ウィーンに行くついでにスロバキアに行きたいんだけど、どこに行ったらいい?
この記事では、こんな声にお答えします。
スロバキアは、小さいながら魅力がいっぱいの国です。
できれば数日間滞欲しいところですが、半日でも十分首都を楽しむことができます!
この記事では、数日間楽しめる方には、ちょっと遠出プランもご案内しますよ。
こんにちは!れとです。
私は、スロバキアの首都ブラティスラバに2年間住んでいました。
この記事では、以下のことをお読み頂けます。
ご案内する内容がちょこっと多い記事です。
最後までゆっくりとお読みくださいね。
スロバキアの観光地 スロバキアってどこ?
スロバキアは、ヨーロッパの真ん中、中欧の国です。
5つの国と接しています。
北から時計周りにまわりの国を並べます。
1918 年から1992年までは「チェコスロバキア」という国でしたが、1993年に独立しました。
近場の大きな空港は、ウィーンのシュヴェヒャート国際空港です。
ウィーンとブラティスラバの間は、バスで行き来することが可能です。
ウィーンからブラティスラバは、たったの1時間程で到着します!
スロバキアの観光地 ブラティスラバ旧市街
ブラティスラバの旧市街は、まるでエンターテインメントパークです。
どこを切り取っても美しい古都で、散策するだけで十分楽しめます!
旧市街のみを見るのであれば、半日あれば十分足りますね。
季節ごとに様々なイベントも開催されているので、イベント目掛けて行くのもいいと思います。
ブラティスラバ城 Bratislavský hrad
この街のシンボル、ブラティスラバ城です。
「テーブルをひっくり返したお城」とよく言われます。
11世紀に基礎が建てられたという、歴史あるお城です。
16世紀~17世紀にかけ、今の姿に再構築されました。
お城の中には入ることもできます。
Bratislavský hrad↗
住所:Zámocká 2 81101 Bratislava
TEL:+421254411444
営業時間:9:00~17:00
上の写真の手前に流れるのは、ドナウ川。
背の高い塔は、セイントマルティン大聖堂(St. Martin Church)です。
少し違う角度からの写真です。
街には、オレンジ色の屋根が連なります。
ハプスブルク家のシンボルのパステルカラーに塗られた建物が立ち並び、おもちゃをひっくり返したような可愛らしい風景です。
夕方の全景はこんな風景です。とてもロマンチックですね。
中央広場 Hlavné námestie
こちらは中央広場です。
パステルカラーの建物が軒を連ねます。
小さな土産物屋には、手作りの民芸品など、見るだけで楽しい商品が販売されています。
ブラティスラバの治安はとても良いのですが、ここはスリが多いので、気を付けて下さい。
中央広場からは、観光客用の赤い小さな車両が出ています。
中央広場では、頻繁に様々なイベントが開かれています。
これは、戴冠祭りの時の光景。
民族衣装を着た方が民芸品を販売していました。
冬になると、こんな風にクリスマスマーケットが出ますよ。
市内の「像」と写真撮影
ブラティスラバには、たくさんの「奇妙な像」があります。
これらの像、どれもユニークで大人気なんです!
旧市街に行ったら、それぞれの像に会ってみて下さい。
ナポレオン像 Napoleon’s Army Soldier
中央広場にいます。
パパラッチ Paparazzi
パパラッチというレストランの前にいます。
シューナー ナーツィ おじさん Schöner Náci ( Ignác Lamár)
1897年に生まれた実在した方がモデルになっています。
彼は、シルクハットとタキシードを着て、街で人々に挨拶をするのを日課にしていたそうです。
「街で幸せを配る人」として知られていました。
Cafe Mayar (カフェ マヤール)の前にいます。
チュミルさん Čumil (Man at Work)
チュミルというのは「観る人」という意味。
チュミルさんは、マンホールから顔を出して、街の人を観察しています。
過去、トラックにひかれたりしてしまって2回頭がとれてしまいました…。
そのため、今は横にチュミルさん専用の看板が立っています。
たくさんある像の中で、チュミルさんは一番人気です。
何故なら、そのユニークさも去ることながら、チュミルさんの頭に触ると「願いが叶う」と言われているから。
(でも、この「願いが叶う」という事は、誰にも言ってはいけない秘密なんだそうです。そして、チュミルさん、頭だけ金色なのは皆が触るからなんですかね…。)
チュミルさんは、Panska ul.(パンスカ通り)にいます。
UFOの橋 Nový most
お城のすぐ横にある新しい橋です。
Novy とは新しいという意味。Mostは、橋。
ということで、名前は「新しい橋」です。
1972年に建てられたこの橋の元々の名前は、Most Slovenského národného povstaniaといいます。
「第二次世界大戦時のスロバキア人のドイツに対するレジスタンス運動を象徴する橋」。
歴史を感じますね。
今は、一般には、UFOみたいな形の天辺なので、UFO橋と呼ばれています。
UFOの中はレストランです。
上に上がるのに費用がかかりますが、レストランを利用すると費用を引いてくれます。
UFO outlook tower ↗
レストラン:12:00~23:00
バー :10:00~23:00
オブザバトリー:10:00~23:00
因みに、街の反対側には、ちゃんと“Stary Most”(古い橋)があります。
青の教会 Modrý kostolík (The Church of St. Elizabeth)
旧市街の東にある教会です。
この教会は、見た目に感動します!
その名の通り、全部水色なんです。
まるでおとぎ話の世界から出てきたかのような、不思議な教会。
中は普通の教会で、これまた不思議な感じがします。
旧市街をぐるっと廻る
是非旧市街をぐるりと廻ってみてください。
他にもたくさんの魅力的な風景が広がっています。
夜の雰囲気は、本当に美しいです。
旧市街には音楽バーがあり、一人でも楽しむことができました。
Café Studio Club ↗
Laurinská 460, 811 01 Staré Mesto
営業時間:日による
スロバキアの観光地 スピシュスキ城 Spišský hrad
スピシュスキ城は、1993年にユネスコ世界遺産として登録されているスロバキア東部にあるお城の廃墟です。
中欧の大きな城の一つです。
スピシュスキ城は、12世紀に建てられました。
16世紀、17世紀は後期ルネサンス式の住居として利用されていました。
1780年、城は火災に遭い、それから廃墟となっています。
しかし、シュピシュスキ城は、廃墟にも関わらず荘厳な雰囲気を漂わせていて、見る者を虜にするんです。
今は、様々な映画のロケ地として利用されており、世界中から観光客が訪れています。
今でもこんな風に形を留めていて、中を歩くことができます。
ちょっとラピュタっぽいです。
城下には、レヴォチャという街が広がります。
お城からの眺めも美しくて、こうした壁のスキマで見とれてしまいます。
お城の中では、様々なイベントが開催されています。
私が前回行った際は、ヨーロッパの拷問展が開催されていました…。
近くにあるレボチャの街もかわいらしくて散策するのに良い街です。
スロバキアに数日滞在することができるなら、立ち寄っておきたい廃墟城です。
Spišský hrad ↗
Námestie Majstra Pavla 40, 054 01 Levoča
TEL: +421 53 451 2786
営業時間:9:00~7:00(入館は6時まで)
スロバキアの観光地 タトラ山脈 Tatry
タトラ山脈は、ポーランド南部からスロバキア北部に広がっている山脈です。
東西約55KM、南北約17KMの巨大な山脈。
そのうち、約80%がスロバキア領、残りの20%がポーランド領となっています。
この山では、登山が可能です。
壮大な山を背に、美しい湖が広がります。
写真のクォリティが低くて申し訳ないのですが、風景の美しさは伝わるかと思います…。
ここも、まるで映画のセットかおとぎ話の世界。
山は荒々しくて、岩だらけで、切り立った崖が目立ちます。
山の上は、ちょっと険し目です。
かなり長い距離になりますので、体力がそれなりに必要です。
どういうコースを登るか、前もって検討してから登山を開始することをおすすめします。
Tatra Guide ↗
タトラ山脈へ登るには、Poprad駅に向かいます。
そこから、電車に乗り、Strbske PlesoかStary Smokovecから登山を開始します。
詳しくは、上記Tatra Guideのページをご覧ください。
麓のポプラドという街には、アクアシティという温泉施設があって、プールと温泉を楽しむことができます。
ここは、外国の観光客向けに作られた施設で、かなりハイテクなアクアパーク。
このアクアパークだけ行っても十分楽しめます。
AQUA CITY ↗
住所:AQUACITY POPRAD,ŠPORTOVÁ 1397/1, 05801 POPRAD
TEL : +421 527 851 111,+421 910 802 309
※2020年11月現在はお休み中です。
スロバキアの観光地 見逃せない食べ物と飲み物
スロバキアならではの料理の数々をご紹介します。
スロバキアの食事は全般的に脂分が多く、味が濃い目です。
地産のワインが良く合います。
他にも、付け合わせでミックスサラダやザワークラウトをどうぞ。
ブリンゾベー・ハルシュキ― Bryndzové halušky
じゃがいもでできたニョッキのようなものがベースの料理です。
その上にとろとろの羊のチーズと、かなり分厚く切られたベーコンとオイルがのって出てきます。
かなり重めの料理です。
ツェスナコヴァ―・ポリエフカ Cesnaková Polievka
ガーリックスープです。
かなりのガーリックと、パプリカとじゃがいもなどが入っているのが一般的です。
クリーミーなものとクリアなタイプの2種類があります。
こういう、パンの中に入ってるのって、嬉しいですよね。
他にも、パンを香ばしく焼いて、それをスープに浮かせる場合もあります。
パラチンキ― palačinky
パラチンキ―というのは、中欧地域ではとても一般的な食べ物で、クレープですね。
スロバキアでは、普通のクレープ状で出て来る時もあれば、このように揚げて食べたりすることもあります。
ちょっと厚めのお好み焼きのようなタイプのものもあります。
ロクシェ Lokše
こちらは、じゃがいもでできたクレープ、ロクシェです。
写真は、クリスマスマーケット時の物で、チョコレートなどの甘いフィリングが詰まっています。
他にも中には肉類を入れたり、パテが入っていたり。
料理風もあればお菓子風もあり、で地元の方がよく食べているものです。
特に秋から冬にかけてよく出てきます。
おすすめレストラン
おすすめのレストランをご紹介します。
ブラティスラバでスロバキア料理を食べるなら、ここです!
ここは、本当においしいですよ!
Slovak Pub (スロヴァック パブ)↗
Obchodna 62, Bratislava 811 06 Slovakia
TEL:+421 252 926 367
営業時間:
月曜日~木曜日:11:00~23:00
金曜日:11:00~00:00
土曜日:12:00~23:00
日曜日:12:00~23:00
スロバキアの観光地 まとめ
まとめです。
中欧、そしてスロバキアに行く機会があったら、是非この記事を思い出して頂ければと思います。
ご自身に合いそうな観光先はお見逃しなく。
他にも、タウンライフ旅さがしで旅行見積もりを一括で無料で依頼することが可能です。、
もしご自身でご旅行を組み立てられる場合、スロバキアは英語が比較的通じます。
お土産については、こちらの記事をご参照下さい。
それでは、良いご旅行を!
長文をお読み頂き、ありがとうございました。