30代独身の駐在だけど、結婚願望はあるものの、まだ時間もあるし余裕って思ってます。婚活した方がよいかなぁと思いつつも、何していいかわからないし、遠隔でいろいろやるのメンドクサイし。って放っておいたらダメ?
こんな疑問にお答えします。結論としては、
結婚願望があるなら、一刻も早くやるべき
です。
なぜなら、私の周りには、駐在を終えたあと帰国してから誰か見つけよう、と思っているうちに適齢期を過ぎ、婚活で辛い思いをしている友人が多いからです。時間も若さも取り戻せません。
こんにちは、れとです。30代で10年近くアメリカ、ヨーロッパで駐在をしていました。駐在中、婚活に激しく悩んだ過去があります。そのため、国際恋愛関連の記事を書いています。恋愛の捉え方を変えつついろいろ工夫し、ほぼ40歳で理想の相手と結婚しました。
駐在をする人で結婚願望もある人に、手遅れになる前に仕事も恋愛も成功して幸せを見つけられるきっかけづくりをできればと考えています。
この記事は、海外で駐在をしている方向けの記事です。この記事を読めば、以下のことがわかります。
✔ 婚活はなぜ早めにしておいたほうがいいのか
✔ 婚活をするとしたら、考えるべきこと
✔ 婚活の仕方
30代前半だけど、まだ婚活しなくても大丈夫かなと思っている方に特におすすめです。
まとめに大切なことを記載していますので、最後まで読んでみてくださいね。
海外駐在者が駐在中に婚活をすべき理由
海外駐在者は、以下の理由によりなかなか相手が見つかりません。だからこそ婚活に取り組む必要があります。
そして、未婚率が高いです。残念ながら、特に「頑張っている女性」の未婚率が高くなっています。
1つずつ見ていきます。
駐在時期が恋愛、結婚をする一般的な時期と重なる
一般的に恋愛・結婚をする時期は20代~30代です。そして、仕事でさまざまな挑戦や駐在が発生するのもこの時期に重なります。
さらに仕事が長時間勤務を強いられる職業だと、恋愛のために投資できる時間は日本にいたときよりもさらに限られます。
そのうえ、駐在員は海外在住。元々同じ言語を話す日本人に会う機会は限られます。おまけに行く国によっては、言語、宗教、経済力の異なる人々と生きることになります。
価値観が大きく異なる人々に囲まれ、自分と同じような価値観の人を見つけることすら難しい環境です。そこから恋愛に至る人を見つけられる可能性は、とても低くなります。
将来を計画しにくい
駐在員の仕事は、基本的に人生経験としてメリットだらけだと思っています。一方でデメリットと考えられるのが、自分の思い通りに自分の人生をコントロールできないことです。
いつ異動の命令が来るのかわからないような状況は、自分だけでなく、恋愛をする相手にも影響します。
「いつか物理的に離れるかもしれない人」という駐在員につきまとうイメージ。このイメージは、相手に「今だけの相手」と無意識に認識される可能性をもたらします。
「トントン拍子」で結婚に至る人はごく一部
「私の近くにいる人は、出会ってからトントン拍子で3か月で結婚に至ったから、私も出会えればそうなるかも」という期待はやめましょう。
そんな人は、相手との相性をすぐに確認できた、ごくわずかでラッキーな人間の1人です。海外在住でそんな風になる人は1%にも満たないでしょう。
周りの人のニュースは、自分にも起こりそうなことと捉えられるかもしれません。しかし、その結婚した友人も、その出会いに至るまで何年も恋愛にもがき続けた結果かもしれないのです。
海外駐在が婚活をするときに考えるべきこと
婚活にいざ取り組むとなったら、周りの環境を見渡しましょう。婚活のためのマーケットを理解する必要があります。
なぜなら、
間違った相手とつき合うことを選ぶ=膨大な時間と感情を無駄にする
からです。あなたの時間はとても貴重で、無駄なことに使っている場合ではないのです。
そのときだけ楽しい恋愛をしたい、という考えももちろんありです。しかし、そうして別れを避けられない恋愛の先に待っているのは、「独りで生きる」という選択肢です。目先の幸せだけでなく、きちんと自分の将来をどうしたいのか考える必要があります。
マーケットを見渡すにあたっては、以下の点にとくに気を付けて見てみます。
1つずつ見ていきます。
現地にそれなりの恋愛対象となりえる人が住んでいるか
恋愛をするにあたって、「相手と物理的に近い距離」でスタートできることは、恋愛を安定させる重要な要素です。
人間は相手を好きになれるかを、質感、におい、雰囲気などでも判断します。オンラインで関係をはじめることも可能ですが、実際に会うことのできる距離の人を選ぶに越したことはありません。
もし、現地にそれなりに恋愛対象者になりそうな人が住んでいるのであれば、居住地で相手を探すことも視野に入れます。
現地永住者と生きると決めた場合、経済的にやっていけるか
これは、日本と経済格差の大きな地域に住んでいる場合に、持っておくべき視点です。今自分は駐在者として給与を多くもらっているとしても、現地採用になれば給与は下がる可能性があります。
医療保険や社会保障、年金など、日本との関係をどの程度持っておくかも視野に入れつつ、経済的にやっていけるかを考えます。
病気になり日本で治療を受ける必要が生じた場合や、あとで日本に住むことになった場合、年金などの支払いを途中でやめていると支払わなかった期間の分を受給できなくなったりします。(最低10年は納める必要あり。)
将来のことを見据え、「現実」を見る
「今さえよければよい」と判断したことは、将来のあなたにとって大きな負債になりえます。自分は、自分の将来のために、自分に相応しい相手を探すということをゴールに定めることをおすすめします。
誰かと出会って、人は自然に恋に落ちます。そこに理性や計算など、入れ込むのはヤボ。そう思う人もたくさんいると思います。恋はときに盲目です。
ですが、どんな状況でも、あなたが生きてさえいればあなたの人生は続きます。あなたの今日の選択は、将来のあなたに大きな影響を及ぼします。今日の選択肢を明日のあなたにとってよりよいものとするには、多少冷静に理性や計算を入れ込んだ方がよいかもしれません。
一緒に生きていく相手は、あなたの人生を大きく左右します。誰でもいいわけではありません。きちんとゴールを設定し、時間を投資して見つけることは、「あなたの将来に対しての大きな投資」です。
海外駐在が婚活をする場合の準備
いつでも、誰に出会ってもいいように準備をします。
パートナーは、自分の姿見といわれます。確かに、ファッションや仕事、生きてきた背景が似通っているカップルは多いですよね。なぜそうなるのかというと、人間は自分に似ている環境・思考の持ち主に惹かれるためです。
要するに、理想の相手に出会うにあたり必要な準備は、「自分が理想とする人」がしているであろう生活を想像し、自分の生活の標準に定めるということです。
その人は、どんな音楽を聴くでしょうか。アルコールやコーヒー、タバコはどうでしょうか。どんなスーツやドレスを着るでしょう?朝型、夜型のどちらでしょう?食べ物の好みはどうでしょうか。知識、外見、生活リズム、趣味、ありとあらゆることについて、自分が理想と思う相手と合うか考えてみます。
とくに、以下の項目に注力します。
第一印象はとくに大事です。自分がどんな印象が持たれるか、好感をもたれるのに何が必要かを考えましょう。
海外駐在者の婚活方法
婚活は、インターネットのおかげで、現地と日本の両方で行うことが可能です。
現地で行う場合
現地で婚活をする場合、以下の4つのオプションが考えられます。
1つずつ見ていきます。
仕事の出先でネットワークを広げる
基本、駐在者が現地で有するネットワークは仕事関係です。関係各所や取引先などで、ネットワークを広げられる機会があれば、参加するようにしてみます。
ふとした出会いが将来に繋がりえます。
友達に紹介してもらう
友人ができたら、「将来一緒にいられる人を探している」と言っておきましょう。こうすることで、友人たちのネットワークで目ぼしい人がいたら、引き合わせてもらえる可能性があります。
誰か会える人がいたら、期待ゼロで会うだけ会ってみましょう。出会いに乏しい土地では数少ない友達を増やす絶好の機会になるかもしれません。
現地のイベントに参加する
現地で興味のあるイベントや、自分が理想とする相手が参加していそうなイベントがあれば、参加してみます。
アメリカやヨーロッパなどであれば、以下のようなウェブサイトも利用できます。無料なので、利用しない手は無いですね。
✔ Meetup.com …同じ趣味を共有する人達が集まりを開催するためのプラットホームです。語学やスポーツなどは気楽に参加しやすいです。
✔ Facebook …自分の興味のあるイベントについてお知らせ機能があります。友人が参加予定であれば、それを知ることもできます。
とりあえず、中をのぞいてみて、興味のあるイベントがあれば覗きに行ってみるといいと思います。途中で帰っても全然大丈夫ですので。
インターネット上で探す
本気で婚活する、となるとこれが一番手っ取り早いかと思います。なぜなら、婚活用サイトは、婚活をうまくできるようにするための工夫がなされているためです。
プロフィールなどは、サイトが指定するとおりに質問に答えていけば、あなたの人となりが相手に伝わりやすい仕組みになってきています。
登録だけはどこも大抵無料なので、プラットホームが気に入ったところに登録していけばよいと思います。海外で婚活するなら、以下のような有名どころを利用すれば、登録者も多いのでOKです。
ちなみに、1つ登録したところで恐らくそんなに連絡は来ません。住む場所によりますが、いくつか利用した方が可能性は上がるので、私的にはいくつかの同時並行利用をおすすめします。(私は6つ平行して利用していました。)
日本で探す
インターネットがあるおかげで、他の国にいながらでも日本の市場での婚活も不可能ではありません。
私の日本人の友人は、アメリカと日本間でスカイプだけで2年間の遠距離恋愛をこなし、無事にゴールしました。お互いのフィーリングさえ合えば、こんなことも起こります。しかし、行動しなければ相手を見つけることができません。
自分でネット上で探す
現地と同じように日本でもウェブサイトを利用します。日本でも、なるべく登録者の多いメジャーなサイトを利用しましょう。以下は有名どころで、登録者が多いです。
こちらも、サイトを見てみるだけで、自分と雰囲気が合うかどうかわかると思います。一度サイトを見てみて自分に合いそうか確認してみてください。
以下に海外、日本滞在を問わず婚活に使える厳選サイトを紹介します。
結婚相談所に相談しながら婚活する
1人で海外から遠隔で婚活するのはなかなか大変です。市場のこともよく分かったプロに間に入ってもらい、効率よく婚活するのもアリです。忙しい日々を送っていて、短期決戦で婚活をしたいと考えている方におすすめです。
最近は、オンラインで相談から出会いに至るまで、すべて完結できる結婚相談所が増えています。ここでは、メジャーで人気、かつ成婚率の高い結婚相談所を紹介します。ホームページが自分の雰囲気に合うかを見てみてください。
✔ スマリッジ …アドバイザーがオンラインで婚活をサポート。52,000名が登録(2020年時点)
海外駐在者の婚活は、帰国時にも日本でいろいろ試す
帰国時だけ婚活して、相手に巡り合えた友人もいます。日本に一時滞在中は、以下のようなことが試せます。
成婚力診断を受ける
自分のEQ(心の知能指数)を用いて婚活偏差値を知ることができます。
完全無料で3分程で診断が可能です。結果は、自宅に無料で郵送です。婚活がなかなかうまくいかない人は一度受けてみて、自分を分析してみましょう。
>>> パートナーエージェントのEQ診断テスト街コンなどに参加
街コンに友人と気軽に訪れてみましょう。いろいろな人との出会いがあって楽しいですよ。
>>> 街コンの公式サイトはこちらまとめ
駐在中にすべき婚活のいろいろをまとめてみました。まだどれも試していない、という方は、いくつかだけでも試してみてください。
私が本気で婚活を開始したのは、30歳を少し過ぎた頃でした。なぜか、「すぐ見つかるだろう」と思っていたんですよね。実際は結婚まで7年かかりました。この婚活中には、2か国の異動が発生しています。遠隔で恋愛を続けるのは、決して簡単ではありませんでした。
最終的に出会った相手と付き合って婚約に至るまでは1年かかりました。その後、結婚の手続きに半年。そして、査証の取得に更に半年かかったので、一緒に住めるようになるまで、合計2年です。
もがきにもがき、涙に堪えながらやり続けた活の結果、今私はとても幸せな日々を送っています。
1人ぼっちで、さびしく知らない土地に住んでいたあの頃の1億倍くらい、「生きててよかった!」と思う日々です。起きた瞬間に夫の顔を確認して笑みがこぼれない日はありません。幸せを実感し続けています。
「そのうち見つかる」と何もしなかったら、見つかりません。自分の行動だけが、見つかる可能性を上げる手段です。
昔の私に言えるなら、言いたいです。仕事が忙しいのはわかるけど、「恋愛・結婚にもっとまじめに取り組まない?」と。
他の人の結婚写真や家族写真が辛くて見られなくなるほど、精神的に追い詰められる人は私だけで十分です。
どうか、ちゃんと恋愛と結婚をしたいならちゃんとして、家族が増えていくのを楽しんでください。
あなたの人生です。
あなたの命が生まれるまで、ずっと先祖が繋いできた命です。辛すぎるのも、涙が出るのも、悔しいのも、優しくしたくなれるのも、悲しいのも、悔しいのも、たまに成功するのも、笑いが止まらないときがあるのも、誰かを幸せにできて嬉しいのも、みんな、ぜんぶ生きているから。生きることをほかの命と一緒に楽しみ、命を繋いでください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。こちらもどうぞ↓