たくさん参考書をやったけれど、英語が話せるようにならない…。
私が学校で英語を習っていた頃とは、英語教育は随分と変わったと思いますが、受験英語に向けた教育を受けたものの話せるようにならない、という声をよく聞きます。
私も、もちろんそんな教育を受けたので良くわかります。むしろ、中高で受けた英語教育が、後々英語に真剣に取り組んだ際の邪魔な知識になったような気がします。
私の中学の英語の先生は、Orangeをオランゲって読んでました。もはやそんな先生にプリーズリピートアフターミーと言われた所で、一体何の罰ゲームの時間ですか、って話です。
本日は、私的に最も効率のよかった「コミュニケーションを図ることのできる英会話」を安く、確実に学ぶことのできる方法をたった1つ、その勉強の仕方とともにご紹介したいと思います。
色々試した結果、私的には、英語は映像による学習法が最も身に付きやすいという結果になりました。実際に人がコミュニケーションをとっている状況を見聞きし続けることが一番重要で、それができるのが、やはり映像による学習法なんです。
この学習方法では、映像を用意し勉強します。
教材
まずは、インプットです。
教材には、英国かアメリカの映画やドラマ等がおすすめです。
ドラマは、大抵1話が30分程以内なので、丁度いい教材になります。アニメは、口の動きが見えないので利用できません。
以下、私が見た中でも英語初心者におすすめの作品を羅列します。
- FRIENDS
- Two and a Half Men
- HOW I MET YOUR MOTHER
- BREAKING BAD(ちょっと汚い言葉が多いかも。)
- HARRY POTTER(イギリス英語)
観たい作品に好みもあると思うので、ちょっと見てみて自分が興味を持ちそうな作品を選びましょう。
学習方法
1 まずは、日本語の字幕がついた状態で映画なら全てを一本、ドラマであれば一話を見ます。音声はもちろん英語です。
2 その後、英語音声/字幕に切り替え、1シーンずつ見ていきます。
3 知らない単語、聞き取りができない単語に当たった時、会話が理解できない瞬間、全てで停止し、英単語を確認します。この時、聞き取りをしっかりしましょう。登場人物の発音をしっかり聞き取ります。
4 英単語を理解した後、改めてそのシーンをもう一度最初から確認します。字幕はありで構いません。
5 理解できたら、シャドーイングを行います。シャドーイングとは、登場人物が発言した言葉を聞き取り、聞き取った言葉をそのまま後から発する勉強法です。この時も字幕はありのままでOKです。字幕を読んで追いかけましょう。
【重要】シャドーイングする際の注意点
発音は、とても重要です。
最初に発音を疎かにしてしまうと、その後長らく変な癖が直らなくなってしまい、その後大変苦労します。発音はネイティブの発音を完全コピーしましょう。
発音については、映像による学習と合わせて、YouTube等でネイティブによる発音の基礎も学習するようにしましょう。
シャドーイングを行う際は、発音される音が繋がるリエゾンに特に注意して聞いてください。
例:I ‘m going to go thereの場合、Im-gonna-go-thereと言う風に、そこに無いはずのnnが突然現れて聞こえるはずです。Check it out も、Checkelouのような音に聞こえます。
(カタカナで表現をすると誤解を招くので、カタカナでは表現しません。)
リエゾンの音は、原音そのままをコピーしましょう。
目指すのは、登場人物の発音、読む速さ、全ての完全コピーです。
まるで、自分が相手と話しているかのように、イントネーションもきちんと意識して演じましょう。
カタカナ化して、バラバラに発音することは絶対にやめてください。
リエゾンについては、何度もシャドーイングを行っているうちにルールが分かってきます。
6 シャドーイングで完全に追うことができるようになったら、今度は字幕を消して、一度見ます。
7 分からない箇所があったら、また止めて、英語字幕と、必要であれば日本語字幕も確認します。稀に意訳されていることもあるので、単語一つ一つの意味を辞書で確認しましょう。
8 1~7を、色々な教材で繰り返します。
これだけです。これで、英語力が一気に上がります。
脳が英語に慣れて来たと思ったら、話に行こう。
語学は、残念ながら、紙上だけでは絶対上達しません。
英語を利用できる環境で、インプットとアウトプットの機会が必要です。
ここからは、もう実践です。
英語を話す友達を作りましょう。
とりあえず、重い腰をあげて、ここは積極的に友達を作ることが大切です。
なるべく一生懸命聞いて、話す機会を設けるようにしましょう。
まとめ
私が勉強を開始した頃は、インターネットも今程は快適に利用できない時代でした。
私の場合、FRIENDSをビデオ(まだビデオだったんですよね…泣。)で学習して、その後DVDでも見続けました。FRIENDSは本当におすすめです。
半年もやり続けると、あれ?聞こえるぞ…?という瞬間が訪れるようになります。
たぶん、人と話に行く、という部分について、越えなくてはならない壁が厚いよ、と思っている方多いと思います。
最初は、英語が分からない環境にいるだけでストレスだと思いますが、分からないのを当たり前だと思って、とりあえず自然な英語を見聞きする環境を作りましょう。やり続けていれば、いつからか、会話に入っていけるようになります。
ちょっと辛いと感じたら、ペラペラに話すことのできる将来の自分を思い浮かべてください。
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実際のビジネスシーンでのプレゼンや交渉、会議等のリアルなストーリーを基に学習をするため、実践的な英語が身につきます。
通勤していると、語学の学校に通うのも、時間を見つけてオンラインの授業を受けるのもなかなか難しいのが実際のところですよね。
しかし、語学は毎日の少しずつの訓練が重要です。
取り組まなければいつまでも身につかないまま。
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英語の学習方法については、こちらもご参照下さい。
写真:Photo by juan mendez from Pexels