片道15時間の遠距離恋愛…。
うまく行かせることはできるのかな…。
まさかこんな遠距離恋愛になるとはね。
この会話は、2年前の私と夫マニュエルです。
この一年半後、2019年に無事結婚することができました。
こんにちは、れとです。
夫とはインターネット上で知り合い、一年半程の遠距離恋愛の末結婚しました。
彼は、アメリカに住むコスタリカ人でした。出会った当初から最後までずっと遠距離恋愛でした。
この記事では、私達が遠距離恋愛をどう乗り越えて、どう結婚に至ったかをご紹介しています。
因みに、出会ったきっかけはこちらです。
遠距離恋愛がうまくいくかが不安…。
そんな不安を抱えている方に少しでもご参考になればと思います。
【国際恋愛・結婚】遠距離1年を経て結婚した話 出会う前
ここからは、恋愛サイトでマニュエルと出会ってから、時系列で具体的にどのようなやり取りがあったのかをご紹介していきます。
テキストでのやり取り
2017年の大晦日。
あの日、初めてJapanCupid.com↗経由でマニュエルから連絡が来ました。
「こんにちは、ハートを送ってくれてありがとう。君のプロフィールを見て興味を持ったので連絡してみたよ。」
という彼からのメールで、2人のやり取りが始まりました。
JapanCupidの提供する「マッチング表」で、お互いが完全にマッチしてましたが、話してみたら驚くべきことに即意気投合。すぐにJapanCupidのアプリから、普通のテキストにアプリを切り替え、やり取りがスタートしました。
毎日必ずお互いテキストを送りあいました。
テキストで始まる恋愛は、どちらかが一方的に連絡をするシーソーゲームになることが多いですよね?しかし、この時は、どちらかが返さないとか、シーソーゲームのような心理戦は一切ありませんでした。
私もそういった事をせずに、連絡を取りたい時に連絡をとり、マニュエルも同じように連絡を取りたい時に私に連絡をしてきました。
そして、お互い連絡を受けたら、可能な限り早めに返信しました。
一切お互いを計りあうような事は一切無しです。
もし、マニュエルがそういった恋愛シーソーゲームのようなコミュニケーションの仕方をしていれば、この関係はうまく行かなかったと思います。
お互いに相手を縛らず、相手に対し思いやりを持って必要なコミュニケーションだけを取る、そういうビジネスライクなコミュニケーションの取り方です。
当時、2人ともアメリカ東海岸に住んでいました。良好な関係を築きつつあり、すぐ面と向かって会う事ができればよかったのですが、お互いの間には800KMの距離。
そのため、簡単に会ってお互いを知ることは難しい状況でした。しかし、テキストのやり取りにより、次第に仲が良くなっていきます。
ビデオコール
テキストを交わしだしてから2週間後の1月中旬、マニュエルが出張先のローマから初めてビデオコールをしても良いか聞いてきました。
もちろん、私はOK。
実は、この時、マニュエルは私が詐欺師である可能性を排除したかったのだそうです。
私がOKと言った瞬間、40%程詐欺である可能性が排除されたとのこと。その後、初めてビデオコールで動くのを確認して、残りの詐欺師の可能性60%が排除されたそうです。
ビデオチャットでは、お互いの動く姿を確認できる事で、信頼感が生まれます。ビデオチャットでマニュエルを初めて目で確認した瞬間は、私の中で、彼がきちんと人間として認識された瞬間でした。
一方で、私は、彼が詐欺師である可能性はまだ排除していませんでした笑。
この後も、付き合いだしてしばらくの間は、彼が詐欺師である可能性を何度も疑っています。結婚後に発覚する詐欺もあります。用心に越したことはありません。
そして、2月の連休に会う約束をしました。
私のいる街で、です。
【ネット恋愛される方へ】
ネット恋愛では、かなりの割合で詐欺師がいます。
相手が本物かどうかは、写真だけでは判断がつきません。
(写真で相手を釣るのが最も多い詐欺の手段です。)
相手に早めにビデオチャットを申し込みましょう。
それから、相手に金銭を要求されるような事が発生したら、何が何でも払ってはいけません。
これは、結婚後も一緒です。
信頼関係が十分に築かれるまでは、絶対に金銭を渡してはいけません。
【国際恋愛・結婚】遠距離1年を経て結婚した話 初対面
恋愛サイトで出会った相手と最初に話す時は、緊張しますよね。しかも、詐欺師の可能性も十分にありますから、注意することも必要です。
初対面
その日は大雪で、外の風景は灰色でした。マニュエルは飛行機で会いに来る予定でした。
私の街には3日の滞在予定。
私は空港のゲート前で、不安と期待の入り混じったひやひやした感情を抱え、壁にもたれてマニュエルの到着を待っていました。
緊張してました。
変な人だったらどうしよう。3日間も一緒にいたくない人と一緒にいる羽目になるのは避けたいなぁ…。
そして、到着時刻。
乗客が次々とゲートから出てきます。彼は一番最後でした。ゆっくりとスーツケースを引いてゲートを歩いて出て来るのが見えました。
こんにちは、れとさんですか?
……マニュエルです。
はじめまして。
えっ、印象違うじゃん!背高い!
どうしよう、緊張する、ちゃんと会話続くかな…。
彼は、私の好みにどんぴしゃでした。
それまで自分がのめり込んで何度もうまく行かない恋愛をして失敗した経験から、「好きになるのは、相当仲良くなってから」と自分に言い聞かせていました笑。
その日は雪が降っていたので、バーに連れて行き、ずっと会話は不動産投資と財形貯蓄の話。めっちゃ現実的ですね笑。2人ともお金にシビアでお金の話が好きみたいで、それで意気投合を確認しました。
それから3日間は緊張しましたが、とても楽しい日々になり、結果3日後彼が帰る直前に交際をスタートすることにお互い合意しました。
2週間に一回のデート
最初のデートから、2週間に一回ずつ、週末にお互いを飛行機で訪問し合うことになりました。
飛行機で2時間程の距離。チケットは4万円程なんですが、食事代等と合わせて割り勘にしました。
仕事はそれなりに忙しかったのですが、この時期はマニュエルに会うことを絶対優先しました。
ただ、お互いの土地を訪ねる間、相手が仕事をしなければならない場合は、その時間だけは離れて行動するなど、臨機応変に対応。
いずれにしろ重要だと考えていたことは、「同じ空間にいる時間を可能な限り設ける努力をお互いにする」ことでした。
パーティ等の機会に仕事場の人や友人にお互いを紹介する
お互いに仕事のパーティーや友人との飲み会の機会があれば、積極的に参加し、相手のコミュニティに自然に溶け込むようにしていました。
こうすることで、お互いに相手を自分のコミュニティに入れることを歓迎しているのが伝わりますよね。
そして、周りの人達にもカップルとして認識され、自分達の関係性が明確になります。
【国際恋愛・結婚】遠距離1年を経て結婚した話 異動通知と異動
異動通知
実は、異動通知は2月に来ていました。丁度マニュエルに初めて出会った頃。3月に異動の確定通知が会社からあったため、マニュエルにすぐ伝えました。
「6月からヨーロッパ勤務に決まったの。」
「え?今よりもっと遠くなるの?」
当たり前の反応でした…。でもお互い別れるとは言いませんでした。
I don’t want to give up…. I would like to make it work.
諦めたくない。この関係をうまくいかせたい。
Let’s see how it goes…
どうなるか、とみりあえず様子をみてみよう…。
引越し
6月、お互いの仕事が立て込んで忙しいさなか、私はヨーロッパに引っ越しました。お互いを訪れるとすれば、飛行機を乗り継いで15時間程の距離です。
付き合いだして4か月目の事でした。
お互いに密なコミュニケーションを取りあう事を確認する
必ず一日に一回以上のテキストのやり取り、週末はビデオコールをしようと約束。時差を考慮しテキストで打ち合わせ、金曜の夜、土、日の空き時間はビデオコールを数時間設けました。
お互い、可能な限りコミュニケーションを取る、という姿勢を見せあいました。
幸いな事に、今はインターネットがあるので、比較的どこでも連絡が取れますよね。時に時差があるのでテキストを返す事ができない事もありましたが、半日~1日返信が来ないのはお互い見越していました。
相手を求め過ぎず、コミュニケーションはなるべく取るように努力する、熱くなりすぎない、そんなメンタリティ。いつも、互いの仕事が忙しい事をお互い尊重していました。
遠距離恋愛でよくあるパターンですが、こういう考えが頭を巡ってしまう場合。
「もっと連絡が欲しいのに。」
「俺/私ばっかり連絡してる。」
こうなったら、ちょっと危険サインですね。
きちんと自分がストレスを感じていることを相手に一度だけ伝え、もし改善されなかったら、その恋愛はうまくいかない可能性があります。
恋愛で相手を自分の都合に合わせ変えようと試みることは誰しも一度は試すものですが、残念ながら、「人から何かを言われた所で人は簡単に変わらない」のが実際の所です。
それが例え大事な人でも。
もし何度か話し合っても状況が改善されずストレスが溜まるようであれば、関係を見直す時かもしれません。
4か月に一度は会えるように計画する
4か月に一度会えるようになるべく計画しようと提案し、どうしたら会う事ができるかを考える機会をよく持ちました。
そして具体的な旅行計画について2人で良く話し合いました。
結局、お互い仕事がある身なので、そんなに頻繁にお互いを訪れることは難しかったんですけどね。それでも3,4か月に一度は会えていました。
お互いのフライトだけでも15万円程するので、高額なデートです。
何度か、仕事のスケジュール上、どうしても計画がうまくいかず喧嘩になったこともありましたが、これもコミュニケーション。
毎回、会う機会について話し合うことは、前向き、かつ建設的な会話をする機会となりました。
早く一緒になりたいことをさりげなく伝える
「遠距離は辛いね、いつか一緒にいられる日、来るよね。」
「もしね、結婚とかするってなったら、私達がどういう手続きか調べたの。どう頑張っても、結婚の手続きを開始した後に米国査証を得る手続きが終わるまでに1年以上かかるみたい。」
プッシュとまではいかなくとも、さりげなくこんな会話を織り交ぜていました。
実際、お互いが第三国の外国人である場合、結婚手続きはとても難しいんです。本国にいたとしても一緒に住むことができるまでには一年程かかります。
そして、この情報を踏まえ、彼は早々に婚約指輪の購入に向かったようです。
【国際恋愛・結婚】遠距離1年を経て結婚した話 婚約と婚姻
彼は、二度目に私の住む街を訪れた際、婚約指輪を持参してきてくれました。
付き合いだしてから7か月、2018年11月の事でした。
その後、日本に一時帰国して結婚する事を決め、2019年4月に東京で婚姻。
米国査証が入手できたのはその半年後、2019年の11月の事。
2019年12月にようやく一緒に住みだすことができました。婚約から丁度一年ですね。
【国際恋愛・結婚】遠距離1年を経て結婚した話 まとめ
出会った瞬間から、結婚するまでずっと遠距離恋愛だった私達。
どうにか、結婚まで漕ぎつくことができました。
コロナウィルスの蔓延前だったので、アメリカ査証にも問題はなく、本当に運がよかったと感じています。
遠距離恋愛は辛いですが、その後、お互いを大事に思う気持ちが高まるし、持続すると感じています。
それにしても、インターネットが発達している時代でよかったです!インターネットが無かったら、私は今でも一人でした…。
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