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ボスニアヘルツェゴビナのモスタルって街に興味あるんだけど、どんな街?
この記事では、モスタルについてご紹介します。
ボスニア・ヘルツェゴビナの世界遺産の街、モスタル。
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボと、クロアチアのドブロブニクから行くことができますよ。
モスタルは本当に美しく、歴史が垣間見える古都です。
石造りの古い建物の数々や、そびえるモスクに教会の立ち並ぶ景色。
土産物屋のカラフルな商品の数々。
見るだけで心を揺さぶる美しいエメラルド色のネトレヴァ川と街の風景のコントラスト。
モスタルに行って風景を見た瞬間の、心の奥がぐぐっと揺り動かされるような感動は、数年たった今でも忘れません。
そんなモスタルは、観光にぴったりです。
この記事では、ぜひ観光に行っていただきたい
をご紹介していきます♪
モスタル観光♪ボスニアの美しい街 モスタルとは?
モスタルは、ボスニアヘルツェゴビナの南部に位置する古都です。
荒々しい崖と岩でできた山々が連なる地域に突如現れる、結構大きな街です。
モスタル観光 サラエボからの行き方
サラエボからは、列車、または車で行くことができます。
列車
列車だと、2時間半程で到着となります。
列車は、一日に2本ずつしか出ていないので、発車時刻をきちんと調べておく必要があります。
列車は、どこかの国のおさがりらしいですが、比較的新しくて快適です。
WIFIもちゃんと提供されていますよ。
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車窓から見える景色は、こんな感じ。
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絶景をのぞみながらモスタルに向かうことができます。
朝の列車でサラエボを出発し、夕方に帰って来る日帰りでも十分に楽しむことができます。
車
車だと、怖いくらいの崖っぷちの山道をひたすら走ります。
ところどころにこんな絶景も。
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途中には美しい湖がいくつもあります。
トルコスタイルのグリルのレストランがあったりもします。
少し休憩しながらゆっくり行くのもありかもしれませんね。
ドブロブニクから行くなら
車で約3時間程の距離です。
荒々しい岩でできた山並みをくぐり抜けて辿り着きます。
ドブロブニクから来ると、街の雰囲気の違いに驚くこと間違いなしです。
モスタル観光 旧市街
モスタルの旧市街。
ここが、モスタルの一番の見どころです。
旧市街は、上の地図の「スタリ・モスト(古い橋)」近辺を歩いてみましょう。
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西側から旧市街に入るところがこんな感じ。
モスクが後ろに見えますね。
ボスニア・ヘルツェゴビナは、イスラム文化とヨーロッパ文化が交差する地域。
街にはたくさんのモスクや教会があり、一日に数回、アザーン(イスラム教のお祈り)と教会の鐘の音が聞こえてきます。
メインストリートの両側には、お土産屋さんが所狭しと並びます。
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どのお土産屋さんも眩しいくらいにカラフルです。
トルコの影響が強く、「トルコ風なもの」がたくさん並んでいます。
お土産物は、バラエティがなかなか豊かで、見ているだけでわくわくする光景です。
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猫もくつろいでます。
旧市街のどこを歩いても楽しく、アミューズメントパークのようにすら感じられます。
サラエボよりもお土産の種類が豊富です。
モスタルのお店では、サラエボマルク、ユーロ、クロアチアクナと3種類の通貨が利用されています。
現金しか利用できないお店が結構あって、現金を持ち合わせていなかったので本当に困りました…。
サラエボマルクを現金できちんと用意しておくことをおすすめします。
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旧市街から見下ろす周りの風景はこんな感じ。
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モスタルは地中海気候で太陽の光が強く、空が高く感じます。
おとぎ話の世界のような風景です。
モスタル観光 一番の見どころ、スタリ・モスト
モスタルといえば、ネトレヴァ川にかかる橋、「スタリ・モスト」です!
ユネスコ遺産として登録されています。
アーチ型の橋が本当に美しい…。
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一番初めのこの橋の建造は、1566年。
当時この地域を支配していた、オスマントルコ帝国により造られました。
この街の名前、「モスタル」も、この「モスト」から来ています。
スタリは「古い」、モストは、「橋」という意味。
1993年、内戦中に一度破壊されましたが、2004年にユネスコによって復元されています。
この橋は、旧市街の真ん中に位置していて、通り抜けることができますよ。
下を流れる川は、ネトレヴァ川といいます。
この写真の角度では濃い深緑に見えますが、通常はエメラルド色。
透明度の高い川で、泳ぐことも可能です。
夏には、この橋から下の川に飛び込むこともできます!
(勇気のある方は是非!川面からは24mです。)
モスタル観光 おすすめのレストラン
モスタルには、美味くて素敵なレストランがたくさんあります。
ここでは、2か所をご紹介します。
因みに、サラエボとは違い、モスタルではほとんどのレストランでアルコールが提供されています。
スタリ・モストがのぞめる絶景レストラン URBAN GRILL
今回、モスタルに行った際は、橋を望めるレストランを探しました。
そこで辿り着いたのが、こちらURBAN GRILL。↗
ご覧ください、この絶景!レストランのテラスからの風景です。
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この日は、ちょうど橋から飛び込むイベントが開催されていました。
そのため、橋の上にたくさんの人が集まっています。
このレストランの食事は、定番の肉料理チェバッピ(ミンチ肉ソーセージ)など、地元のグリル料理です。
ボスニア・ヘルツェゴビナに来たら、定番料理はチェバッピ(ミンチ肉ソーセージ)です。
チェバッピは、かなりスパイスの効いたミンチ肉をソーセージ型に丸め、グリルした料理です。
香ばしい匂いが食欲をそそる一品です。
冷たいピタにチェバッピと野菜を挟んで食べます。
この日は、私はグリルされた鶏肉料理を頂きました。
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味は、日本のB級グルメの味でした笑。
あまり期待しすぎず、カジュアルな味をご堪能ください。
この景色を望みながら飲むビールは最高でしたよ!!
Urban Grill
Mala Tepa bb, Mostar 88000
TEL: +38736552235
営業時間:8:00~23:00
川のせせらぎを楽しめるレストラン Hindin Han
ネトレヴァ川以外の支流の小さな川沿いにもたくさんのレストランがあります。
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その一つが、Hindin Han↗。
こちらのレストランでは、川を見下ろしながら食事をとることができます。
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こちらは、本格的なレストランで、グリルの香ばしさと素材のジューシーさが完璧でした!
奥は3種類の肉のグリルプレート。
手前は、シーフードサラダプレートです。
主にイカのグリルですね。
このサラダはシーフードとスパイスの香ばしさと、サラダの組み合わせが素晴らしいハーモニーでした。
驚いたのが、このボリュームを食べて、2人で3000円くらいだったこと!
モスタルは、物価がとても安いので、レストランなどで安心して食べたいものを好きなだけ注文することができます。
(一方で、現金しか受け付けないお店があるので、気を付けて下さい…。)
Hindin Han
Jusovina bb, Mostar 88000
TEL : +38736581054
営業時間: 9:00~0:00
モスタル観光 一押しの可愛らしいホテル Kriva Cuprija Hotel
モスタルでは色々なホテルに滞在したことがありますが、その中でも一押しなのが、この古城のような素敵なホテル。
Kriva Cuprija Hotel↗です。
(是非リンク先で美しいホテルの外観を見てみてください。)
小川が流れるすぐ上に位置していて、おとぎ話の世界の雰囲気が満点です!
まるで中世のお城のようです。
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部屋は、リノベーションされていて、モダン。
高級というよりも、ちょっとカジュアルですね。可愛らしい部屋でした。
朝食はビュッフェ形式。
かなりの種類の料理が取り揃えられていて、本当においしかったですよ。
周りの風景を見下ろすことのできるテラスで食べることができます。
ただ、一つ困ったのが…。
深夜になってもがんがんに響き渡る、外からのパーティーの音。
すぐ近くが街の中心なので、結構夜遅くまでクラブの音楽が聞こえていました。
自分達も夜中まで遊べるくらい元気だったら全く問題ありませんが、早く寝たい人はちょっと辛いかもしれません。
因みに、私達が行ったのは木曜日でした。
他の曜日はクラブはお休み、とかだったらいいんですけどね…。
Kriva Cuprija Hotel
Jusovina, Mostar 88000
モスタル観光 こんな考えさせられる光景も
ボスニア・ヘルツェゴビナといえば、まだ内戦のイメージを持っている方も多いかもしれません。
私も、そのイメージを持っていました。
今ではすっかり平和ですがね。
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一方で銃弾のカラでできたお土産なんかも売っていて、まだ戦争後から抜け出していない感じもあります。
街の至るところには、まだ紛争の傷跡が見られます。
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今はすっかり平和ですが、これらの戦争の跡を見ると、現在の平和な環境は努力して作られた奇跡的な状況なのだと実感させられます。
ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争と平和について興味のある方は、こちらもどうぞ。↓
モスタル観光♪ボスニアの美しい街モスタルの旧市街をお散歩 まとめ
モスタルは、サラエボから2時間ちょっとで行くことのできるボスニア・ヘルツェゴビナの美しい古都。
物価は安いし、見どころもたくさんある、観光し甲斐のある街です。
サラエボやクロアチアに行く予定があれば、立ち寄ってみてください。
半日でも十分楽しむことができます。
ボスニア・ヘルツェゴビナの旅は、英語が通じるところと通じない所があります。
ツアーを組んでくれる旅行会社を利用するとスムーズかもしれませんね。
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行かれたら、是非モスタルのおいしいグリル料理を楽しんで下さいね!
ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボについては、こちらをどうぞ。↓