ブレットトレインに、ライアン・レイノルズ出てるよね？
あの瞬間を確認したい！
そして、どういう経緯で出てるのか知りたい。
ブレットトレインにライアン・レイノルズが出てましたね。6秒くらい。
実はブレットトレインの話の中で、この騒動が起こるに至った重要な鍵を握る人物、それがライアン・レイノルズにより演じられた「カーバー」でした。
そして、「この一瞬の役がライアン・レイノルズ！！」というわけで、一瞬の登場はどういう経緯でできあがったのか調べました。
結論ですが、かんたんにいうと、ブラッド・ピットが過去Dead pool2に出演してくれたことへの恩返しだったんですね。
この記事では、ブレットトレインでのライアン・レイノルズの登場シーン、ブラッド・ピットのDead pool2の出演シーン、そしてこの双方の豪華出演がかなった舞台の裏側をご紹介します。
動画はネタバレを含みます。
なので、まだ見てない方は、先に映画をご覧ください。Amazonプライムビデオでみれます。一か月無料体験がついているので、気になる作品をぜんぶチェックしてみましょう。
それでは、さっそくご案内しますね。
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ブレットトレインでのライアン・レイノルズの登場シーン
さっそくブレットトレインに出てるライアン・レイノルズの登場シーンを振り返ってみます。６秒くらい出てます。
ホワイト・デスの妻を殺したとされる場面で、暗闇のなか衝突した車両の前に立ち、ヘルメットを脱いでいるのがライアン・レイノルズです。
▲カーバーに間違われて殺されそうなレディーバグ（ブラットピット）と、ブレットトレインに乗ってるはずだったカーバー（ライアン・レイノルズ）。
ご確認いただけたでしょうか？
映画見てる最中は「あれ？あれ？あれってライアン・レイノルズじゃない？」と思う間に流れた一瞬でした。
ライアン・レイノルズの役どころは、「カーバー」。ロシアから来て、大物ヤクザとなったホワイト・デスの妻を殺したとされるキャラクターです。
ホワイト・デスは、カーバーが「ブレット・トレイン」に乗るよう仕向け、同乗していた暗殺者らがカーバーを殺す算段でした。しかし、カーバーは腹痛により病欠。で、ブレット・トレインには乗りません。
そして、カーバーの代わりにブレット・トレインに乗ったレディーバグ（ブラッド・ピット）が命を狙われるはめになります。
というわけで、ブレット・トレインへのライアン・レイノルズの出演は、6秒ほどでしたが、ありました。
“Dead Pool２”でのブラッド・ピットの出演シーン
この「ライアン・レイノルズのブレット・トレイン出演の発端」となった、Dead Pool2でのブラッド・ピットの出演シーンをみてみます。
飛行機から飛び降りる際は顔が隠れていて見えませんが、パラシュートで降りていく一味の1人がブラッド・ピットです。
▲電線にあたって感電死する男性がブラッド・ピット。ブラッド・ピットかどうかすら認識できない短さ…。
わかりましたでしょうか…？これは、ちょっとブラッド・ピットかどうかもわからないくらいの短さです…。この役には、名前すらありませんでした。
とりあえず、ブラッド・ピットはDead Pool 2に出てます。
ブレット・トレインへのライアン・レイノルズの出演を可能にした舞台裏
なぜ、この豪華な特別出演がこの2本の映画で可能になったか、舞台裏をみていきます。
なお、ブレット・トレインもDead Pool2もDavid Leitch（デヴィッド・リーチ）監督です。
ブラッド・ピットのDead Pool２出演の舞台裏
ライアン・レイノルズの映画では、セレブ俳優がよくカメオ出演しています。
なので、Dead Pool 2の製作中もセレブのカメオ出演を可能にできないかを模索したそうです。
そして脚本家が考えたのが、もともと脚本内にいた「名もなき感電死する役柄」。映画脚本家のポール・ワ―ニックは”The Hollywood Reporter”のインタビューでこう話しています。
“We never saw Vanisher in the original script. He was always a mystery… when he got tangled up…we just thought, ‘Oh my god, what a perfect idea for a celebrity cameo.’ And then we thought, ’Who is the hardest get in Hollywood? Let’s call him.’”
「この感電死する役については、もともとの脚本で気にもしてなかったんだ。謎につつまれたキャラだった。で、電線に絡まるってなったときだった。『あっ、この感電死する役、セレブ俳優のカメオ出演にぴったりじゃん』、てね。で、誰がいいか考えたんだ。で、『ハリウッドで一番つかまえるのが難しいのは誰だ？その人に電話しよう。』ってことになった。」
そして、ライアン・レイノルズ本人がブラッド・ピットに電話しました。ブラッド・ピットはBBC Radio 1のインタビューでこう述べています。
“Ryan called and like, why not?”
「ライアンが電話してきたんだ。で、断る理由もないし、『やるよ』って。」
しかも、2018年のEntertainment Onlineのインタビューに答えたライアン・レイノルズによると、ブラッド・ピットは、この出演をギャラなしで受けたそうです。
ブラッド・ピットに謝礼へのリクエストを聞くと、「コーヒー１杯」だったそう。ブラッド・ピットは以下も述べています。
“What was shooting that like? Pretty much, easiest thing I’ve ever done. Dave’s an old friend of mine and he used to be… he was my stunt double starting with Fight Club and all the way up till about 2004. And then he went off and became a really good director, which is rare. Rare.”
「撮影はどんな感じだったかっていうとね。かんたんだったよ、今までやったことのなかで一番かんたんだった。リーチ監督は古い友人でね。彼は2004年まで『ファイト・クラブ』を含む作品の僕のスタントマンだったんだ。それで、そのあと本当によい監督になったんだよ。かなり珍しいケースだよね。」
リーチ監督は、この時の撮影についてこう述べています。
“We shot the plates for it and really just needed to get him on a green screen for a short window of time.”
「このシーンの背景を撮影してね、あとはブラット・ピットにグリーンスクリーンの前で短い時間撮影させてもらうだけだった。」
上記すべての引用：https://thedirect.com
ブラッド・ピットはずいぶんスムーズに特別出演に応じてくれたようですね。
デヴィッド・リーチ監督とライアン・レイノルズの人柄がこれを可能にしたように思えます。
ライアン・レイノルズのブレット・トレイン出演の舞台裏
デイビット・リーチ監督は、Insiderのインタビューに答えた際、ライアン・レイノルズのブレット・トレイン出演の舞台裏についてこのように述べています。
“I just pitched him the idea of, ‘Why don’t you pay back Brad for the cameo in Deadpool 2?”
“That’s really all it took. He was like, ‘I’m in.’ He was really grateful that Brad did that for him, so he really wanted to support us on this.”
「（ライアン・レイノルズに）『ブラッド・ピットのDead Pool 2のカメオ出演のお返ししたら？』ってアイディアを投げかけてみたんだ。それだけ。そしたらライアン・レイノルズは『やる』って。ライアンはブラッド・ピットがしてくれたことにとても感謝していて、恩返しがしたかったんだ。」
引用:https://www.looper.com
リーチ監督は、「有名俳優を特別出演させて観客を驚かすのが好き」ともインタビューで答えています。
俳優との自分の関係者をいかして、超セレブな俳優の特別出演を可能にするのが楽しいようです。
一方で、ライアン・レイノルズはこの映画の撮影中にほかの仕事をしていたため、撮影は遠隔で行われました。
リーチ監督は、スーツとヘルメットをライアン・レイノルズに送付し、一緒にいたスタッフに撮影した映像を送ってもらったそう。
撮影データの送付をしてもらう度に新しいリクエストを追加して、撮り直しを依頼し、最終的に映画の中のバージョンに至っています。
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【ブレットトレイン】出演のライアン・レイノルズ。カメオ出演の舞台裏：まとめ
ということで、ブレットトレイン出演のライアン・レイノルズ。カメオ出演の舞台裏をまとめました。
公開から一年近く経ってて「いまさら感」半端ないんですが、何か調べたくなると止まらない性格かつ調べたら残しておきたい病で、記録しとくことにしました。
最近、日本が正しく描写される作品がハリウッドで増えていてうれしいです。このブレット・トレインも本当におもしろかったですね。
ほかの作品だと、ちょっと前ですが日本を描写した「サイレンス」などは、本当にすばらしい作品でした。
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では、今日もほかの映画を見ようと思います。
では、また♪
▼参考
