ハロウィン。わくわくしますよね。
9月になると、ハロウィンの飾りが目立ってきて嬉しくなってしまいます。
日本でもハロウィンはすっかり定着しました。
今回は、日本でも一般的になったこのハロウィンについて、日本とアメリカでの関連イベントの違いを詳しくご紹介していきます。
アメリカと日本のハロウィンの違い| 大都市は同じ
そもそも、「ハロウィン」てどこから来たの?
ハロウィンは、ケルト民族の夏の収穫を祝う行事が起源だとされています。
伝統的にかがり火が焚かれ、亡霊を追い払うためにコスチュームを着るのが習わしになっていました。
これが変化し、子供達が様々な仮装をして近所の家を訪問してお菓子をもらう、というのがアメリカでのハロウィンの習わしです。
しかし、最近は大人も本気の仮装をするのが一般的になってきましたね。
この点は、アメリカでも日本でも同じです。
大都市では、老若男女問わず多くの人が本気の仮装を楽しんでいます。
ニューヨークでは、例年ヴィレッジハロウィンパレードというパレードが開かれています。
毎年200万人もの人が訪れるそうです。
対する日本の対象は、やはり渋谷。
東京ディズニーランドによるハロウィンイベントがきっかけで1990年代に日本に紹介されたハロウィンは、SNSの広がりとともに一気に広がりました。
こちらはピーク時には100万人が集まるそうです。
大都市においては「いつも社会の枠組みの中にいる大人」が、滅多に無い仮装できる機会を利用して「自分では無い何か」になり羽目を外す、ハロウィンはそんな機会になっているように見えます。
アメリカと日本のハロウィンの違い| イベント「パンプキンパッチ」
ハロウィンと言えば、オレンジのカボチャですよね。
アメリカでは、家族が集まり、一緒にカボチャの中身を繰り抜いて「ジャック・オー・ランタン」を手作りします。
カボチャはもちろんスーパーで入手することも可能。
しかし、アメリカの方がカボチャを購入にしに行くのが、「パンプキンパッチ」です。
パンプキンパッチは、カボチャの卸販売所。
パンプキンパッチはカボチャの販売が目的で、毎年限定の期間だけ開かれています。
そして、お客さんを楽しませるために、カボチャの販売だけでなく、他のアトラクションも用意していて、まるで田舎のお祭りなんです。
農園でよく用意されているアトラクションをいくつかご紹介します。
ヘイライド(藁の積まれたトラック)
「藁がいっぱい乗ったトラック」の荷台に皆で乗って、農園内を回ります。
トラックの上ではリンゴを配ってくれたりもします。
普段味わえない藁の不思議な乗り心地を、広大な田舎の風景をリンゴを齧りながらのんびり眺め楽しむことができます。
森に入ると、モンスターやゾンビが途中からトラックを追いかけてきたりすることもあります。
なかなかスリリングです。
たき火とスモア
農園の端っこには、よく大きく火がたかれています。
巨大なマシュマロを、腕よりも長い串に刺して、火にかざしてマシュマロを溶かします。
その溶けて焦げたマシュマロを、グラハムクラッカーに板チョコと一緒に挟んで食べます。
熱いので、皆ふーふー言いながら食べています。
このお菓子は「スモア」と呼ばれています。
コーンメイズ(とうもろこし畑の迷路)
巨大なとうもろこしの迷路が用意されています。
迷路の途中には、かかしのモンスターなどが待ち構えています。
屋台
屋台がたくさん出ていて、りんごも取れる時期なので、アップルサイダーなどが提供されています。
他にも、アップルサイダーでできたドーナツなどを珍しい食べ物も購入することができます。
ポップコーンやホットドッグ、普通のソーダなども販売されています。
触れる動物園
ウサギや犬や亀など動物の種類は様々。
触って抱っこしたりもできます。
手作りせっけんなどの販売
自然な、「お母さんの手作り」という感じのハンドメイド製品が販売されています。
他にも藁が高く積まれた滑り台やホラーハウスなど、それぞれの農園が工夫を凝らした面白いアトラクションがたくさん用意されています。
アメリカと日本のハロウィンの違い|ホラーハウス
ハロウィンの時期になると、あちこちでホラーハウスが開きます。
遊園地などでも普通の乗り物がハロウィン仕様になったり。
ハロウィンの世界観があちこちで広がります。
そして、これらのホラーハウス、信じられない程にリアルで怖くて最後までクリアできないものが多いんです…。
行ったら最後、泣く程怖い…。
途中でリタイアしちゃう人も多いんです。
日本て「怖い」というと、不気味な恐怖ですよね。
アメリカでは、チェーンソーや注射針を持って追いかけてくるとか、肉体が恐怖を感じる血だらけの演出が多いのが特徴です。
こういうのが追いかけてくるんです…涙
アメリカと日本のハロウィンの違い| ハロウィン仕様なお家
アメリカは、クリスマスに家をデコレーションすることで有名ですが、ハロウィンも凄いんです。
しかも飾りは手作り感はあまり無く、本格的な物ばかり。
時には、人形なのか本物の人間なのか判別がつかないようなこともあって、突然動いてびっくりしたりもします。
ストリートによっては、そこに並ぶ全ての家がハロウィンの飾りつけをしていて、まるでディズニーのテーマパークのごとく盛り上がっています。
住民も、魔女やその他のモンスターに扮装して、屋根で叫んでいたり、おどろおどろしい動きをして訪問する人を驚かせます。
子供達はキャンディをもらうために、バッグを持って一件一件を怖がりながらも訪ねまわります。
もちろん、合言葉は、「トリック オア トリート」です。
アメリカの「キャンディ」とは、チョコレートやラムネ、飴などの小さなスイーツ全般を指します。
盛り上がっているストリートには、普通の住宅街なのに遠くからも大勢の方が訪れているんですよ。
日本でもアメリカのハロウィンみたいに盛り上がろう
…と言っても、やっぱり日本で庭に墓石を並べるわけにもいかないですよね…。
お部屋の中を少しでもデコレーションして、お家でもハロウィン気分を盛り上げましょう。
でも、少しでも面倒じゃないデコレーションがいいですよね。
こんなウォールステッカーなら、貼って剥がせて簡単便利。
こんな蜘蛛の巣のセットもいいですね。
不気味だけれど、部屋をお洒落に演出してくれます。
置物でちょっと雰囲気を変えてもかわいいですよね。
北欧風の木製のおばけ飾りには温かみがあります。
照明をあてて、影で演出してもよいかも。
ちょっとしたパーティーを開くなら、部屋を明るく飾りつけしたいですよね。
それなら、こんな風に色々と入っているバルーンセット。
色々バラエティがあるセットだと、一つ用意すれば準備が済みます。
そして、コスチューム。
お子さんのコスチュームは、やっぱりハロウィンらしく魔女さんで。
箒も手に持てば、もう飛べる気になってしまいそうです♪
ほんのちょっとアイテムを足すだけで、雰囲気がぐっとハロウィンらしくなります。
ハロウィンを迎えるのが楽しみになりますよね。
アメリカと日本のハロウィンの違い|関連イベントの違いを詳しくご紹介 まとめ
アメリカのハロウィンは、もう少し家族向けの、秋を楽しむイベント期間と言った所。
この記事を書いているのが9月なんですが、もう私の住む街はすっかりハロウィンの装いに変わりました。
気温もぐっと下がって、ちょっと寂しい雰囲気。
葉っぱの色も黄色や赤に変化しています。
アメリカの北部に、秋頃に来られる際は、是非パンプキンパッチに行ってみて下さいね。
アメリカの秋をたっぷり楽しむことができますよ。