるというメリットがあります。

緊急時は、待ち時間があると処置が間に合わない可能性があるので、公立病院は選択しずらいです…。
今回の診療内容は、「吐き止めの薬の処方と、診療(カウンセリング)」。気になる治療費は以下のとおりです。
🏥今回の費用(ざっくり)
- 診察料:93,000コロン(約 USD 186/26,000円)
- 薬代 : 4,800コロン(約 USD 9.6/1,300円)
- 合計 :約97,800コロン(約USD 196/日本円で約28,362円)
※コスタリカの物価は、アメリカの郊外と同じくらいの体感です。
支払いはその場でクレジットカード可でした。私たちは保険を有していなかったので、まるっと自腹です。
保険については「英文領収書(factura)と診断書(medical report)」をもらえば、自分の使える保険会社に後日請求できるケースが多いです。
私たちは今回利用できる保険がなかったのですが、これらの書類はカウンターで通常もらえる模様です。
知っておきたいコスタリカの医療事情メモ:
・コスタリカでは、公立病院は原則無料(市民向け)だが外国人は利用しづらい
・とくにアメリカのようにホームドクター制度などは無い。
・私立病院は高額だが予約不要で救急も早い。
・現地保険は、ネットワーク制で、自分の入る保険が提携している病院でしか適用されない。
こうした「公立か私立か」、「自分の保険のネットワークに入っている病院か否か」などの問題は、緊急時にすぐ行かなくてはならない病院選びの際に時間がかける障害となります。
海外に長期に滞在する際は、緊急事態が発生することを念頭に、そうなったらどういった対応を取れるのかを考えておきましょう。
海外に長期滞在する時に確認すること:
・自分の持っている海外保険の有効期限
・日本の海外保険が切れた後に発生しうる医療費
・滞在先で加入できる保険があるか否か
海外で子どもが体調を崩したとき親が取るべき行動とは?

子どもが海外で急に体調を崩したとき、親が冷静に動けるかどうかで状況は大きく変わります。
特に海外では、“事前の備え”が安心と行動力の鍵になります。
突然の発熱や体調不良は、現地の医療体制・言語・文化に不慣れな親にとって、かなりのストレスです。
しかし、最低限の準備さえしておけば、「今すぐに病院へ行こう」と判断し、スムーズに行動できます。
今回、私たちが夜10時に受診したときは、以前にも他の国で緊急診察を受けた経験があったことが大きいと思います。:
- 「こういうとき、持ち歩かなくては」とまとめて準備していたもの
- 子どものパスポートとコピー
- 現金(米ドル・コロン)とクレジットカード
- 滞在前にしておいたこと
- 「緊急時に病院へ行くとなったら」を軽くシミュレーションしていた。
(でも、夜間に受け入れてくれる病院は確認していなかったのが今回の落ち度でした。)
- 「緊急時に病院へ行くとなったら」を軽くシミュレーションしていた。
「海外旅行保険の証明書・連絡先」は、有効なものをお持ちならかならず確認しておきましょう。私たちも以前は持って歩いていましたが、今は期限が切れたので持ってません。
今回は、「海外旅行の保険が切れたぞ」、というタイミングだったので、まさにこの「子供が具合が悪くなった日」の午前、保険会社に申し込みの相談をしに行っていたところでした。
色々条件がうまくいかず、後日もう一度申し込みをしなければと話したその日、家族に病人が出ました。そして改めて保険の大切さを実感。起こるべくして起こった感じがあります。

今回は「やばい」と思うほどには高額じゃなくてよかったね。
保険は大切だよねぇ。

ほんとよねぇ。
そういえば、私はアメリカで緊急歯科治療で20万かかったことがあったなー。
請求書見た瞬間のゾワッとした感覚、まだ覚えてる。
歯科は、保険の適用がほとんど無いのも認識しておきたいところだよね。

私は、ヨーロッパで「網膜剥離で入院+治療」でいきなり100万円。その後もいろいろで合計300万近く払ったよ。
費用を聞いたときは本当に驚いて。
保険で支払いがあった時のホッとした気持ち、本当に忘れられない。
海外では、医療、歯科治療は日本よりもずっと高額な場合が多いです。
今は健康でも、いつ医療が必要になるかわかりません。備えは万端にしておきましょう。
海外では、「準備=安心」です。
すべての不安をなくすことはできませんが、“起こりうることを前提に備える”だけで、親としての判断力が格段に上がります。
まとめ:海外での子どもの急病に備えて親ができる準備リスト
コスタリカでも、夜間に子どもを診てもらえる私立病院は存在します。衛生面、施設面、ともに問題はなく受診に際して外国人だからといって何か障害になることもありません。
費用は高めですが、英語対応・清潔・スムーズな診察という私立病院ならではのメリットを感じられました。
夜10時でも迅速に対応してもらえた実体験が得られ、今後万一のことが発生したとしても、また同じ病院にかかることができるという安心感を得ました。
万一の事態は、いつでも起こりえます。今は大丈夫と思っても、数時間後に何かが起こっているかもしれません。
「海外にいるのは一時的だし」と思ってしまいがちですが、緊急事態が起こると本当に身に沁みます。
普段から「いざという時への備え」はしておくのを心からおすすめします。
下にチェックリストを用意しました。準備にお役立てください。
🧳 子連れ海外滞在で準備しておくべきチェックリスト
準備アイテム | チェック欄 |
---|---|
⬜ 子どものパスポート原本とコピー(紙&スマホ両方) | ✅ / ⬜ |
⬜ 海外旅行保険証(紙 or PDF)と保険会社連絡先 | ✅ / ⬜ |
⬜ 常備薬(解熱剤、吐き気止めなど)と使用説明 | ✅ / ⬜ |
⬜ 英語で書いた子どもの健康情報(アレルギー・持病など) | ✅ / ⬜ |
⬜ 現地の病院情報(Googleマップに保存) | ✅ / ⬜ |
⬜ 配車用アプリ(Uberなど) & 通信環境(eSIM/Wi-Fi) | ✅ / ⬜ |
⬜ クレジットカード & 現地通貨 | ✅ / ⬜ |
⬜ 緊急時に同行者と連絡が取れる手段(LINE, WhatsAppなど) | ✅ / ⬜ |
今回の子供の症状は、本当に焦りました。「つらい、いたい」と泣き続けて、ずっと吐き戻してぐったり。完全に脱水症状。しかもなんか吐くものの色が水から黄色くなっていってる…?胃液?
見ているだけでかわいそうで、「このまま症状が悪化したらどうしよう」、という不安がどんどん募りました。
「誰かの助けを借りないと、子供の命が危ないかもしれない」という状態を不慣れな地で感じるのは本当に不安なものです。
夫は地元民ですが、私たちは、1ヶ月前に他の国からコスタリカに越してきたばかり。本当に不安感が募りました。
何度も繰り返してしまいますが…。医療については、いざという時の備えを怠ってはいけませんね。今回も改めて経験から学びました。
あなたの海外での滞在が、スムーズに、そして心地よいものになりますように🙏
Pura Vida🏖️
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