片栗粉って何気に結構糖質が多いんだよね…。糖質オフにできる代用品はある?
こんな疑問に答えます。
題名のとおりですが、片栗粉の代用になる便利な食べ物は、糖質ゼロの「サイリウムハスク」です。
片栗粉は、日本の料理の多くに利用されています。衣やとろみづけなど、いろいろな用途で利用できますよね。
しかし、片栗粉の大さじ1杯あたりの糖質量は7.3gとなかなか多め。3食片栗粉を利用した場合や衣として利用した場合は、糖質を結構な量とることになります。
この記事では、この片栗粉の代用品になるサイリウムハスクについて深堀りしていきます。
片栗粉の代用って何?ケトジェニックダイエットで利用できるサイリウムハスク
片栗粉の代用として利用できるサイリウムハスクの糖質は、以下のとおりです。
大さじ1杯 | グラム数 | 糖質量 | カロリー |
片栗粉 | 9g | 7.3g | 29kcal |
サイリウムハスク | 10g | 0g | 0.59kcal |
なんと、サイリウムハスクの糖質は0g!安心して利用できますね。
そして、食物繊維が豊富であるため、腸の活動を活発にしてくれます。お腹の動きがにぶいときに少量摂取するだけで、腸が動き出すのを感じるほどですよ。
ちなみに、片栗粉はじゃがいものでんぷん質です。粉のまま加熱しないで食べれば「レジスタンススターチ」と呼ばれる食物繊維となります。
このレジスタンススターチは体内で水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方の効果をもち、健康効果が大きいとされています。
そのため、アメリカでは粉を水に溶かしてスムージーにしたりして食べている人もいます。
とはいえ、私たちが片栗粉を食べるときは、加熱した料理ですよね。加熱すると片栗粉は糖質として消化されます。レジスタンススターチとはなりません。
片栗粉の代用になるサイリウムとは?
サイリウムハスクとは、オオバコ科のブロンドサイリウムという植物の種の「外の皮」です。
サイリウムと聞くと、ちょっと科学的な名称に聞こえますが、「オオバコ」って、皆さんが小さい頃に草相撲すのに使っていた植物です。
サイリウムハスクには、以下の特徴があります。
サイリウムハスクの大きな特徴が、「食物繊維が多く含まれること」です。
食物繊維の意味もみてみましょう。食物繊維は、人間にとって大事な大事な栄養素の1つです。
含まれるもの:イヌリン・難消化性デキストリンなど
● 水で溶ける
● 粘着性またはサラサラの性質を持つ
● ビフィズス菌のエサになる
含まれるもの: 穀類や豆類、リンゴなど
● 水に溶けない
● 水分で膨らむ
● ビフィズス菌のエサになる
サイリウムハスクは、この水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を両方豊富に含み、熱を加えると粘り気が生じる片栗粉のような性質を持ちます。
ちなみに、冷たい水に加えるとダマになります。料理に一気に加えてもダマになりやすいので、パラパラと少しずつ利用するのがよく混ざるコツです。
片栗粉の代用品のサイリウムハスクの味と臭いは?
味と臭いには、以下のような意見があります。
一方で、レビューでは、味と臭いはとくに感じないという意見もあります。私個人としての感想としては、匂いは気になりません。
恐らく、ブランドによっても臭いや味を濃く感じるものがあるのかもしれません。
私個人の感想としては、味やにおいよりも麦っぽい感触と粘り気やダマになることが気になります。これは調理法によって完全に消えるのですが、何が気になる感触を消すもとなのか発見できていません。
サイリウムハスクを片栗粉の代用に→200mlに対し1gほど
サイリウムは、片栗粉と同量で利用すると材料が固くなりすぎます。
目安としては200mlの食材に対し1gほどです。通常の片栗粉の1/5くらいのイメージです。
1日の摂取目安は5g程度となっています。摂りすぎると消化器官に逆に問題を起こします。とりすぎには注意しましょう。
まとめ:片栗粉の代用としてサイリウムハスクを常備しよう
サイリウムハスクは、食物繊維が豊富で糖質ゼロ。ケトジェニックダイエット実践者にとっては最高の片栗粉代用品です。
片栗粉の代用としてサイリウムハスクを利用できるレシピも多く出てきています。
サイリウムハスクを試すと、その消化作用に驚きます。興味のある方はぜひお試しください。
オオバコダイエットは料理に使えます。