海外フリーランスの報酬受け取り方法|個人・法人どちらのWiseアカウントを選ぶべき?

co working 海外送金(Wiseなど)

「海外のクライアントから報酬を受け取りたいけど、いつも使っている個人のWiseアカウントのままでいいのかな」——フリーランスとして海外案件を扱うようになると、必ず一度はぶつかる疑問です。


結論から言うと、継続的に報酬を受け取るなら、個人アカウントではなく「Wise法人(Business)アカウント」を選ぶのが正解です。Wiseの個人アカウントは、そもそも商用の受け取りを想定した仕組みではないからです。|

こいぬ
こいぬ

え、今まで普通に個人のWiseで受け取ってたんだけど、それってまずいの?


この記事では、海外フリーランスが報酬を受け取る方法を一通り比較したうえで、なぜ個人アカウントだけでは足りないのか、Wise法人アカウントをどう開設し、実際にどうやって報酬を受け取るのかを順番に解説していきます。


結論:海外フリーランスの報酬受け取りは「Wise」がシンプル。ただし個人か法人か選び方に注意

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海外のクライアントに報酬を振り込んでもらう方法はいくつかありますが、Wiseを使うと「受け取りたい通貨の現地口座情報を取得して、クライアントに伝えるだけ」というシンプルな仕組みで完結します。銀行間の中継手数料や複雑な書類のやり取りが不要な点が、他の方法と比べたときの一番のメリットです。

ただし、ひとつだけ注意しておきたいことがあります。それは、Wiseには「個人(Personal)アカウント」と「法人(Business)アカウント」の2種類があり、フリーランスとして継続的に報酬を受け取るなら、法人アカウントを使うのが規約上も正しい選び方だという点です。この違いについては、このあと詳しく説明します。

海外からの報酬、受け取り方法は主に3つ(銀行振込・PayPal・Wise)

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Photo by Morning Brew on Unsplash

海外のクライアントから報酬を受け取る方法は、大きく分けて3つあります。

①銀行の国際送金(SWIFT)
自分の銀行口座に直接振り込んでもらう、もっとも古典的な方法です。ただし中継銀行を経由するため着金までに数営業日かかることが多く、中継手数料がいくら差し引かれるか送金前にはわからないというデメリットがあります。

②PayPal
メールアドレスだけで送金してもらえる手軽さが魅力です。ただし、為替手数料が実質3~4%程度上乗せされる傾向があり、受け取る金額が大きくなるほど目減りが気になってきます。

③Wise
現地の口座情報を取得してクライアントに伝えるだけで受け取れる仕組みです。対応通貨であれば受け取り手数料は無料になり、為替レートもミッドマーケットレート(市場の実勢レート)が使われるため、手数料をレートに上乗せされる心配がありません。

判断ポイントは、実質コスト(手数料+為替レート差)、着金スピード、そして必要な情報の分かりやすさの3つ。継続的に海外から報酬を受け取るなら、Wiseの現地口座情報を使う方法がもっとも手間もコストも少なく済みます。

「個人アカウントで受け取る」は規約上NG?Wiseで確認しておきたいこと

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Photo by mana5280 on Unsplash

ここが今回いちばん伝えたいポイントです。Wiseの公式情報を確認すると、個人(Personal)アカウントは「個人での利用に限られており、ビジネス利用はできない」と明記されています。商用の送金や受け取りをする機会がある場合は、法人(Business)アカウントを開設すべき、という位置づけです。

つまり、フリーランスとして継続的にクライアントから報酬を受け取っている場合、それは「個人的な資金のやり取り」ではなく「事業目的での利用」にあたります。友人・家族間の送金のように一時的・個人的なやり取りであれば個人アカウントで問題ありませんが、業務としての報酬受け取りには本来、法人アカウントを使うべきだということです。

れと
れと

知らずに個人アカウントのまま使っている人も多そうですね。継続的に報酬が発生するなら、早めに法人アカウントへの切り替えを検討しておくと安心です。

フリーランス・個人事業主なら「Wise法人アカウント」が選択肢になる

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「法人アカウント」と聞くと、株式会社などの法人でないと開設できないイメージを持つかもしれませんが、そんなことはありません。Wiseの法人アカウントは、個人事業主やフリーランスであっても開設できます。個人事業主の場合、本人確認書類と事業内容などの情報を用意すればWeb上で申し込みが可能です(法人の場合は、履歴事項全部証明書などの証明書類が必要になります)。

法人アカウントでは、個人アカウントの機能(海外送金・デビットカード・マルチカレンシー口座など)に加えて、請求書の発行・複数の受取通貨の管理・会計ソフトとの連携といった、ビジネス向けの機能が使えるようになります。

>> Wise(ワイズ)口座開設ガイド|登録から本人確認まで完全ステップ解説【初心者向け】

Wise法人アカウントの開設方法・必要書類

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Wise法人アカウントの開設は、次のステップで進みます。

①アカウントの種類を選ぶ
Wiseの公式サイトから登録する際に「法人(Business)」を選択します。

②事業内容を入力する
個人事業主・フリーランスの場合は、氏名・事業内容・想定する取引の概要などを入力します。

③本人確認書類を提出する
パスポートや運転免許証などの本人確認書類をアップロードします。

④審査を待つ
Wiseの公式情報によれば、本人確認と審査は10営業日以内に完了するとされています。

開設費用は無料で、月額料金や隠れたサブスクリプション費用もかかりません。この点は個人アカウントと同じです。

受け取りの具体的な手順:現地口座情報を取得してクライアントに伝えるだけ

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Image by Firmbee from Pixabay

法人アカウントの開設が終わったら、実際の受け取り手順はとてもシンプルです。

①受け取りたい通貨の口座情報を取得する
Wiseにログインし、ダッシュボードから受け取りたい通貨(米ドル・ユーロなど)を選び、「口座情報を取得する」を選択します。

②クライアントへの請求書に記載する
取得した現地口座情報(口座番号・銀行コードなど)を、クライアントに送る請求書の支払い先情報としてそのまま記載します。

③入金を待つ
クライアントは、自国の銀行から国内送金と同じ感覚で支払いを行えます。Wise側の対応通貨であれば、受け取り手数料はかかりません。

④必要に応じて円に両替する
外貨のまま保有しておくことも、レートの良いタイミングで日本円に両替することもできます。

>> 【初心者向け】Wise海外送金の使い方まとめ|日本から海外へお金を送る方法

受け取れる通貨と手数料はどうなっている?

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Photo by Katie Harp on Unsplash

Wise法人アカウントでは、21通貨での受け取りに対応しており、受け取った外貨は49通貨で保有・両替できます(対応通貨は変更される可能性があるため、最新の情報は公式サイトで確認してください)。

手数料面では、対応通貨での受け取りであれば手数料は無料。両替する際も、銀行のように実勢レートに独自のマージンを上乗せする形ではなく、ミッドマーケットレートをベースにした明確な手数料体系になっています。

実際に受け取った金額がいくら日本円になるのか、事前に試算しておきたい場合は、Wiseの為替コンバーターで確認しておくと安心です。


受け取った報酬、いつ円に両替する?

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外貨のまま受け取ったあと、いつ日本円に両替するかは悩ましいポイントです。急ぎで生活費に充てる必要があるなら早めに両替するのが安心ですが、当面使う予定がない場合は、外貨のまま保有しておき、レートが良いタイミングを待つという選択肢もあります。

Wiseのマルチカレンシー口座は、複数の通貨を同時に保有できる仕組みなので、「一部だけ両替して残りは外貨のまま」といった柔軟な使い方もできます。両替のタイミングを分散させることで、為替変動リスクを抑える考え方も一般的です。


れと
れと

れとは、いつもレートを見ていて、片方の通貨価値が上がったら、wise内でもう一方を購入するということをしています。

為替の影響は大きい。なので、ある程度の金額をプールしておけるwiseはとても便利です。


よくある質問(FAQ)

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Q. 個人アカウントのままでも、今すぐ何か問題になりますか?
A. Wiseの規約上、事業目的での利用は法人アカウントが推奨されています。具体的にどのようなペナルティがあるかは公式に明記されていないため、継続的に報酬を受け取る予定があるなら、早めに法人アカウントへの切り替えを検討することをおすすめします。

Q. 法人アカウントの開設に費用はかかりますか?
A. 開設費用は無料です。月額料金や隠れたサブスクリプション費用もかかりません。

Q. 個人事業主でも法人アカウントを開設できますか?
A. できます。本人確認書類と事業内容などの情報があれば、Web上から申し込みが可能です。

Q. 受け取った報酬の確定申告はどうすればいいですか?
A. 外貨建て収入の税務処理は、為替差損益の扱いなど個別の事情によって異なります。具体的な処理方法は、税理士など専門家に確認することをおすすめします。

まとめ:海外フリーランスの報酬受け取りは、規約を確認した上でWiseを選ぶのが安心

海外のクライアントから報酬を受け取る方法として、Wiseは「現地口座情報を取得して伝えるだけ」というシンプルさと、対応通貨なら手数料無料という点で、銀行振込やPayPalと比べて有利な選択肢です。

ただし、フリーランスとして継続的に報酬を受け取るなら、個人アカウントではなく法人(Business)アカウントを使うのが、Wiseの規約上も正しい選び方です。法人アカウントは個人事業主でも無料で開設でき、開設後の受け取り手順自体は個人アカウントと変わらずシンプルです。

まずは自分の状況(個人的なやり取りか、継続的な事業収入か)を整理したうえで、必要であれば法人アカウントへの切り替えを検討してみてください。

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