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国際結婚手続きの書類は5つ!「第三国に住む日本人」と「他の国に住む外国人」の体験談

国際結婚
Photo by Jeremy Wong Weddings on Unsplash
ねこ
ねこ

私はヨーロッパに住んでる日本人で、相手はアメリカに住む中南米人。2人とも別々の国にいる場合って、国際結婚てどういう手続きするの?


そもそも国際結婚で必要な手続きって何?


こんな疑問に答えます。


この記事は、2019年「第三国に滞在する日本人」「他の第三国に滞在する外国人」と結婚するために行った手続き実体験記録です。


実は、結婚しようとした当時、こういう第三国にいるもの同士で手続きをするカップルも他にいるんじゃないかとネット上を探したんですが、情報が見つからず。カップルのいずれもが外国人として別々の国に滞在しているケースも最近はあると思うので、実体験を記事にしておきます。


結果から言うと、私のいた第三国でも、彼のいた第三国でも結婚手続きに時間がかかり過ぎで、2人が居住していた第三国での結婚はあきらめました。


色々調べた結果、一番手続きが簡単そうな日本に、2週間だけ集合して結婚手続きを行いました。


そのため、この記事でご確認いただけるのは、

「第3国に住むバラバラのカップルが日本で結婚手続きをする場合」


についてです。


この記事を読めば「別々の国で暮らしているカップル」は、どのような手続きを経て結婚に至れるかがわかりますよ!


ここで紹介する手続きを終え、今私たちは無事一緒に暮らすことができています。


それでは早速案内していきますね!


国際結婚手続きの書類を準備する前に|結婚する場所の検討

具体的にどのような手続きをしていったのかを説明する前に、どこで結婚手続きをするかを決める必要があります。


結婚の手続きをする国により、用意すべき文書が変わりますのでよく確認しましょう。

国際結婚で「第三国に滞在する日本人」と「他の第三国に滞在する外国人」が第三国で結婚することは簡単?

結論としては、第三国に滞在中のカップルの結婚手続きが可能か否かは、滞在国によります。


いずれかが住む国で、結婚式やセレモニーの必要がなく役所への届けのみで終わる国であれば簡単かもしれません。

私たちの場合、滞在している国と国籍の状況は以下のとおりでした。

私:ヨーロッパに住む日本人
夫:アメリカに住むコスタリカ人


結婚方法を確認するに当たり、NPO法人国際結婚協会のページを参考にしました。

引用:NPO法人国際結婚協会


上記からすると、「まず結婚したい場所の方法で結婚」を検討、となります。

検討の結果、以下2か所での結婚が考えられました。

✔ ヨーロッパ(とある小国)

✔ アメリカ(マサチューセッツ州)

それぞれの国の状況を簡単に説明しますね。


私がいたヨーロッパの小国での検討

この国は、3つ以上の宗教が大変複雑に絡み合う国で、結婚手続きは煩雑さを極めました。セレモニーも必要であることがわかりましたが、どの宗教に頼めばよいかすら判断がつきませんでした。

そして、この国はそもそも何をするにしてもものすごく時間がかかる。


調べ始めた最初の数ステップで婚姻証明の発行に数か月を要することが分かり、結果あきらめました。



夫のいるアメリカ

アメリカは、州ごとに決まりが異なるんですね。ルールを調べるのも大変。


そして手続きのための私の米国への渡航を検討しましたが、仕事の都合上長期滞在が簡単にできそうもありませんでした。


しかも、どちらの第三国での手続き後、第三国発行の婚姻証明を手に入れたら、改めて国籍を有する日本とコスタリカにその婚姻証明書を提出する手続きが待っています。


この婚姻証明書の提出は、第三国に滞在し続ける場合、日本大使館及びコスタリカ大使館での届出手続きとなります。

✔ 第三国にある日本大使館/コスタリカ大使館を通じて提出

✔ またはそれぞれの国の現地の役所での手続き
 (私達の場合、コスタリカと日本に行くということ。)



もし、第三国からこの届出をするとなると国際郵送となるため、相当な時間がかかることが見込まれました。


そして、私のいた小国にもアメリカのマサチューセッツ州にもコスタリカ大使館はありません。


結局、色々調べた結果、

✔ 日本の手続きなら、結婚の 届出をする「届出婚(とどけでこん)」だけで済む

✔ 東京には、コスタリカ大使館もあるので、婚姻届けを入手したらすぐ提出に行ける

✔ 書類を出してから手続きが2週間ほどで終わる。

✔ 東京なら私も夫も滞在がしやすい


ということで東京で集合して結婚手続きをすることが決定しました。


結果、2人で東京に2週間だけ集合することになりました。



国際結婚手続きの書類5つ

東京に行く前に、提出する文書を用意しました。必要な文書はそれぞれの母国で発行されるため、入手にそれなりの時間を要します


私の夫の場合、遠隔での文書の入手は相当に時間を要することが見込まれたので、一度コスタリカに2週間帰って必要な文書を全て入手しました。

相手の状況によっては必要書類が異なる場合がありますので、前もって役所に確認することをおすすめします。

準備した実際の書類は以下です。

1 婚姻届 1通

市役所や、結婚式場案内サイト等で入手可能です。可愛いフォーマットもたくさんあります。

Anniversaire↗の婚姻届けはおしゃれで素敵です。


2 戸籍謄本

自分の戸籍地の役所から入手します。


3 パスポート

それぞれのパスポートのコピーを用意しておきます。


4 婚姻要件具備証明書/未婚証明書(Single Certificate)(※翻訳要)

日本人は戸籍謄本が、未婚証明書にあたります。私の夫の場合は、Single Certificateがコスタリカの役所により発行されました。


入手は、本人がコスタリカに一時帰国し、役所で直接文書を請求しました。その後翻訳をしてもらい、およそ2週間程を要しました。


5 出生証明書(Birth Certificate)(外国人配偶者のみ)(※翻訳要)

夫の場合は、Birth Certificateがコスタリカの役所により発行されました。日本人は、戸籍謄本が出生証明書の証明書になります。


上記5つの文書の他に、※翻訳要と記載のある文書は、正式な資格を持つ翻訳家に訳してもらった後に、以下の2つを入手する必要があります。



-公証役場で取得する ”翻訳証明”

-発行国の外務省の ”アポスティーユ(公証)”



発行国にもよると思いますが、これらの入手にも更に数日要します。入手するにあたっては時間に余裕を持つ必要があります。

他に、パスポートなどの文書も日本語記載のないものは全て翻訳が必要です。ただし、パスポートは翻訳家に依頼する必要は無いとのことだったため、私が翻訳して証明欄も私がサインし、それで通りました。


国際結婚手続きの書類→日本/東京の区役所への提出

文書が整ったら、役所におもむいて提出です。文書をすべて持って、東京の役所に行きます。結婚届は、日本中のどこの役所に届け出ても大丈夫です。


私達は、夫が飛行機から降りてすぐ、その足で一番近い東京の役所に届け出に行きました。


文書を提出したら、その日のうちに「婚姻受領証明書」という文書が発行されます。婚姻を証明する必要がある場合、この文書があれば事を進められるようになるようです。


国際結婚手続きの書類を提出|手続きを円滑にする裏ワザ

手続きを行う時間が限られる方のために、役所手続きをスムーズに行うためにやったことを紹介します。


それが、

「役所に行く2週間前に全ての書類をデータで提出する」

ことです。


私達の場合、日本で手続きできる滞在時間が限られていたため、文書の提出に失敗した場合、結婚自体を延期せざるを得ない可能性がありました。


そのため、行く予定だった区役所に2週間程前に連絡し、e-mailで必要な書類を前もってデータで全て送付。データの時点で不足が無いか確認して頂きました。


おかげで文書に不足はありませんでした。(問題は発生しましたが…涙。)区役所の方はメールでのやり取りにも大変丁寧にご対応してくださいました。


国際結婚手続きの書類提出後|婚姻証明書の入手/翻訳/アポスティーユの入手

必要文書を提出後、2日程で「婚姻証明書」が発行されます。発行されたら、婚姻手続きを行った役所に取りに行きます。


この後、私たちの場合、夫の国であるコスタリカ大使館に届け出をする必要がありました。


この届出を行うには、「婚姻証明書」の翻訳を作成(行政書士に依頼して作成)後、日本国内の公証役場及び外務省にて、

翻訳証明書/アポスティーユ(公証)

を用意する必要があります。


翻訳証明書/アポスティーユの入手は、行政書士を介さず自分たちで行うことも可能です。


一方で、私たちは時間が無かったこともあり、翻訳及び翻訳証明書/アポスティーユを一括で下の専門業者にお願いしました。


>> 株式会社アクチュアル証明書翻訳サービス



大変仕事が早く、こちらの要望通りに全て整えて頂いたので、大変ありがたかったです。金額は以下のとおりでした。

「①スペイン語翻訳+②アポスティーユ+③指定場所までの送付お急ぎ便」:大体4万円


4日営業日以内程で作業を終えて頂くことができました。


国際結婚手続きの書類|外国人配偶者の国の大使館への届け出

翻訳証明及びアポスティーユが入手できたら、外国人配偶者の国の大使館に婚姻証明書の提出に行きます。


他にも婚姻証明書やパスポートコピー等、提出しなければならない文書があります。国により異なりますので、事前に大使館ホームページなどでよく確認しましょう。


私たちの場合、大使館への文書提出後に思いがけないことが発生しました。


私たちはコスタリカ大使館に、4月初旬に全ての書類を提出しました。翌月には婚姻が認められる目算でした。


しかし、コスタリカ国内ではまったく手続きが進まず。日本でコスタリカ大使館に行った後、夫のステータスがネット上でずっとシングルのままなので、東京のコスタリカ大使館とコスタリカ外務省を夫がプッシュしまくりました。それでも手続きは前に進まず。


この手続きが終わらないと困ることがあったので、私たちは焦っていたのですが…。残念ながら、そこはコスタリカタイム。現地の方はまったく手続きを進めてくれず参りました。結局、簡単な手続きに4か月も要しました。


日本以外の国では、こういうことが結構あるあるです。急ぐ手続きを控えている場合等は、提出した文書がきちんと処理されているか定期的に確認した方がいいかもしれません。


まとめ

お互い日本人だったら、役所に行けば1日で事が済むのですが、相手が外国人だと時間がかかります。


11月に結婚手続きの準備をはじめて、お互いの国で文書がすべて整うタイミングを見計らって翌年4月に日本に行って婚姻手続きを行いました。


なので、結婚手続き準備に要した時間は、計約5か月です。


私たちの場合、外国人である夫が自国に帰国して文書を入手する必要があったこと、そして私も仕事の都合上なかなか日本に帰るタイミングを計るのが難しかったこともあり、通常よりも長くかかっているかもしれません。


そして、私達の場合は、この後査証の取得手続きをする必要がありました。

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