
Revolutって海外送金にも使えるって聞いたんだけど、Wiseとどっちがいいんだろう…。
「Revolut」という名前、海外旅行や海外在住の情報を調べているとよく見かけますよね。実はRevolutも2020年に日本でサービスを開始しており、海外送金にも対応しています。ではWiseとどちらを使うべきなのでしょうか。
結論から言うと、Revolut同士の送金なら無料・即時で便利ですが、海外送金全般の「手数料の透明性」「送金上限の高さ」で比べると、Wiseに分があります。
この記事では、Revolutの海外送金の仕組み・手数料・限度額を公式情報ベースで整理し、Wiseとどう違うのかを具体的に比較していきます。
Revolutとは?基本情報とサービスの位置づけ

Revolutはイギリス発のオンライン金融サービスで、日本では2020年からサービスが開始されています。アプリで口座開設から送金・両替・カード決済まで完結する「スマホ完結型」のサービスで、海外送金機能もその一部として提供されています。
Wiseと同じく「銀行を介さないオンライン送金」というカテゴリーのサービスですが、そもそもの立ち位置が少し違います。Wiseが「海外送金・多通貨管理」を軸に設計されているのに対し、Revolutは「日常の決済・旅行先での両替」を軸にしたアプリで、海外送金はその機能の一つという位置づけです。この違いが、後述する手数料の仕組みや上限額にも表れています。
れと自身、オーストラリア在住時にRevolutのテレビCMを何度も見た記憶がありますが、実際に使ったことは一度もありません。理由はシンプルで、口座やサービスをむやみに分散させたくなかったから。最初にWiseを使い始めてからは着金の速さと手数料の安さに満足していて、わざわざ別のサービスを試す必要を感じなかったんです。周囲でRevolutを使っている人を見かけたことも今のところないんですよね。
Revolutで海外送金する2つの方法

Revolutの海外送金には、大きく分けて2つの方法があります。
①Revolutユーザー同士のアプリ内送金
送りたい相手もRevolutを使っている場合、アプリ内で完結する送金は無料・即時で反映されます。友人同士の割り勘や、家族間の少額送金など、双方がRevolutを持っているケースに向いています。
②海外の銀行口座への送金
相手がRevolutを使っていない場合は、通常の銀行口座宛てに送金します。この場合、Revolut自体の送金手数料は基本無料ですが、受取銀行や中継銀行が独自に手数料を差し引くことがある点に注意が必要です。日本円の海外送金では、着金まで最大1営業日ほどかかります(受取銀行によって変動)。
受取人に手数料を負担させたくない場合は「Pay All Fees」という、送金者側が中継銀行等の手数料をまとめて負担する機能もありますが、この場合は4,200円の手数料がかかります。
送金限度額・最低送金額・必要な本人確認書類

Revolutの海外送金には、1回につき100万円という送金上限があります。最低送金額は900円です。まとまった学費・仕送りなど100万円を超える送金をしたい場合、Revolut単体では1回で完結できません。
本人確認にはマイナンバーカードの提出が必須です。顔写真のない通知カードのみを持っている場合は、運転免許証など別の身分証明書もあわせて必要になります。登録前に、マイナンバーカードを手元に用意しておくとスムーズです。

出国直前にWiseの本人確認で住民票を提出したとき、マイナンバーが記載されたままだったせいで「このままでは受け付けられない」と一度断られたことがあるんです。付箋で番号を隠して出し直したら通りました。今はどうかわかりませんが、当時はそういう扱いでしたね。Revolutは逆にマイナンバーカードの提出自体が必須と案内されているので、このあたりの運用はサービスによって結構違うんだなと感じました。
為替レートの仕組み:ミッドマーケットレートとの差

海外送金で見落とされがちなのが、「手数料」とは別に発生する為替レートへの上乗せです。Revolutは、銀行間で使われる市場実勢レート(ミッドマーケットレート)そのままではなく、独自に上乗せしたレートを採用しています。
実際の例として、2024年12月8日10時時点の米ドルのレートは、Revolutでは1ドル150.376円だったのに対し、ミッドマーケットレートは150.035円でした。1ドルあたり0.3円強の差ですが、送金額が大きくなるほどこの上乗せ分の実額も膨らんでいきます。
さらに注意したいのが、この上乗せ幅は曜日によって変わるという点です。Revolutのスタンダードプランは、平日なら75万円相当額まで両替手数料が無料(超過分は0.5%)ですが、為替市場が閉まる週末(ニューヨーク時間で金曜17時〜日曜18時)は、プランを問わず一律1%の手数料が上乗せされます。海外送金のために両替をするタイミングが土日にかかると、平日より割高になる可能性がある、ということです。
Wiseとの手数料比較
ここまでの情報を、Wiseと並べて整理してみます。
| Revolut | Wise | |
|---|---|---|
| 送金手数料 | 銀行口座宛は基本無料(受取・中継銀行手数料は別途発生する場合あり) | 送金額の0.29%〜0.43% |
| 為替レート | 独自に上乗せしたレート | ミッドマーケットレート(上乗せなし) |
| 1回の送金上限 | 100万円 | 残高保有上限100万円(銀行振込等を経由すれば最大1.5億円相当まで送金可能) |
| 最低送金額 | 900円 | 特に規定なし(少額でも送金可) |
| 着金までの時間 | 最大1営業日(受取銀行により変動) | 即日〜1営業日 |
| 本人確認書類 | マイナンバーカード必須 | パスポート等の本人確認書類 |

数字だけ見るとRevolutの「送金手数料無料」の方が安く見えるかもしれないんですが、為替レートに上乗せがある時点で、実質的なコストはちゃんと発生してるんですよね。手数料が明示されてる分、Wiseの方がトータルでいくらかかるか事前に見えやすいというのはあります。
10万円を送るケースで考えると、Wiseの手数料(0.29%〜0.43%)はおよそ290円〜430円。これに対しRevolutは送金手数料こそ無料ですが、為替レートへの上乗せ分(実例では0.2%強)が実質的なコストとして乗ってきます。金額が同程度なら大きな差にはなりませんが、着金額が事前にどれだけ正確に見えるかという透明性の面では、レートに上乗せのないWiseの方がわかりやすいと言えます。
> Wise公式サイトで、送りたい金額がいくらで届くか計算する
100万円を超える送金は、Revolutでは1回で完結しない
上の表でも触れたとおり、Revolutの100万円は「送金そのものの上限」です。これを超える金額を送りたい場合、複数回に分けて送金する必要があります。
一方Wiseの100万円は「口座に残高として保有できる上限」であって、送金の上限ではありません。銀行振込やデビットカードでの入金を経由すれば、最大1億5,000万円相当まで送金すること自体は可能です。学費の一括送金や高額の仕送りなど、まとまった金額を1回で動かしたい場面では、この違いが実務上の差になります。

れとも実際、コスタリカへの移住準備で生活費をまとめて動かしたとき、100万円前後の送金を何度か繰り返して使ったことがあります。日本・オーストラリア・アメリカ・コスタリカと拠点を移すたびにWiseにはお世話になっていますが、1回100万円という区切りがあっても、数日空ければ次の送金ができたので、正直そこまで不便に感じたことはないんです。着金もほぼ即日で、待たされたという記憶もありません。
どんな場面でRevolut、どんな場面でWiseを選ぶべきか

Revolutが向いているケース
送りたい相手もRevolutを使っていて、少額を今すぐ・無料で送りたい場合。友人同士の立て替え精算や、海外旅行中の割り勘など、日常的な少額決済の延長としての送金に強みがあります。
Wiseが向いているケース
相手がRevolutを使っていない一般的な銀行口座への送金、100万円を超える高額送金、そして「手数料込みでいくら届くか」を送金前にきちんと把握しておきたい場合。海外赴任・留学の学費送金や、家族への継続的な仕送りなど、金額も大きく確実性が求められる場面ではWiseに分があります。
なお、家族・友人への送金では贈与税が絡んでくる場合もあります。この記事ではRevolutとWiseの送金機能そのものの比較に絞っているため、贈与税の考え方や注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. RevolutとWise、両方使い分けるのはアリ?
A. アリです。少額・Revolutユーザー同士の送金はRevolut、まとまった金額や一般口座への送金はWise、というように用途で使い分けている人も少なくありません。
Q. Revolutの本人確認に運転免許証だけで足りる?
A. 足りません。マイナンバーカードの提出が必須で、顔写真のない通知カードしかない場合は運転免許証などを追加で提出する必要があります。
Q. Revolutで100万円を超える送金をしたい場合は?
A. Revolut単体では1回の送金が100万円までのため、複数回に分けるか、送金上限のないWise(残高保有上限は100万円ですが、銀行振込等を経由すれば最大1.5億円相当まで送金可能)を検討するのがおすすめです。
まとめ
Revolutは2020年から日本でも使える海外送金サービスで、Revolutユーザー同士なら無料・即時という強みがあります。一方で、①1回の送金が100万円までという上限、②為替レートへの独自上乗せ、という2点は、大きな金額を確実に送りたい人にとっては見落とせないポイントです。
一般的な銀行口座への送金、100万円を超える高額送金、手数料の透明性を重視するなら、ミッドマーケットレートを採用し手数料も明示されているWiseの方が安心して使えます。まずは自分が送りたい金額が実際いくらで届くのか、公式サイトで確認してみてください。
あわせて読みたい記事はこちらです。






Comments