婚活5年目…まともな男がいない。
いないよね。いないんだよね。まともな人って絶滅危惧種みたいなもんだと思う。どうしたら見つかるのか、考え過ぎて頭爆発しそう。
「まともな人がいない」とよく婚活仲間から聞くし、自分も本当にそう思ってました。もっと自分が思う普通の人がいてもよいのに、男性と会話すると、なんだか違和感でチグハグ。
こんにちは、れとです。
婚活7年で、アラフォー結婚に至りました。恋愛が下手で、ダメな恋愛ばかり。そこで、いろいろ試行錯誤をし続けた結果、最終的に理想の人と驚く程に幸せな結婚に辿り着きました。努力を続けてよかったと感じています。
この記事は、なぜ「まともな男がいない」という考えに至るのかというお話です。女性の理想が高すぎるのだ、という意見も聞きます。それも一理あるかもしれませんが、男女の会話がチグハグになる、違和感だらけになる背景には、もっと深い問題があると感じます。
この記事は、以下の方におすすめです。
ちなみに「まともな男に出会うのはムリゲーすぎる」と思っていて、もう相手探しにプロの手を借りたいなら、とりあえずnaco-doです。業界で一番コスパがいいです。さっさとプロに頼んで相手を見つけましょう。
この記事を読めば、沼から脱出する方法がわかります。私は、ここに書いたことを意識的に行い、40歳手前で沼から脱出して探していた相手に出会いました。重要なのは、自ら考え行動して相手を引き寄せることです。
まとめにも大切なことを記載しておきますので最後までご覧ください。
それではお話していきますね。
婚活で「まともな男がいない」という考えに至る5つの理由
「まともな男がいない」問題は、女性の理想が高すぎるため起こるのだ、という考えが一般的です。
これを読んでいる方で、「まともな男がいない」と女性が感じるのは「男女の役割の理解のせい」だと捉えている人はいるでしょうか。
「まともな男がいない」という考えに至る現況。実は、これは男女が考える相手への役割が一致していないために発生しています。
日本で男女の役割の認識が変われば、この問題は相当解消されると思うのです。男性が家のことを主体的に取り組むのが当然と日本で認識されるようになれば、「まともな男がいない」と思う女性が数十%いなくなるのではと思います。
「まともな男がいない」という考えに至る5つの理由は、以下のとおりです。
1つずつ見ていきます。
男女に刷り込まれているジェンダーロール(役割)
「まともな男がいない」問題を引き起こしているのは、日本人のほとんどが持っている男女の役割に対する無意識下のイメージです。
昔から日本で男女に求められてきた昭和的役割は以下ですね。昔は女性が外で雇用されていることも少なかったので、よく機能していたよい仕組みだと思います。
そして、今、女性に以下が追加されました。
それで、男性はというと、女性に求められていたすべての役割りを主体的に行うようになったかというと、その意識は薄いのが実際のところです。
男性が家のことを主体的にするイメージを持っていない
男性は、表面的には女性も外で働くことを認めつつ、意識の奥底で家のことを主体的にするイメージを持っていません。
結果、「家事や子育ては手伝う」だとか、家事に対して主体的では無い言葉が見え隠れします。「自分がやるべきこと」という意識が欠如しているのです。
男性からは、女性側の仕事が大変なときや問題を抱えたときのサポート的な、相手をおもんぱかる言葉が出て来る傾向も低いです。
基本的に「自分は外で仕事をするので、家関連の問題は女性がみてほしい。女性の仕事の方が融通が効くはずだから。」のスタンスが見え隠れします。
現在、男女の役割はこうです。そして、多くの人がその現実を目にしているのに、男性が主体的にやるべきことを見てみぬふりをしています。
この役割をきちんと理解している男性は、女性への接し方が違います。「カワイイね」というだけではなく、きちんと社会人として女性を尊重する態度が見られます。
交際中も女性の仕事のことも考え、何かの計画などにも主体的に2人で行うということを意識的に行ってくれます。「勝手に決めといて」ということにはなりません。
女性を対等なパートナーとして扱い、男性自身が主体的に家のことにも取り組み、一緒に相談しながら運営していこうという態度がみられる人。
これが、昨今働く女性が潜在的に求める「まとも」です。これが女性が、「いない!」と嘆く「まとも」な男性です。
社会で主体的に仕事をすることを学んだ女性と、その情報をアップデートしていない男性
最近の女性は、会社では男性同様の戦力とみなされます。日本社会の過酷な環境で男性に勝る能力を発揮し、活躍している女性も多くなっています。
そんな女性らからすると、「家のことに主体的に取り組まない」傾向のある男性は無意識に願い下げです。女性も収入をそれなりに得ているので、そういう態度を持つ男性は無意識に避けます。
収入に関わらず、労働により収入を得る女性は皆同じことを考えます。結婚することで家のことを自分に依存してくる存在が増え、家に帰ってから仕事が増えることを無意識に回避するのは当たり前です。
求めているのは、男性の仕事も自分の仕事も同等に尊重する「家庭のことを一緒に主体的に取り組めるパートナー」です。
(しかし、男性も自分の職場にいる女性と働いていて、女性を男性同様に扱っていながら、自分の彼女や奥さんの仕事を軽視する傾向にあるのはなぜなんでしょうね…。)
子供を育てることを考えると、男性にある程度の収入を求めるのは当たり前
一方で、子育てをするとすれば避けられないのが、産前産後以降の収入が不安定になる時期です。女性側は無収入になる可能性もありますが、子育ては2人の共同作業です。経済的なことを考えると、どうしても相手の収入をある程度見込まざるを得ない状況になります。
子どもが生まれれば、子育てにお金がかかります。自分とパートナーの生活レベルを下げないとなれば、一定の収入レベルを保持しなければならず、相手にそれなりの収入レベルを求めるのは自然なことです。
結果、相手に求める収入を高めに想定せざるを得なくなり、さらに対象範囲を狭めることになります。
現代社会のジェンダーロールを理解し、共に協力して結婚生活ができる人は…
個人的主観で、現在の日本には、この現代版の男女の役割を理解、尊重している男性は30%に満たないのではないかと思います。
少なくとも、1980年代に生まれた私の周りの男性には、新しい男女の役割をしっかり認識している人は少ないです。
そんな、ほんの少ししかいない、「まともな人」は希少価値が高く大人気です。このような人たちが婚活マーケットに来ることもあるでしょう。「相当遊び切ったし、経済的にも安定してきたし、そろそろ腰を落ち着けるかな~」と思ったとき、彼らは婚活マーケットにふらりとやってきます。しかし、「まとも」なので即完売です。
そこで、まともな男性を探している方は、即完売する前に、彼が見つける相手をあなたにする必要があります。
彼らがマーケットに現れるのはほんの一瞬。その機会に自分がマーケットにいるかどうかが勝敗を分けます。
「まともな男がいない」のよく言われる「まとも」を収入と身長で確認する
「まとも」の範囲を、条件で見ている方もいますね。その基準でよく引き合いに出されるのは以下です。
● 収入
● 身長
他にも条件は並べきれない程出てくると思いますが、代表的なものはこの2つです。
というわけで、2021年現在入手できる最新データを引用しておきます。
収入
日本の全体平均収入 : 409万円
20代男性平均年収 : 371万円(女性:321万円)
30代男性平均年収 : 484万円 (女性:377万円)
40代男性平均年収 : 573万円(女性:403万円)
(引用:転職サイトdoda(デューダ)↗2020/12/7 調べ)
ちなみに、年収500万円以上を稼ぐ男性の割合は以下のとおりです。
20代後半 | 4.1% |
30代前半 | 15.4% |
30代後半 | 28.0% |
40代前半 | 40.5% |
「収入は、500万円以上…」は、男性にもとめる条件としてよく聞かれます。例えば30代後半でも約3人に1人いるかいないかの割合になりますね。
うち、既に結婚した人を除くと、割合はさらに下がります。30代後半をターゲットにしたとして、収入500万円以上の人に出会える確率は、25%以下ですね。
身長
文科省・学校保健統計調査によると2019 (令和元)年度の17歳男子の平均身長は170.6 cm、17歳女子の平均身長は157.9 cmである。
Wikipedia
170cm以上を希望する声をよく聞きます。平均が170cmということは、男性の50%ですね。これは、最低170cmに設定しているのなら、それなりに見つかりそうです。
婚活で婚活で「まともな男がいない」と感じるときに理解すべき現実
「まともな男がいない」と感じたら、一度理解すべきことを紹介します。
1つずつ見ていきます。
早い者勝ち
世の中、限りのあるリソースは、最初からすべて「早い者勝ち」です。タイミングとか運命とか色々考えるかもしれません。しかし、婚活においては、一度結婚した人がマーケットに戻る可能性はとても低く、1人結婚するごとに機会を損失していることになります。
結婚願望があるのであれば、その「早い者勝ち」のマーケットにいることを自覚します。そのうえで、今日という最も若い日にとるべきステップは何かを考えます。
条件で判断せず、方向性、フィーリングで探すことも考える
相手の今の職業が気に入らなくても、他の職業に転職することもあります。収入や身長などの条件だけではなく、相性、方向性、フィーリングなどで相手を決めるというのも1つの手です。
合わない人と妥協して付きあって、時間の無駄遣いはしない
逆に、条件はすべて合致するけれど、相性が合わない気がする…という人と無駄な時間を過ごすのはやめましょう。本当に時間を無駄に過ごすことになります。
自分のフィーリングや本能は、結構正しいものです。
合わない人はずっと合いません。時間を数年間無駄にした後に後悔しないよう相手を自分の感で見極めるのは重要です。(私はこれで2年無駄にし、後悔しました。)
他力本願にならない
自分の人生やタイミングで、いつか「白馬の王子様が…」と夢を見ていても、何も発生しません。
自分から行動するという姿勢を持つことで相手のいそうな場所に自分を近づけることはできます。
運や幸せを引き寄せられるのは、自分の行動だけです。
婚活で「まともな男がいない」と嘆く女性が沼から脱出する方法
とりあえずやるべきなのが、マーケットを理解することです。「まともな男は滅多にいない」という現実を受け止め、そのうえで行動範囲を広げていきます。
1つずつ見ていきます。
行動範囲を広げる
今やっている婚活の範囲でいい人に会えないのであれば、どんどんほかのマーケットを試していくといいです。
アプリなどは、それぞれのアプリにより人が多い時期とそうでない時期があります。数か月ごとに利用するアプリを変えたり、同時並行で違うサイトやアプリを利用すると、断続的に会う人を確保しておくことができます。
私は、婚活していた際、同時並行で6つアプリとサイトを利用していました。相手を探す間、全部で何種類のサイトを利用したかは、もう数えきれなくてわかりません。しかし、最終的には、あるウェブサイトで相手に会えました。
以下に海外、日本滞在を問わず婚活に使える厳選サイトを2つ紹介します。
対象範囲を広げる
条件とか対象範囲を取っ払って、会ってから将来性を見極めるのも1つの手です。
私は、夫と出会う前に日本の方と付き合っていましたが、別れて婚活を再開しました。人種や地域を狭めると可能性が下がると感じたので、以下のように設定を変えました。
● 自分のいる場所から飛行機で3時間以内の地域に住む、45歳までのすべての人種の男性
● 年収や身長などは、条件なし
(自分の職業が異動が多いので、相手についてきてもらえばよいと考えました。)
※私は外国で駐在・転勤の多い仕事をしていました。
結果、相手に出会うことができました。
自分の生活範囲から出て新しいものに挑戦する
自分の環境に求める相手がいないだけかもしれません。自分の生活範囲外に出て活動してみると、まったく違うところから思わぬ出会いに繋がることもあります。
自分の「理想」=「まとも」?理想と普通を一緒にしない
「まとも」とは一度なんなのか考えてみてください。自分が「まとも」と思っていることは以外に普通ではなかったりします。
理想と普通は別物です。
婚活では、出会う80%の人は変人だと理解しつつ行動する
婚活していると、変な人ばかりです。「自分の思うまともな人」にあたる可能性は5%以下くらいだと真剣に思っていました。それくらい自分の思う「まともで普通」の人は世の中に存在しないと思った方が心が穏やかでいられます。
変な人ばかりであることを受け入れて行動すると1人1人のことを気にせず、次の人に会っていくことに集中できます。
まとめ
ちなみに、日本だけではなく外国に目を向けてみるのもおすすめです。日本のマーケットでは、残念ながら「女性は、若さが一番の売り」です。ということは、毎日時間を経るごとに、相手を探すのが難しくなる可能性が高くなるのが現実です。
一方で、例えばアメリカではそんなことはまったくありません。年齢はいくら重ねても、その時にできる恋愛のマーケットがあります。
むしろ、
年齢があがるごとに経験による魅力が高まる視点があります。年齢は正直あまり関係がありません。
それから日本で顕著な、「女性が家のことに主体的に取り組む」という固定観念を持つ国はそんなに無いです。男性も家のことに主体的に取り組むことが当たり前の国は多いです。
私の夫はコスタリカ人ですが、家のことに主体的です。私生活のことを気にかけ、相談事があれば相談してくれます。そして、勤務環境が日本ほど過酷じゃないので、出勤しても午後5時には家に帰っていて、家事に取り組んでくれます。
ちなみに、よく条件としてあげられる「収入と身長」だけで言うのであれば、平均収入が高く身長も高い国のマーケットを確認すれば、簡単に日本の平均を超えますね。
アメリカの市場を見れば、平均身長は175cmです。2020年の男性の平均年収は$55,744(570万程)。日本よりも給料は高い傾向にあり、これからも上昇が見込まれます。将来的に経済を考えるのであればグローバルな視点も持つべきでしょう。
日本は経済的に縮む一方で、昨今収入も下がる一方なのは皆さん実感しているところだと思います。(ただ、身長だとか収入だとか、こういう点で相手を選ぶのは私は違うと思いますが。)
とりあえず言えるのは、
「自分でマーケットを狭めるのはもったいない」
ということです。自分の思う対象の外にも目を向けたら、運命の相手に出会えるかもしれません。
ちなみに、もし恋愛市場を広げて世界中で恋愛をするくらいの気合を持っている方であれば、とりあえずmatch.comにプロフィールと写真を掲載して様子を見てみるのがおすすめです。なぜならこのサイトだと日本と海外の両方のマーケットをカバーでき、世界で一番登録数が多いからです。
最近は、日本語が流暢な外国人も増え、日本語で会話できたりするようになりました。とくに学のあるエグゼクティブな層に日本語が話せる人が多いです。日本語をマスター中の方と出会える可能性もありますね。
掲載しておけばアプローチがあるので、アプローチされたら相手を確認して話すかどうかを決めればよいと思います。登録とプロフ掲載は無料です。
私が最終的に恋愛サイトで出会った相手は、もうすぐ無職になる可能性のある人でした。しかし、滅多にいない「フィーリングと方向性がとても合う人」で日本に興味がある人だったので、私は「この人しかいない」と思いました。
彼の仕事は技術職だったので、「将来働く意思さえ持っていれば一時的に無職になってもどうにかなる」と考えました。結果、仕事もそのまま続けており、結果オーライです。
「まともな男がいない」と不満を漏らすだけで自発的に行動しなければ、何も変わりません。自分に運をもたらすのは自分だけです。
将来の自分のために今日の自分に何ができるか考えてみましょう。今日の小さな一歩が大きな将来につながります。
こちらもどうぞ。↓